上戸彩『昼顔』より過激!「妻も夫も公認で不倫」を実験してみた結果…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
uetohiro_01_140724.jpg
テレビドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』オフィシャルサイトより

「わたしたちは、しるべのない深い森にふたりで足を踏み入れました」──いま、世間に賛否両論を巻き起こしている不倫ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)が、ついに今日25日に最終回を迎える。放送前は「上戸彩に不倫妻は似合わない」「どうせたんなるドロドロ系」と評判は芳しくなかったが、先週の放送では最高となる視聴率16.7%を記録。今期いちばんの話題作となった。

 高視聴率の理由には、セックスレスの妻・上戸が恋に落ちる、堅物の高校教師を演じる斎藤工のいかにも不器用で木訥とした雰囲気や、冒頭に紹介したような上戸のモノローグのロマンチックさも挙げられるが、既婚女性たちが大いに共感したのは、男遊びを繰り返すことで高圧的な夫から自分を守ってきた裕福な主婦を演じる吉瀬美智子の本音すぎる台詞にもあるだろう。

「結婚は平穏と引き換えに情熱を失うものだから」
「恋愛すれば、夫のパンツだって気前よく洗えるわ」
「どうして穏やかに笑っていられたかわかる? 不倫してたからよ」

 ──結婚生活は平穏だけど、退屈。同じような理由で夫も不倫に走ることも多いと思うが、社会現象となった『金曜日の妻たちへ』(1983年放送、TBS系)をはじめ、不倫をテーマにしたドラマで世間の注目を集めるのは、妻の“不貞”の物語ばかりだ。どれだけ時代を経ても、どんなに女性の肉食化がトピックになっても、妻の貞操がいかに重要視されているかということがよくわかる話でもある。

 しかし、こうした“不平等”に対して、「夫と同じように妻も不倫のパートナーをもったっていいじゃないか」と叫び、実践した人たちがいる。しかも、いまから40年も前に、だ。

 そのきっかけは、アメリカの社会学者オニール夫妻が提唱した“オープン・マリッジ”にある。1973年にふたりが書き上げた『オープン・マリッジ 新しい結婚生活』(河出書房新社、日本では75年に出版)は、アメリカで2年間に渡って連続ベストセラーとなるほど社会に大きなインパクトを与えた。まずは、その内容を紹介しよう。

 オニール夫妻が訴えたのは、当時(そしていまも続く)結婚のかたちは「閉鎖型」であるということだ。閉鎖型結婚というものは「自分では少しも気づかぬうちに、こっそりとすきをねらって、自分の自由と主体性を締め出しはじめ、やがて自分を結婚の奴隷にしてしまうのである」というのである。

 その具体例は多岐に及ぶ。一例が、妻が家事を担当するという役割の分担。これはいまも批判されていることだが、親類との付き合いも「結婚は夫と妻の間で行われるものだけでなく、全体の人間関係や義理のしがらみとの結びつきである」とオニール夫妻は言及。さらに、友人との付き合いを優先させることで夫婦間に生じる小さな不満も、「結婚した配偶者は相手だけに属し、他のだれにも属さない」という“非現実的な理想の上にできあがった所有観”だと本書は指摘する。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

脱常識の社会学 社会の読み方入門

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

上戸彩『昼顔』より過激!「妻も夫も公認で不倫」を実験してみた結果…のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。上戸彩不倫田岡 尼の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 れいわから出馬 水道橋博士が主張する「反スラップ訴訟法」の重要性!
2 葵つかさが「松潤とは終わった」と
3 町山、ロマン、水道橋、春日、豪の論戦
4 坂上忍『バイキング』打ち切りはフジ上層部による政権批判潰し
5 維新に反省なし!女性蔑視の石井議員は開き直り、松井代表は経歴詐称を擁護
6 自公維の「国民投票法改正案」に批判の声!小泉今日子も反対表明
7 ペジー社社長の財団が山口敬之の実家に
8 「報道の自由度ランキング」下落報道でNHKが政権忖度し削除した文言
9 岸田政権の“改憲”の本命「緊急事態条項」はこんなに危ない!
10 『女が嫌いな女』アンケートの噓を暴く
11 古舘伊知郎“最後の一刺し”がテレビ大賞
12 河瀬直美監督とNHKが五輪反対派をデタラメ攻撃!
13 大阪のオミクロン死者急増も松井市長はウザ絡みに夢中、水道橋博士に訴訟恫喝
14 痴漢しても中島裕翔のドラマは放送開始
15 川島なお美が近藤誠の診断を告発
16 朴槿恵と同じ!安倍も操られていた
17 水道橋博士を訴訟恫喝、松井市長が感染者入力を外注、委託料は言い値の1億円
18 ロシア入国禁止リストに“安倍元首相の名前なし”で「やっぱり」の声!
19 オリラジの吉本興業退所でマスコミが触れない松本人志をめぐる圧力
20 X JAPAN、TAIJIの死の謎
1「報道の自由度ランキング」下落報道でNHKが政権忖度し削除した文言
2自公維の「国民投票法改正案」に批判の声!小泉今日子も反対表明
3維新に反省なし!女性蔑視の石井議員は開き直り、松井代表は経歴詐称を擁護
4 れいわから出馬 水道橋博士が主張する「反スラップ訴訟法」の重要性!
5古市憲寿が政府のコロナ対策を検証する「有識者会議」入りで疑問の声
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄