新型肺炎で帰国者にチャーター機代8万円請求はまさに安倍首相の真骨頂! イラク人質事件でも「被害者に救出費用請求を」と主張

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

第二次安倍政権で加速する自己責任論 弱者バッシングで覆い隠される政権の失政

 そして、第二次安倍政権ではこの自己責任論が行くところまで行き着いた感すらある。2015年のISによる後藤健二さん・湯川遥菜さん拘束殺害事件や、シリアで行方不明になったジャーナリスト・安田純平氏が2018年に帰国した際にも、自己責任論によるバッシングが吹き荒れた。それだけでなく、非正規雇用のワーキングプアや生活保護受給者、シングルマザーなどの社会的弱者に対しても「自己責任だ」というのが正論であるかのように語られてきた。そして、今回の新型コロナウイルスをめぐる「8万円のチャーター機代」をめぐっても、やはり自己責任論が飛び出し、あげく官僚が“自己責任論バッシング”に萎縮し、保護される邦人の本人負担にしてしまっている。

 はっきり言って異常だろう。自己責任論はもともと、支配層にとって都合のよいロジックだ。本来、社会的・公共的に解決せねばならない問題を「個人の責任」に押し付けることで、不都合なことを隠蔽したり、対応をめぐる政府批判の隠れ蓑にできるからだ。事実、IS人質事件の際も、その直前に安倍首相がエジプトでの演説で「ISILの脅威を食い止めるために2億ドルを支援する」と宣言したことが事件につながったのではないかとの指摘が出ていたが、これも高まる自己責任論によってうやむやにされてしまった。

 自己責任論は、これを唱える人々自身にも降りかかってくる。今回の新型コロナウイルスでまたぞろ自己責任論が浮上していることによって、安倍政権の対応や対策を十分に検証できないような状況に陥る可能性があるだろう。そうなれば政府の思う壺だ。

「帰国したいのに帰国できない」という人が出ないよう、政府は8万円のチャーター機代請求をやめて、全額公金から支出すべきだし、わたしたちも、それが当たり前であるという認識をしっかりと持たねばならない。それこそが、百害あって一理なしの自己責任論を克服する第一歩になるのである。

最終更新:2020.01.30 10:49

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

新型肺炎で帰国者にチャーター機代8万円請求はまさに安倍首相の真骨頂! イラク人質事件でも「被害者に救出費用請求を」と主張のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。チャーター機安倍晋三新型コロナウイルス編集部自己責任論菅義偉邦人保護関連経費の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 萩生田政調会長に統一教会と“家族同然”!生稲晃子を連れて施設に
2 統一教会とズブズブ萩生田「政調会長」に批判殺到!一方、テレビは…
3 葵つかさが「松潤とは終わった」と
4 テレ朝で『モーニングショー』統一教会報道中止、ネット動画削除!
5 アムウェイにキラキラ女子が急増中!
6 自民党がネトサポに他党叩きを指南
7 維新応援団・野村弁護士が懲戒、橋下徹にも請求が
8 吉本芸人「ほんこん」のサムすぎるネトウヨぶり!
9 「こども庁」名称変更の裏に統一教会!安倍、山谷との関係を物語る内部文書
10 川島なお美が近藤誠の診断を告発
11 東京五輪「7人の戦犯」を徹底糾弾
12 デジタル庁初代大臣に平井卓也が居座り!オリパラアプリ業者との癒着
13 安倍元首相と統一教会の関係に田崎史郎、三浦瑠麗、橋下、東国原、古市らが…
14 五輪3兆円超え戦犯・森喜朗の重大疑惑
15 維新も統一教会とズブズブ!松井、馬場、音喜多、足立
16 安倍元首相と統一教会の直接的な関係が発覚!「桜を見る会」にも関係者
17 日本の恥!リオ閉会式で安倍が政治宣伝
18 統一教会と自民党の関係をごまかすメディア…民放は有田芳生に発言自粛を要求
19 JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
20 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
1テレ朝で『モーニングショー』統一教会報道中止、ネット動画削除!
2統一教会とズブズブ萩生田「政調会長」に批判殺到!一方、テレビは…
3萩生田政調会長に統一教会と“家族同然”!生稲晃子を連れて施設に
4岸田政権の副大臣・政務官「統一教会系20人」に杉田水脈が含まれないインチキ
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄