安倍政権の新型肺炎対応が杜撰すぎる! 帰国者を隔離用ホテルでまさかの「相部屋」強要、経過観察のための体温計も用意せず…

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安倍政権の新型肺炎対応が杜撰すぎる! 帰国者を隔離用ホテルでまさかの「相部屋」強要、経過観察のための体温計不足…の画像1
1月26日緊急会見を開いた安倍首相(安倍晋三Twitterより)


 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が懸念されるなか、唖然とするような政府の杜撰な対応が問題になっている。今月29日に第一便のチャーター機で中国・武漢から帰国した人のうち3人が新型コロナウイルスに感染していたことが昨日30日わかったが、そのうち2人は国が用意したホテルで「相部屋」を強要され、それぞれがほかの帰国した人と同じ部屋に宿泊していたというのだ。

 第一便のチャーター機で帰国した人は206人いたが、そのうち経過観察のためホテルへの一時滞在を選んだ人は191人いた。だが、政府はそもそも帰国者のための部屋を140部屋しか用意していなかったのである。

 帰国者の証言によると、政府は千葉県の「勝浦ホテル三日月」を用意したが、厚労省の担当者が部屋数が不足しているとして「相部屋で泊まってくれる人がいないか」と要請。帰国者のあいだからは「“隔離”という名目で来ているのに同じ部屋になるのは意味ないんじゃないか」「それはおかしいんじゃないか」と批判が起こったが、厚労省の担当者は「ご協力お願いします」と言うだけ。この政府の対応に帰国者の怒号が飛び交ったという。

 帰国者たちが怒るのは当たり前だ。帰国者が206人いるのだから、念のためその人数と同じかそれ以上の部屋を確保しておくのが普通の対応だ。しかも、経過観察のためにホテルへの一時滞在を選んだのに、あろうことか相部屋で過ごさせるとは、いらぬ感染拡大を招く可能性がある行為だ。

 そして、実際に相部屋を強要された人のなかに感染が確認されるという、誰もが懸念していたことが起こってしまった。政府は感染した人と同部屋だった人を「濃厚接触者」として経過観察をつづけるというが、普通の対応をおこなっていたならば起こらなかった無用な不安や心配を帰国者に与えてしまったことの責任を、政府はどうやってとるというのか。

 しかも、政府はびっくりするようなことまで言ってのけた。感染が確認されたホテル滞在者の2人は症状がなかったというが、厚労省の担当者は30日におこなわれた会見で「症状がない人にもウイルスが含まれていることは想定していなかった」と述べたのだ。中国では症状が見られない患者が確認されたとして、すでに注意が呼びかけられていたのに、である。

 その上、会見に同席していた地域医療機能推進機構の尾身茂理事長は「(無症状でも)ほかの人に感染する可能性は否定できないし、可能性はあり得る」と指摘したのに対し、厚労省結核感染症課の日下英司課長は「現段階で無症状の人から感染が拡大することを決定づけるのは時期尚早」などと発言。無症状でも感染の可能性があるのに相部屋で帰国者を過ごさせたことの責任から逃れようとしているのではないかとみられても不思議はないだろう。

 しかし、政府の準備や対応策は十分なのかという懸念は、最初からあったものだ。

 そもそも、安倍首相が26日、日曜にわざわざ緊急会見を開き、武漢に在留する日本人を帰国させるチャーター機を手配する方針だと打ち出したが、これは他国の動きに遅れないよう急遽決定したもの。「あらゆる手段を追求して希望者全員を帰国させる」などと勇ましく宣言したが、結果はこの有様で、感染可能性がある人を「相部屋で経過観察する」という信じがたい暴挙にまで出たのだ。

 この「相部屋」問題はまったくの論外だが、政府対応の杜撰さはこれだけではない。

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