伊藤美誠、白井健三、池江璃花子…五輪選手の親はみんな“毒親”なのか? 感動物語の裏で虐待スレスレの英才教育

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
itoumima_160820.jpg
五輪卓球女子団体で銅メダルを獲得した伊藤美誠選手(スターツグループホームページより)


 日本選手たちの期待以上の活躍、メダルラッシュに、日本中が湧き返っているリオ五輪。マスコミも五輪一色で、朝から晩まで感動物語を伝え続けている。

 その盛り上がりに水をさすつもりはないが、一方で、どうしても違和感がぬぐえないのが、メダリストが誕生するたびに報じられるあの“親と子の絆”の話題だ。「5歳の頃から父親が徹底的に鍛え上げてきた」「小学生の頃から母親と二人三脚で夢に向かってきた」……親による英才教育エピソードがやたら美談として垂れ流されているのを見ていると、思わず「大丈夫かよ」とつぶやいてしまいたくなるのだ。

 たしかに、リオでメダルを取ったり活躍をしている選手は、親が小さい頃からつきっきりで英才教育をしていたケースが多い。体操の内村航平、卓球の福原愛、レスリングの吉田沙保里、重量挙げの三宅宏美など、五輪の常連選手はもちろん、今大会ではじめて注目されたニューフェイスもほとんどがそうだ。

 たとえば、15歳で卓球女子団体の代表選手に選ばれ、銅メダルを取った伊藤美誠選手は、元実業団選手だった母親が妊娠中から胎教で卓球の試合実況中継を聞かせ、3歳の頃から毎日7時間ものスパルタ訓練をさせていたという。

 16歳という若さで6位入賞の快挙となった水泳の池江璃花子選手も、元陸上選手だった母親から徹底的な幼児英才教育を受けてきたことで有名だ。0歳から運動能力向上のためうんていにぶら下げ、2歳には逆上がりができるようになった。

 女子レスリング63キロ級で金メダルをとった川井梨紗子選手は、両親とも競技経験者でレスリング選手という一家だ。とくに母親は全日本で優勝経験もあり現役時代五輪を目指したが、当時、レスリングは正式種目ではなかった。川井は小学2年生のときから母のその思いを引き継いだというエピソードが大々的に報じられた。

 体操男子団体で金メダル、種目別で銅メダルを獲った若手のホープ・白井健三選手も両親が元体操選手で父親はジュニア体操クラブを運営していた。幼少期に特注のトランポリンをつくり、両親と二人三脚でひねりの才能を開花させたというエピソードが紹介されていた。

 また、体操に関しては、今回のリオ五輪に出場した団体選手5人のうち実に4人は実家が体操教室を営んでおり、同じように幼い頃から英才教育を受けていたという。

 とにかくどの選手も、「小さい頃から親と……」のオンパレード。親が同じ競技種目をやっていた元アスリートで、徹底した英才教育を行っていたケースもかなりある。

 でもこれって、本当に美談として賞賛されるような話なのだろうか。むしろ「3歳の頃から毎日7時間トレーニング」とか「0歳から運動能力向上のためにうんていをさせる」とか、一歩間違えば“毒親による幼児虐待”ではないのか。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

伊藤美誠、白井健三、池江璃花子…五輪選手の親はみんな“毒親”なのか? 感動物語の裏で虐待スレスレの英才教育のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。エンジョウトオル五輪の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍首相がトランプ接待で「大相撲の伝統」破壊
2 安倍首相がTOKIOに続き大泉洋、高畑充希と会食PR
3 指原莉乃が山口真帆の卒業公演の視察に同伴した男!
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
6 部落差別問題で長谷川豊と維新が露呈したトンデモぶり
7 マツコ「安倍首相は馬鹿」にネトウヨが
8 秋篠宮家の料理番がブラック告発
9 安倍首相が新天皇に内奏の夜、「ドアまで送ってくれた」と自慢
10 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
11 佐藤浩市がテレビの右傾化に危機感表明
12 安倍が拉致問題国民大集会を「公務」理由に中座、自宅へ!
13 読売が出会い系通い記事批判に失笑反論
14 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
15 丸山穂高「戦争」発言で長谷川豊、百田尚樹がマスコミを批判
16 つんく♂が秋元のメンバー差別に
17 長谷川豊が「プロ、犯罪の」と部落差別発言
18 韓国K-POPスキャンダルをめぐるヘイトとご都合主義
19 見城徹社長が騒動渦中、首相公邸で安倍首相と会食!?
20 『報ステ』がまた政権批判アナ排除
1国民健康保険料が大幅値上げ、年間10万円増額も
2安倍首相と省庁幹部の面談記録ゼロ!安倍政権“公文書破壊”の実態
3石野卓球がワイドショーに勝利した理由
4忖度道路めぐり安倍の直接指示の新事実が
5安倍首相が「桜を見る会」に『虎ノ門ニュース』一行を堂々招待
6安倍が“忖度道路”の要望書を提出、山陰自動車道でも利益誘導
7上野千鶴子「東大祝辞」へのワイドショーコメントが酷い!
8 塚田「忖度」発言は事実! 麻生利益誘導の疑惑
9イチローに国民栄誉賞を断られ安倍政権が赤っ恥
10野党議員をデマ攻撃「政治知新」の兄・自民党県議を直撃!
11NHKで国谷裕子を降板に追い込んだ人物が専務理事に復帰
12維新勝利で橋下徹が「反対した年配の人が死んじゃった」
13中村文則が安倍政権批判に踏み込む理由
14 『あさイチ』の「中高生に韓国が人気」企画炎上の異常
15 安倍首相「桜を見る会」招待状が8万円で売買との報道!
16菅官房長官「令和おじさん」人気の正体!
17ゴーン逮捕“国策捜査説”を裏付ける経産省メール
18「あつまれ!げんしりょくむら」以外も…原子力ムラの醜悪SNS戦略
19衆院補選で安倍自民党が大惨敗の予想が!
20 ピエール瀧出演の『麻雀放浪記2020』に“安倍政権への皮肉”

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄