伊藤美誠、白井健三、池江璃花子…五輪選手の親はみんな“毒親”なのか? 感動物語の裏で虐待スレスレの英才教育

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 実際、これはスポーツの問題だけではない。格差の拡大と競争の激化によって、勉強や芸術、文化といった分野でも、家庭が裕福で小さい頃から英才教育を受けているものだけが成功できるという状況が起きている。貧困家庭やシングルマザーやシングルファザー家庭の子どもは、たとえ才能があってもそれを開花させるチャンスさえ与えられない。一方で、富裕層の教育はどんどん過熱して、信じられないような年齢からエリート教育を受けさせるようになっている。

 つまり、今、オリンピックが英才教育を受けている者たちに独占されているのも、こうした格差社会の結果なのだ。

 ところが、マスコミはこうした状況を批判するどことか、“親子感動物語”を垂れ流すことで、逆に、格差を煽り、歪な“英才教育”をエスカレートさせる役割を演じている。

 メダル獲得に喜ぶな、とは言わないが、一方で、こうした教育や社会構造の問題に深い洞察の目を向ける報道もあって良いと思うのだが、今の日本のマスコミにそれを望むのはやはり無理なのだろうか。
(エンジョウトオル)

最終更新:2016.08.20 06:15

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