能年玲奈の母親が“洗脳・引退”バッシングに反撃! BPO申し立てで大手芸能プロと癒着しウソを垂れ流すテレビ局の実態にメスが

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能年玲奈オフィシャルファンクラブ「くるぶし。」公式サイトより


「引退も洗脳も噓」「報道リンチ、本当に酷い」「玲奈が弱いものいじめに遭っている」

 再燃している能年玲奈バッシング報道について、他でもない能年玲奈の母親が「週刊文春」(文藝春秋)2016年6月9日号(リンク)に登場。真っ向からこんな反論を口にした。

 周知のように、この間、能年玲奈をめぐっては、独立したいとする能年に対し、所属事務所・レプロエンタテインメントが徹底的に仕事を干し上げ、飼い殺し。芸能マスコミを使って「演出家・演技トレーナーの滝沢充子氏に能年が「洗脳」されている」という情報をリーク。レプロは“芸能界のドン”バーニングプロの周防郁雄社長がバックについていることから、芸能マスコミも、その情報に乗っかって、能年に対するバッシング報道を繰り広げてきた。

 しかし、能年側がこれに屈することなく、あくまで独立の姿勢をつらぬくと、契約切れのこのタイミングで、マスコミは新たに「能年、引退へ」というバッシング報道を展開し始めたのだ。

 口火を切ったのは「週刊女性」(主婦と生活社)6月7日号。「能年玲奈、引退へ」と打ち、演技指導の滝沢氏の“洗脳”によりマネージャーに罵詈雑言を浴びせるなど能年の態度が変化。事務所が新しい仕事を入れようとしても拒否するなど暴走、いまも滝沢氏と同居しており、洗脳状態にある……などと能年側の非を一方的に書き立て、あげく事務所は法的手段も検討していると脅しをかけた。

 そして、この「週女」の報道を受け、スポーツ紙、ワイドショーは一斉に能年バッシングを展開したのだ。

 本サイトでも既報のとおり、5月24日放送の『ミヤネ屋』(読売テレビ)でも、宮根誠司が「芸能界はもちろんなんですけども、他の一般の会社にしてもそうですけども、事務所に内緒で自分で事務所を無断で作るというのは、これはひとつのルール違反ではありますよね。おそらく契約もあるでしょうし」と、ヤクザまがいの“芸能界の論理”を盾に能年を批判した。

 さらにひどかったのが『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)だ。先述の「週刊女性」の記者を登場させ、能年と滝沢氏の現在の関係についてこう解説してみせた。

「演出家の女性といま一緒に暮らしていまして、生活も、本当に仕事をこういう風に受ける受けないみたいなのも、どうも演出家の女性の言うことを聞いていると。我々の取材によると、能年さんの親も娘さんのことを心配して、『大丈夫なのか』と。『本当に一緒にいていいのか』みたいなことを説得したようなんですけども、彼女としては親の言うことも聞かないというか、そういうことにも耳を貸さず、現在も一緒に演出家の女性と生活しているって感じですね」

 しかし、能年の母親は今回の「文春」記事で、この『グッディ!』の報道、そのもとになった「週刊女性」の記事について、「全くのウソ」と反論した。

「玲奈が親の反対にも耳を傾けないで女性演出家と一緒にいるとかいう話。反対どころか『全然。大賛成やけど』って思いながら見ていました」
「そもそも『週刊女性』の人から今回取材は受けていないですし、どうしてこんなことを言われるのか、分からないですね。まず私は、玲奈が事務所を離れたいと思うならその気持ちを尊重したい。現に玲奈とはちゃんと連絡が取れています」

 また、能年が滝沢氏と同居しているとの報道についても、「玲奈はマンションで一人暮らしをしています。滝沢さんにはご自宅もありますし、同居なんてとんでもない」としたうえで、能年が滝沢氏に洗脳されているという報道を、こう否定した。

「(滝沢さんの言いなりで、新しい仕事を能年が拒否したというのは)そんなことないと思います。だって自分が一番、演技の仕事をしたいのにね。前に『絶対に玲奈は洗脳されへん。支配されるのは嫌いやもん』って言ってました」

 さらに、報道リンチのような状況ですが、という記者の問いかけに、母親としてのこんな思いを口にしたのだ。

「本当に酷い。関西ローカルの番組でも、好き放題言われてます。玲奈が弱いものいじめに遭っているように見えて、でもどうにも助けてあげられへんのが可哀そうで」

 独立騒動によるバッシングを受けている芸能人の母親がインタビューに応え、ここまで毅然と反論するというのは異例だが、だとすると注目は、これまでレプロ側のリークに乗っかってさんざん一方的な能年バッシングをやってきたワイドショーがいったいどう反応するのか、だろう。

 しかし昨日、つまり「文春」発売日のテレビをチェックしたところ、『グッディ!』『ミヤネ屋』はもちろん、『スッキリ!!』も『とくダネ!』も『ひるおび!』も『白熱ライブビビット』も、1秒たりともこの話題を放映しなかった。

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