安倍首相の改憲キャンペーン本格化で、松本人志、小籔千豊らお笑い芸人がPR役に? “改憲煽動芸人”を予想

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

AbemaTVで護憲派をなじりたおしていた小籔千豊

 同じく吉本芸人で、情報番組などに多数出演している小籔千豊も“改憲扇動芸人”の最右翼だ。小籔といえば、産経新聞社の月刊誌「正論」からもラブコールを送られるなど、近年、“右寄りタレント”として存在感を発揮。安保法制について反対デモを批判するコメントや、安倍政権に丸ノリした中国脅威論を連発するなど政権擁護のみならず、リベラル派のバッシングを散々展開してきた。

 実際、2017年の『Abema Prime』(AbemaTV)で安倍応援団の有本香氏、“ネトウヨアナウンサー”こと小松靖アナと安全保障の強化や諜報機関の必要性についてトークした際には、護憲派をなじりたおすお得意のやり口を披露している。番組で小籔は、護憲派は「平和になったのは自衛隊があったからじゃない、憲法9条があったからだ」と主張しているとして、当時の北朝鮮情勢の緊迫を念頭に、こんなセリフを執拗に吐き続けた。

「いまも憲法9条ある。それで戦争ないんかなって思ったら、ついこの間の4月に戦争なるかもっていいました。あれ? 憲法9条あるのに戦争なるかもってみんな言ってる。あれ? 前、憲法9条あったら戦争ならへんって言い切ってた人、あれ? 戦争なるかもて今言うてるけどそれどっち? ということは憲法9条あっても戦争になることはあったし、今までたまたま(なかっただけ)。じゃあ世界中見ると、軍隊持ってるけど戦争してへん国っていっぱいあるよな」

 ようするに、“護憲派はお花畑だ”と印象付ける典型的なレッテル貼りだ。小籔が悪質なのは、こうして勝手に護憲派の主張を極端に設定し、それを批判することで“現実派の俺カッコイイ”みたいな感じに振る舞うことである。だが、この男の言っていることは、実際には“現実派”でも“遅れてきた頑固オヤジ”でもなんでもなく、ただの浅薄なネトウヨ思想の開陳だ。

 事実、過去には“戦中の教育勅語は何も悪くない”“民主主義よりライトな独裁のほうがいい”という趣旨の主張をぶってきた。これからも当たり前のように、憲法9条を骨抜きにして自衛隊を軍と位置付ける安倍改憲をどんどん援護射撃していくだろう。

 もちろん、こうした芸人は松本や小籔だけではない。というか、彼らほど直接的には言わないが、たとえば千原せいじやほんこん、ブラックマヨネーズの吉田敬、ロザンの宇治原史規など、テレビで安倍政権を擁護したり、リベラル派を攻撃してきた吉本芸人は枚挙にいとまがない。

 そもそも、吉本興業という企業じたいが、安倍政権や改憲派政党と同調的な動きをしてきたことも見逃せない。たとえば2017年夏、国会が共謀罪で揺れるなか、吉本が担当省庁である法務省のPRを請け負って所属芸人を大量投入、同省を紹介するというプロジェクトを立ち上げたことがあった。同年7月のお披露目会見では、西川きよし、ワッキー(ペナルティ)、川田広樹(ガレッジセール)といった吉本芸人たちが集結。国会答弁で大きな批判を浴びた当時の金田勝年法相も出席し「一流の芸人さんのおかげで、素晴らしい出来栄えになった」などと胸を張った。

 また2016年には公益社団法人日本青年会議所(日本JC)と包括提携を締結している。JCといえば、Twitter上でネトウヨ丸出しの暴言を連発する「宇予くん」なるキャラクターや、芸人のブルゾンちえみを模したキャラクターが「新しい男(憲法)作りたくない?」などと喧伝する憲法改正ウェブ漫画などのトンデモ改憲運動が炎上したことも記憶に新しいが、安倍政権やその周辺極右の政策をなぞる政治運動団体と化している組織。吉本は、このJCとも地域イベントで協力するなど関係を深めている。

 空気を読むのに長けた芸人たちは、権力に迎合する傾向が強いがゆえに、「会社がPRやっているんだから、批判は控えておこう」という意識が働いたとしてもいささかも不思議ではない。しかも松本人志のダウンタウンは、松井一郎大阪府知事が安倍政権とがっちり組んだ大阪万博の「誘致アンバサダー」も務めた。周知のとおり、日本維新の会もまた改憲勢力の一角を担う政党だ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

安倍首相の改憲キャンペーン本格化で、松本人志、小籔千豊らお笑い芸人がPR役に? “改憲煽動芸人”を予想のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。吉本興業安倍政権小藪千豊改憲松本人志編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 駐豪大使が「旭日旗が見られて喜ばしい」とツイート、豪でも批判が殺到!
2 共産党議員の不可解書類送検の裏に安倍の元秘書官の埼玉県警本部長就任
3 葵つかさが「松潤とは終わった」と
4 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
5 防衛省が予算増PRのためインフルエンサー100人に接触計画、一体誰が?
6 高市早苗の最側近は「生産性がない」杉田水脈でテレビ局にも同行!
7 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
8 八代の共産党攻撃の根拠「公安調査庁」がまるで共産党PRの“失笑”報告書
9 安倍晋三が「統一教会」イベントでトランプと演説!同性婚や夫婦別姓を攻撃
10 八代の降板なし『ひるおび!』のダブスタ 室井佑月と上地雄輔で対応の差
11 倉持仁院長の総裁選をめぐる正論に橋下徹やネトウヨがいちゃもん
12 高市推薦、自民党ヒトラー本が怖すぎ
13 高市早苗が右翼隠しに躍起! 反ワクチン極右活動家が高市支持デモ計画も
14 河野太郎に実は「コロナわかってない」説! 今頃、パルスオキシメーター解説
15 室井佑月の『ひるおび!』降板で麻木久仁子が滝川クリステルに疑問
16 総裁選に騙されるな、政府のコロナ対策の酷さは全く変わってない! 
17 「詩織さん全面勝訴」で証明された警察と検察のおかしさ! 
18 乃木坂46橋本奈々未が背負った貧困
19 八代英輝弁護士が「共産党は党綱領に暴力的革命」とデマ、維新の政治家も丸乗り!
20 自民党がネトサポに他党叩きを指南
1安倍晋三が「統一教会」イベントでトランプと演説!同性婚や夫婦別姓を攻撃
2山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
3八代英輝弁護士が「共産党は党綱領に暴力的革命」とデマ、維新の政治家も丸乗り!
4八代の降板なし『ひるおび!』のダブスタ 室井佑月と上地雄輔で対応の差
5八代の共産党攻撃の根拠「公安調査庁」がまるで共産党PRの“失笑”報告書
6総裁選に騙されるな、政府のコロナ対策の酷さは全く変わってない! 
7 共産党議員の不可解書類送検の裏に安倍の元秘書官の埼玉県警本部長就任
8河野太郎に実は「コロナわかってない」説! 今頃、パルスオキシメーター解説
9高市早苗が右翼隠しに躍起! 反ワクチン極右活動家が高市支持デモ計画も
10 森友再調査問われ河野、岸田が呆れた忖度発言! 高市は桜で大嘘
11倉持仁院長の総裁選をめぐる正論に橋下徹やネトウヨがいちゃもん
12高市早苗の最側近は「生産性がない」杉田水脈でテレビ局にも同行!
13 防衛省が予算増PRのためインフルエンサー100人に接触計画、一体誰が?
14駐豪大使が「旭日旗が見られて喜ばしい」とツイート、豪でも批判が殺到!
15DHCテレビが敗訴判決!辛淑玉が語る「犬笛によるヘイト」と判決 
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄