安倍首相の改憲キャンペーン本格化で、松本人志、小籔千豊らお笑い芸人がPR役に? “改憲煽動芸人”を予想

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『ワイドナショー』HP(フジテレビ)より


 正月三が日、テレビではいつものごとく、お笑い芸人たちが初笑いを振りまいた。だが、2019年から2020年にかけては、こうした芸人やタレントたちが“お笑い”でなく、“改憲派の広告塔”として活躍するかもしれない。

 断っておくが、これは、冗談でも考えすぎでもない。安倍首相はきょう6日にも「2020年の改憲憲法施行を目標とする気持ちはかわらない」と意欲を示した。おそらく安倍政権は、秋の発議、来年早々の国民投票というスケジュールを強行するために、今年はマスコミを使って「やっぱり改憲は必要だ」という大々的なキャンペーンを仕掛けてくるだろう。

 そのなかで、先兵役になりそうなのが、ほかでもないお笑い芸人たちだ。第二次安倍政権以降、官邸や自民党、安倍応援団のネトウヨからの抗議や圧力を恐れて、テレビ局では情報番組から政権に批判的なキャスターや、リベラルなコメンテータがどんどん排除され、社会問題や政治の話題を扱うワイドショーのコメンテーター枠を、“空気を読む”ことに長けた芸人やタレントばかりが占めるようになった。

しかも、こうした芸人のなかには、“空気を読んだ”結果、ゴリゴリの右派思想に丸乗りして、露骨な安倍政権擁護や改憲主張を繰り返しているものが多い。

 これから安倍政権の“改憲”キャンペーンが始まれば、こうした“改憲派芸人”が率先してPRを展開する可能性は非常に高い。

 その筆頭が松本人志だ。周知の通り『ワイドナショー』(フジテレビ)での発言が即座にネットニュースになるなど、社会的影響力の大きい大物芸人。同番組で安倍首相をゲスト出演させたり、安倍政権のスキャンダルのフォローを連発し、安倍首相と会食までしていた仲なのは改めて言うまでもない。

 しかも、松本は以前も改憲に前向きな発言をしたことがある。『ワイドナショー』で加計問題について「脇見運転みたいなもの」「安倍首相のやってることを全部間違いだというのはおかしい」などと擁護したあと、「やっぱり憲法はある程度考え直さなあかん時期に来てるとは思うしね」と発言。改憲のために不正を見逃せと言わんばかりの主張をした。他にも、安保法制の違憲性などが問題になるなか「本当にこのままでいいと思っているのであれば、完全に平和ボケ」「憲法9条は日本を守ったかも知らんけど、言い方変えたら(他国に)なめられてる」などと、護憲派を攻撃したこともあった。

『ワイドナショー』では松本好みの保守的スタンスのコメンテーターが重用されがちだが、安倍政権が改憲に本腰を入れれば、『ワイドナショー』の出演者が改憲派コメンテーター一色になり、番組全体が改憲一色になる可能性も十分考えられるだろう。

 しかも、松本が恐ろしいのは、“吉本の王様”という立ち位置にいることだろう。芸能界、とりわけお笑い界では松本批判はタブー化しているため、松本が一言、「安倍さんの改憲は正しいと思う」などとストレートに発言すれば、ほとんどの吉本芸人が忖度してしまう。松本自身は憲法にかんする深い知見など持っていないが、誰も反対意見を言えないまま、松本の言うことが「正論」として流通してしまう

 そいう意味で、松本は安倍政権にとって最大の“改憲インフルエンサー”になる可能性が高いといっていいだろう。

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