『バケモノの子』はショタ萌え映画か? 細田守監督の“ショタ愛”を検証してみた

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「とはいえ少年を主人公にしたそういう作品は今はなかなか企画が通りづらくて、僕も結局少女を主人公にして『時をかける少女』を作ったんですが……」

 それでも細田監督の少年ものへの思いはかなり強いものだったらしく、同誌でプロデューサーの丸山正雄も「『サマーウォーズ』で女の子を主人公にしろと指示したのに、女の子に加えて無理やり男の子を出してきて」と語っている。

 さらに、「キネマ旬報」(キネマ旬報社)2015年7月下旬号では、『バケモノの子』の作画監督である山下高明が今作では細田監督が「男ものをやりたいとか言ってた感じもありました」と話しているし、17歳になった九太が渋谷に戻って出会うヒロインの楓も、同い年くらいの男の子になる案もあったという。

 なかには、「細田監督のショタ趣味は宮崎駿コンプレックスをこじらせたせいで、宮崎のロリに対抗し、ショタを追求しているのでは」などという説もあるが、決してそれだけの理由とは思えないほどのこだわりがある。

 たとえば今回、少年期の九太を演じた宮崎あおいは、初の少年役で不安になり、監督に聞いてみたそうだが、それに対する細田監督の答えがこれだ。

「女性が演じることでの艶っぽさみたいなものも出ていて、いいと思います」(前述「SWITCH」Vol.33)

 いや、そもそも少年キャラに求めるものが艶っぽさなのか?と不思議に思うが、じつは『サマーウォーズ』で佳主馬を演じる谷村美月にも「基本的にはそのままでいいんだよ」とアドバイスしていたという。少年役に、谷村美月や宮﨑あおいといった女優を起用するのにも監督のこだわりがあることがうかがえる。

 さらに、『サマーウォーズ』で念願の男の子を描いた際、細田監督は少年の魅力ついて、もっと本音らしきことも口にしている。季刊「エス」(飛鳥新社)VOL.39 2012年6月号のインタビューでのことだ。

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