売春、シニア婚活パーティ、ストーカー…年老いても“性”に振り回される高齢者の悲哀

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 一方、高齢男性をターゲットにして金を稼ぐ“後妻業”ばりの女性もいる。3000万円ものカネを貢がせたのは68歳で離婚歴2回の吉川輝子さん(仮名)。しかも、体の関係はナシで、だ。きっかけは6年前。腰の手術で入院した際、病棟で一回り年上の男性と親しくなった。相手はバツイチで子供とも疎遠。輝子さんに入れあげてしまい、先に退院してからは足しげくプレゼント持参で見舞いに来るようになったという。 「モノなんていくらもらっても、この歳になると嬉しくなんかないのよ。好みでもないノーブランドのバッグなんて、転売もできずにゴミになるだけ。年を取るほど先立つものしか必要じゃないし、欲しくなくなる。だから『商品代金の分、いくらかでも現金の方が嬉しいわ』って本音を漏らしたのね」  すると翌日には現金10万円入りの封筒を渡されたのだ。 「大喜びよ!貯金を切り崩す生活だったから、『ものすごく助かるわぁ』って、思わず涙ぐんじゃったのよねぇ」  元生保レディの輝子さん、マメな電話やメールでのやり取りもお手のものらしく、こんなテクニックを同書で披露している。 「とにかく、いい気分にさせるのよ。上手に話を聞いて、認めて、褒めて、『あなたはほかの男性とは違う』と、自尊心をくすぐるの。そして、たまには母親のようにして少しだけ叱ってあげる。若い娘のように、わざとスネてみせる。あとは多少の手料理で十分よ」と、テクニックを披露。「小金を抱えて使い道のないジイさんなんて、ごまんといるのよ。ちょっとの笑顔で10万、20万出すのなんて屁にもならない。100万や200万なら『仕方ない』で済む相手だってね。少し痛い目を見ても、男は見栄っ張りだから決して自分が『騙された』とは思いたくないのよ。そのさじ加減、欲張り過ぎずに恨まれない程度の金額の見極めが肝心」  このコメントを読んでいると、逆に寂しい高齢男性が世に溢れている現状が見えてくる。1万件におよぶ死後の整理に関わってきた遺品整理専門会社「キーパーズ」代表の吉田太一氏によれば、孤立死の多くが男性だという。 「多くの中高年男性にとって、離婚や死別による伴侶との別れは、文字通り生命線を断たれるのと同じ。なかでも今の60〜70代は高度経済成長期にがむしゃらに働いてきた世代で、プライベートに費やした時間が乏しい。家事や子育ては専業主婦の妻任せで、子供との繋がりも薄く、仕事以外での社会性が培われていない場合が少なくない」(吉田氏)    男性が年老いてなお、女性を求めている背景には、前述した性欲ももちろんあるだろうが、一番大きいのはこうした孤独への恐怖ではないだろうか。前述の婚活パーティでも、男性の参加者には「女が生活の面倒を見て当たり前」という意識が根強いと作者は分析している。

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