売春、シニア婚活パーティ、ストーカー…年老いても“性”に振り回される高齢者の悲哀

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
roujinurashakai_01_150514.jpg
『老人たちの裏社会』(宝島社)

 65歳以上の高齢者の人口増加が止まらない。2013年には団塊世代の中心である昭和23年生まれが高齢者の仲間入りをし、日本の4人に1人が高齢者、という老人大国になった。また、昨年7月に厚生労働省が発表した2013年における日本の平均寿命は、男性が80.21歳、女性が86.61歳と、初めて男性が80歳越えをした。  現代日本では高齢者の仲間入りをしてからも人生はまだまだ続くのだ。そんな高齢者たちの、あまり報道されない裏の部分を取材したのが『老人たちの裏社会』(新郷由起/宝島社)だ。  万引き常習、DV、暴行事件、孤立死……。さらに、同書には、老いてもなお衰えることのない性欲を持て余す高齢者たちの姿も描かれている。たとえば、それが現れているのが、婚活パーティ。パートナーに先立たれた高齢者が低予算で気軽に異性と出会えるパーティは自治体や民間が主催して各地で開催されているが、セックス目的の参加も少なくないらしい。

 とくに男性はその傾向が強く、作者が潜入したシニア婚活パーティは、女性は50代半ばから60代が中心、男性陣で60〜70代だったが、「夫婦生活は極めて重要」と話す男性が非常に多かったという。一方、女性の側は「60過ぎたらアッチの方は考えないわよ」という意見も多く、すれ違いが生じているケースも少なくないらしい。参加者の中にはこんな体験談を語る女性たちもいたという。 「二度目の食事の後で『二人だけになれる所へ行きましょう』と誘われたけど、『もう少し飲んでいたい』とやんわり断ったら、サッサとお勘定して出て行っちゃってそれっきり。結局、男はいくつになってもカラダ目当てなのかしら」(64歳女性)  もっとも、女性のなかにも年老いてセックスの歓びに目覚めたケースはある。本書には62歳でホテヘル嬢デビューを果たした女性も登場する。小柄で細身の小池美幸さん(63・仮名)。15年近くセックスレスの夫は、近年、病が進行し、下半身が不自由に。そんなある日、ふと手に取った女性誌のセックス特集を読んで、カーッと体が火照り出した。 「ものすごく久しぶりの感覚で、自慰までしてしまった。我に返ってから『このまま、主人しか知らずに女の人生を終わりたくない!』との気持ちがお腹の底から湧いてきたんです」(美幸さん)  その勢いに任せ、広告ページに載っていた風俗店に電話をかけて、初勤務へと至る。温和な上得意客に当たり、不安も吹っ切れた。最近は週に1〜2回、夫のデイサービス利用の合間に「女を取り戻している」そうだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

老人たちの裏社会

  • amazonの詳細ページへ
  • 楽天ブックスの詳細ページへ
  • Yahoo! ショッピングの詳細ページへ
  • セブンネットショッピングの詳細ページへ

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

売春、シニア婚活パーティ、ストーカー…年老いても“性”に振り回される高齢者の悲哀のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。老人高橋ユキの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍首相が地元でも「桜を見る会前夜祭」と同じ有権者買収か!
2 『スシローと不愉快な仲間たち』8 安倍政権御用コメンテーター養成講座
3 新型コロナウイルスに乗じ“中国人ヘイト”が跋扈! 百田尚樹、高須克弥も
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 田崎史郎が河井案里問題で“安倍首相は無関係”を主張も自滅
6 TBS宇垣アナが夫婦別姓反対派を一蹴
7 立川志らくが古典落語で「日本人かてめえ」ヘイト、反論も酷い
8 田崎史郎「桜を見る会」名簿問題で“民主党ガー”詐術、羽鳥慎一が思わず…
9 詩織さん全面勝訴でも山口敬之氏と安倍首相の関係に触れないテレビ
10 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
11 河井案里議員の「安倍マネー1億5千万円」はやっぱり違法
12 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
13 安倍首相トンデモ答弁「ログ開示はセキュリティ上問題」に政府ぐるみで追随
14 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
15 安倍政権御用ジャーナリスト5位〜大賞発表!
16 松尾貴史「日本を壊しているのは安倍さん」
17 青山繁晴が前川氏に論破されてボロボロ
18 橋下徹に恫喝された女子高生が告白!
19 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
20 久米宏が高まる東京五輪同調圧力に徹底抗戦!「大反対の気持ちは変わらない」
1久米宏が「テレビが反韓国キャンペーンをやってる」と真っ向批判
2安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
3 玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判
4明石家さんまが吉本上層部と安倍首相の癒着に痛烈皮肉!
5『ゴゴスマ』で今度は東国原英夫がヘイト丸出し、金慶珠を攻撃!
6『報ステ』の“安倍忖度”チーフPがアナやスタッフへの“セクハラ”で更迭
7『ゴゴスマ』で「日本男子も韓国女性が来たら暴行しなけりゃいかん」
8文在寅側近の不正に大はしゃぎの一方、安倍政権が厚労政務官の口利きに無視
9埼玉知事選で警察が柴山文科相への抗議を排除!柴山も表現の自由否定
10安倍首相がトランプからトウモロコシ爆買い
11菅官房長官「トウモロコシ大量購入は害虫被害対策」は嘘
12 GSOMIA破棄は安倍のせい 慰安婦合意から始まった韓国ヘイト政策
13安倍が後に先送り財政検証の酷い中身
14 GSOMIA破棄で日本マスコミの「困るのは韓国だけ」の嘘
15 松本人志や吉本上層部批判の友近、近藤春菜にバッシング、報復か
16『週刊ポスト』の下劣ヘイト記事は「小学館幹部の方針」の内部情報
17GSOMIA破棄!八代・有本ら安倍応援団は「嫌なら来るな」
18 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
19 古市憲寿の芥川賞候補作「参考文献問題」に選考委員が猛批判
20『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』のデマとトリックを暴く

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄