サザン桑田が“政治風刺辞めない”宣言!「きつい風刺をさらりとできるくらい、常に自由でなくちゃ」紅白での炎上にもめげず

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
サザン桑田が政治風刺辞めない宣言!「きつい風刺をさらりとできるくらい、常に自由でなくちゃ」紅白での炎上にもめげずの画像1
8月リリースの『海のOh, Yeah!!』にも風刺が

 デビュー40周年を迎え、この夏は野外フェス(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018)に出演したり、ベストアルバム『海のOh, Yeah!!』をリリースしたりと精力的に活動しているサザンオールスターズ。

 そんななか、桑田佳祐が「文藝春秋」2018年10月号のロングインタビューに出演。これからの曲づくりに関してこんなことを述べていた。

「六十歳を過ぎたシンガーソングライターとしては、世の中のタブーめいたことを、むしろ積極的に扱っていきたいとも思います。生きていると、「なんでこうなってしまうのか」「これを動かしているのは誰だ?」などと思うことってあるじゃないですか」

 たしかに、桑田はこれまでも、コカ・コーラのキャンペーンソング「ROCK AND ROLL HERO」で対米従属を強烈に皮肉ったり、「爆笑アイランド」では小渕恵三元首相の演説をラップに盛り込んだり、鳩山由紀夫元首相の“八方美人”ぶりを皮肉ったと思われる「いいひと〜Do you wanna be loved?〜」、沖縄戦や米軍基地問題を歌ったと思われる「平和の琉歌」など、政治や社会問題を批判・風刺する曲をいくつも発表してきた。

 さらに桑田は「文藝春秋」のなかで、こんなことも語っている。

 田宮二郎と若尾文子が出演した1962年公開の映画『その夜は忘れない』のなかに、「広島もこれから立ち直ろうとしているときに、戦争だ原爆だって悲惨な話はやめてくれ」といったセリフがあることを例に出しながら、「決して何かが解決したわけじゃないのに、なんとなくタブーみたいにして、そっと触らず済ませてしまおうということって多いように思います。それで、ちゃんと見つめてこなかったツケが、東日本大震災のときにまた噴き出してきた気もする」と語っているのだ。

 向き合うべき深刻な問題を議論の俎上に載せることを避け、その場しのぎで見て見ぬ振りをしてやり過ごす日本社会の風潮は確かに問題で、桑田がここで述べていることは重要な指摘だ。

 しかし、「音楽に政治をもち込むな」などという言葉が飛び交ってしまうような体たらくのこの日本では、芸能人が政治や社会について意見を主張して、そういった問題を炙り出そうとするようなアクションをとることは、好ましいこととされていない。桑田自身も「文藝春秋」のなかでその認識を語っている。

「政治のゴタゴタなんかも含めて、そういうことを言い募ったりすると、ましてや表現の中に織り込んだりすれば、「なんかちょっと変わってるね」「そういうの、あんまり面白くないからさ」と言われがちですが、そうやって未解決のものを積み上げてきてしまったことが、日本の最も弱い部分になってしまっているのでは?」

 実際、サザンオールスターズは社会風刺を盛り込んだ楽曲とパフォーマンスによって炎上攻撃を受けたことがある。2013年リリースのシングル「ピースとハイライト」、および、2014年のNHK紅白歌合戦におけるパフォーマンスをめぐる論争だ。

「ピースとハイライト」は、〈教科書は現代史を/やる前に時間切れ/そこが一番知りたいのに/何でそうなっちゃうの?〉〈歴史を照らし合わせて/助け合えたらいいじゃない/硬い拳を振り上げても/心開かない〉〈都合のいい大義名分(かいしゃく)で/争いを仕掛けて/裸の王様が牛耳る世は…狂気(Insane)/20世紀で懲りたはずでしょう?/燻る火種が燃え上がるだけ〉と歌い、安倍政権における右傾化や歴史修正主義者の跋扈を風刺すると同時に、近隣諸国との平和を願った楽曲だ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

サザン桑田が“政治風刺辞めない”宣言!「きつい風刺をさらりとできるくらい、常に自由でなくちゃ」紅白での炎上にもめげずのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。Yeah!!サザンオールスターズネトウヨ安倍政権文藝春秋桑田佳祐海のOh編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 維新に反省なし!女性蔑視の石井議員は開き直り、松井代表は経歴詐称を擁護
2 自公維の「国民投票法改正案」に批判の声!小泉今日子も反対表明
3 「報道の自由度ランキング」下落報道でNHKが政権忖度し削除した文言
4 マキタスポーツ「安倍は何の魅力もない」
5 吉村洋文知事は「武富士」の盗聴犯罪を隠蔽するスラップ訴訟の代理人に
6 古市憲寿が政府のコロナ対策を検証する「有識者会議」入りで疑問の声
7 葵つかさが「松潤とは終わった」と
8 国会審議で「総理は嘘つき」が“侮辱罪”にあたる可能性を政府は否定せず
9 岸田政権の“改憲”の本命「緊急事態条項」はこんなに危ない!
10 乃木坂46橋本奈々未が背負った貧困
11 ゼレンスキー大統領を非難する日本のネトウヨの言い分がプーチンとそっくり!
12 ペジー社社長の財団が山口敬之の実家に
13 維新応援団・野村弁護士が懲戒、橋下徹にも請求が
14 吉村知事肝いりの大規模入院施設の利用率が最大7%で閉鎖
15 ロシア入国禁止リストに“安倍元首相の名前なし”で「やっぱり」の声!
16 ミスチル新曲に小林武史への憎悪が?
17 【2020年読まれた記事】菅首相に飛ばされた元総務官僚が語った恐怖支配!「あそこまでひどい人は…」
18 蓮舫“二重国籍”報道は卑劣な差別攻撃だ!
19 大阪のオミクロン死者急増も松井市長はウザ絡みに夢中、水道橋博士に訴訟恫喝
20 乙武洋匡の本質をマツコが見抜いていた
1「報道の自由度ランキング」下落報道でNHKが政権忖度し削除した文言
2自公維の「国民投票法改正案」に批判の声!小泉今日子も反対表明
3ロシア入国禁止リストに“安倍元首相の名前なし”で「やっぱり」の声!
4古市憲寿が政府のコロナ対策を検証する「有識者会議」入りで疑問の声
5維新に反省なし!女性蔑視の石井議員は開き直り、松井代表は経歴詐称を擁護
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄