紅白の安倍批判で「反日」と炎上の桑田佳祐 じゃあ『永遠の0』主題歌提供はなぜ!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
kuwata_150108.jpg
思いつくままに行動する桑田佳祐(画像はサザンオールスターズ公式サイト「sas-fan.net」より)


「このクソ反日が」「どうみても朝鮮人です」「日本人なめくさったようなコノヤロウ」「売国奴め!」「芸能界って韓国人朝鮮人多すぎだろ」

 やっぱり出た。これらの差別・ヘイト発言はネット上で国民的人気を誇るサザンオ−ルスターズの桑田佳祐に向けられたものだ。

 昨年末のNHK紅白歌合戦に31年ぶりに出場したサザンだが、直後からそのパフォーマンスに驚きの声が上がった。理由はもちろん横浜の年越しライブ会場からサプライズ中継で出演した桑田の“変装“と歌った曲。画面にあらわれた桑田は「チョビ髭」で登場し、「ピースとハイライト」を歌ったのだ。

 この楽曲は日本を取りまく国際情勢や平和をテーマにしたもので、そのなかに〈都合のいい大義名分(かいしゃく)で 争いを仕掛けて 裸の王様が牛耳る世は……狂気〉という詞もある。チョビ髭のヒトラーに扮した桑田が、勝手(都合のいい)な憲法解釈(大義名分)で集団的自衛権容認した安倍晋三首相(裸の王様)を揶揄したのではないかと話題になったのだ。また桑田のバックには「ピースとハイライト」のPVも流されたが、その中にも安倍首相や韓国の朴槿恵大統領らを模したお面をかぶったランドセル姿の人物が登場することで様々な憶測が広がった。

 ネット上では桑田のパフォーマンスを絶賛する声があがる一方、批判的に捉える声も大きくなり、賛否両論の大きな話題になる。その反響の大きさからこの一件を「朝日新聞」(1月5日)までが取り上げる事態となった。

 そしてお決まりのように、冒頭のようなネトウヨたちによる桑田ヘイト攻撃が開始されたのだ。自分たちの気に食わない言論には「在日」「売国」にしてしまうという相変わらずの単細胞・ワンパターンぶりには呆れ果てるほかはないが、しかし、そもそも桑田はネトウヨがヒステリーを起こすような「反日」的思想の持ち主なのだろうか。逆にいうと、左翼リベラルが喝采を叫ぶような確固とした反戦の意志をもったアーティストなのだろうか。

 たしかに「ピースとハイライト」を初めて披露した2013年8月のライブで、サザンは「在特会」と「しばき隊」の小競り合いの映像を流して話題になった。歌詞の内容も安倍政権を批判したものと考えてまちがいないだろう。これまでもインタビューなどで桑田は反自民、反原発を訴えてもいる。

 だが、その一方で、桑田はネトウヨが大好きなあの百田尚樹原作映画『永遠の0』の主題歌をつくり、歌っているのだ。特攻隊、そして先の戦争を全面的に美化した映画のために、桑田が23年ぶりにつくった主題歌は「蛍」という作品で、こんな歌詞が並ぶものだった。

「たった一度の人生を捧げて さらば友よ 永遠に眠れ」
「何のために己を断って魂だけが帰り来るの? 闇に飛び交う蛍に連れられ 君が居た気がする」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦【初回プレス仕様】 [Blu-ray]

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

紅白の安倍批判で「反日」と炎上の桑田佳祐 じゃあ『永遠の0』主題歌提供はなぜ!?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ネトウヨ反日桑田佳祐紅白歌合戦酒井まどの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍首相が新天皇に内奏の夜、「ドアまで送ってくれた」と自慢
2 部落差別問題で長谷川豊と維新が露呈したトンデモぶり
3 安倍が拉致問題国民大集会を「公務」理由に中座、自宅へ!
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 見城徹社長が騒動渦中、首相公邸で安倍首相と会食!?
6 新天皇の即位パレードが自民党本部前を通るルートに
7 長谷川豊が「プロ、犯罪の」と部落差別発言
8 秋篠宮家の料理番がブラック告発
9 稲田朋美が「週刊新潮」に全面敗訴!
10 韓国K-POPスキャンダルをめぐるヘイトとご都合主義
11 丸山穂高「戦争」発言で長谷川豊、百田尚樹がマスコミを批判
12 『朝生』で百田尚樹が徹底論破され大恥
13 幻冬舎・見城徹社長に寄せられた作家の批判総まくり!
14 『報ステ』がまた政権批判アナ排除
15 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
16 DT浜ちゃんの息子がシティボーイ!?
17 つんく♂が秋元のメンバー差別に
18 安倍首相が「サイバー攻撃受けただけで武力行使可能」と宣言
19 佐藤浩市がテレビの右傾化に危機感表明
20 百田尚樹『日本国紀』批判で出版中止の津原泰水に直撃
1国民健康保険料が大幅値上げ、年間10万円増額も
2安倍首相と省庁幹部の面談記録ゼロ!安倍政権“公文書破壊”の実態
3石野卓球がワイドショーに勝利した理由
4忖度道路めぐり安倍の直接指示の新事実が
5安倍首相が「桜を見る会」に『虎ノ門ニュース』一行を堂々招待
6安倍が“忖度道路”の要望書を提出、山陰自動車道でも利益誘導
7上野千鶴子「東大祝辞」へのワイドショーコメントが酷い!
8 塚田「忖度」発言は事実! 麻生利益誘導の疑惑
9イチローに国民栄誉賞を断られ安倍政権が赤っ恥
10野党議員をデマ攻撃「政治知新」の兄・自民党県議を直撃!
11NHKで国谷裕子を降板に追い込んだ人物が専務理事に復帰
12維新勝利で橋下徹が「反対した年配の人が死んじゃった」
13中村文則が安倍政権批判に踏み込む理由
14 『あさイチ』の「中高生に韓国が人気」企画炎上の異常
15 安倍首相「桜を見る会」招待状が8万円で売買との報道!
16菅官房長官「令和おじさん」人気の正体!
17ゴーン逮捕“国策捜査説”を裏付ける経産省メール
18「あつまれ!げんしりょくむら」以外も…原子力ムラの醜悪SNS戦略
19衆院補選で安倍自民党が大惨敗の予想が!
20 ピエール瀧出演の『麻雀放浪記2020』に“安倍政権への皮肉”

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄