マスコミが書けないAKBと「電通」の爛れたシークレット飲み会…未成年飲酒も!

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 たとえば、10年7月に行われたロサンゼルス公演の際にも、電通社員が参加した“特別な飲み会”が行われた。その際、彼らはメンバーの腰に手を回すなど、「週刊文春」が掲載した写真と同様の痴態を繰り広げていたという。

「前々から、運営サイドはAKBの人気メンバーを“シークレット飲み会”でホステス代わりに動員して、電通やテレビ関係者を接待するという枕営業の噂は絶えませんでしたが、とくにその恩恵にあずかっていると言われているのが、電通の担当者たちだった」(芸能関係者)

「週刊文春」の高橋とK氏の写真には「恋愛か、それとも営業か?」と皮肉とも思えるキャプションが添えられているが、まさに「週刊文春」に掲載された写真によって、この噂が裏付けられた形だ。

 しかし、前述したように、その「文春」も“電通”の2文字は出すことが出来なかった。言っておくが、このスキャンダルはたんに広告代理店とアイドルが合コンというような、生ぬるいものではない。彼らは、現役アイドルに酒席で肉弾接待をさせ、当時、18歳だった峯岸みなみに飲酒までさせているのである。

 05年に当時フジテレビアナウンサーだった菊間千乃が、未成年だったNEWSメンバーと飲酒していたことが発覚した際には、無期限謹慎処分という重い処分を受け、その後、退社に追い込まれたが、これは企業のコンプライアンスに大きく関わる問題である。

 事実、「週刊文春」も、「監督代行者である周囲の大人には、未成年の飲酒を制止する義務がある」として本人への取材や電通にも質問状を送っている。にもかかわらず、記事では電通という誰しもが知る企業名を伏せざるをえなかった。

 そして、他のマスコミも一切、この問題に触れようとしない。AKBタブーの強固さはよく知られた話だが、メディア業界にはもっと強力な、「電通」というタブーが存在することがはからずも証明されたと言えるだろう。
(時田章広)

最終更新:2017.12.23 07:10

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