クルーズ船死亡者「コロナ感染者かどうかも言えない」は安倍政権の失態隠しか! 感染者に続き死亡者も隠蔽、対策本部も5日間開催せず

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
クルーズ船死亡者「コロナ感染者かどうかも言えない」は安倍政権の失態隠しか! 感染者に続き死亡者も隠蔽、対策本部も5日間開催せずクルーズ船死亡者の画像1
首相官邸HPより


 やっぱりか。本日、厚生労働省が新たに、「ダイヤモンド・プリンセス」号に派遣されていた厚労省の職員1名と検疫官1名の感染が確認されたと公表した。

 本サイトの昨日の記事でも指摘していたように、厚労省は22日まで、クルーズ船で従事していた同省職員にウイルス検査をせず元の職場に復帰させていた。しかも、その理由は「陽性者が多く出た場合の業務への影響を懸念して」。ようするに、感染者数を増加させないように、あえて検査をさせなかったのである。

 しかし、この対応に批判が殺到したため、22日夜になって加藤勝信厚労相が船内で作業に当たった41人を対象に検査を実施すると発表。その結果、新たな感染者が見つかったというわけだ。

 まさに「感染者の隠蔽」がおこなわれていたことがはっきりしたわけだが、安倍政権の隠蔽行為はそれだけではない。

 昨日23日、厚労省は「ダイヤモンド・プリンセス」号に乗っていた80歳代の日本人男性が肺炎で亡くなったことを発表したが、この男性が乗員だったのか乗客だったのかのみならず、新型コロナウイルスに感染していたかどうかまでをも家族の同意を得られていないことを理由に公表しなかったのだ。

 新型コロナに感染しているかどうかも非公表にする──。これは異常な対応と言わざるを得ない。感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)16条では〈厚生大臣及び都道府県知事は(中略)収集した感染症に関する情報について分析を行い、感染症の予防のための情報を積極的に公表しなければならない〉と規定されているからだ。たしかに同条の2では〈前項の情報を公表するに当たっては、個人情報の保護に留意しなければならない〉とあるが、そのため政府は感染者が居住する市町村名などの公表は避けて都道府県名にとどめ、性別や年代、受診歴や検査日などの経過を公表してきた。

 プライバシーの問題ならそうした対応を徹底すれば十分なはずで、新型コロナに感染していたとすれば、その公表を控えることは、感染症法16条に違反していることになる。

 あるいは、20日時点で27名のクルーズ船乗客が重症で、感染していない人でも重症者がいると報じられており、亡くなったのは感染していない人だった可能性ももちろんある。だとすれば、何らかの疾患や体調不良があったにもかかわらず1週間以上船内に留め置かれるという非人道的措置によって命を落とした可能性も考えられ、やはり留め置き措置の妥当性含め政府の判断と対応が適切だったか検証がなされなければいけない。

 しかし、死亡した男性は、感染していたか否かを公表していないだけでなく、「2月5日以降に有症者として医療機関に搬送」「2月23日に死亡確認」という情報以外、経過がまったく明かされていない。年齢から考えて乗員ではなく乗客だった可能性が高いが、80歳以上の高齢者で基礎疾患があったというこの男性は、一体いつ医師の診察を受けたのか、いつ下船できたのか、それさえもはっきりしない。政府の判断・対応が適切だったのかを検証するには、感染者、とりわけ死亡者の経過の公表が重要となる。しかし、昨日亡くなった男性はそれを検証することもまったくできないのである。

 20日にもクルーズ船の乗客2名が新型コロナで死亡したことが公表されたが、2名のうち80代の女性については厚労省の後手後手の対応が完全に明らかになっている。厚労省は当初、この女性は5日に発熱し、6日に医師の診察を受け13日に感染確認されたと発表。この経過について診断から搬送まで時間がかかりすぎだと批判を浴びると、医師の診察を受けたのは6日ではなく10日で感染が確認されたのは12日だったと訂正したが、いずれにしても、政府の対応ミスが招いた死亡との非難は免れないだろう。

 こうした失態が明るみに出ないように、きのうの新たな死亡者発表については、一切の情報をシャットアウトしたのではないのか。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

クルーズ船死亡者「コロナ感染者かどうかも言えない」は安倍政権の失態隠しか! 感染者に続き死亡者も隠蔽、対策本部も5日間開催せずのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ダイヤモンド・プリンセス号厚生労働省安倍政権安倍晋三新型コロナウイルス編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 石原伸晃議員が入院した国立大附属病院を「視察」していた
2 菅首相がこんな時期に山田太郎からネット指南、GoTo予算組み替えも拒否
3 信者商法に批判 キンコン西野の映画『プペル』を安倍昭恵が絶賛! 
4 石原伸晃の無症状ですぐ入院に非難殺到! 入院中の国立大学病院は救急お断りも
5 もはや権力の「中の人」…御用ジャーナリスト5位〜2位、大賞を発表
6 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
7 葵つかさが「松潤とは終わった」と
8 バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない
9 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
10 ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
11 蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
12 河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
13 羽田雄一郎参院議員の死が示すコロナ検査の現実
14 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
15 菅首相のポンコツが止まらない!「変異種」を忘れ、患者を「お客さん」
16 池袋事故で“上級国民”批判が広がる理由とは…
17 キンコン西野批判こそ「お金の奴隷」だ
18 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
19 安倍首相が会見も新しい対策ゼロ! 質問打ち切りに記者から怒号
20 菅政権が医療逼迫するなか195億円かけて「病床削減」する狂気の沙汰!
1 石原伸晃の無症状ですぐ入院に非難殺到! 入院中の国立大学病院は救急お断りも
2ノーベル賞・本庶教授が「PCR検査の大幅な拡充」訴えるも厚労省は…
3菅首相ポンコツ会見で「国民皆保険の見直し」というグロテスクな本音ポロリ
4吉村知事のずさんな政策決定と責任転嫁の手口を“8割おじさん”西浦教授が暴露
5特措法・感染症法の改正案が酷い 嘘の申告した感染者には懲役も
6河野太郎の「ワクチン接種5月」デタラメ呼ばわりこそフェイクだ
7石原伸晃議員が入院した国立大附属病院を「視察」していた
8 菅首相が「明るい話聞いた」相手は「コロナはインフル並み」が持論
9蓮舫の菅首相演説事前公開はルール違反じゃない おかしいのは批判する側だ
10 菅首相がこんな時期に山田太郎からネット指南、GoTo予算組み替えも拒否
11 読売新聞「菅首相が疲労」報道は安倍政権末期にもあった官邸の作戦
12バイデン大統領就任でも日本のトランピストのフェイクは止まらない
13信者商法に批判 キンコン西野の映画『プペル』を安倍昭恵が絶賛! 

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄