『報ステ』がいよいよヤバい! 世耕弘成へのお詫びのあとCP更迭、ベテランスタッフ切り、安倍シンパの笹川財団研究員が出演

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世耕弘成参院幹事長の報道圧力に屈して「お詫び」、その直後に異常な人事が

『報ステ』は昨年12月11日の放送で、自民党の世耕弘成・参院幹事長に対して「お詫び」をおこなった。これは、前日10日の放送の「桜を見る会」問題を伝えるニュースのなかで会見でのコメントを「印象操作」して使用されたと世耕参院幹事長がツイートしたことを受けてのお詫びだった。当時、本サイトでもお伝えしたように(既報参照→https://lite-ra.com/2019/12/post-5140.html)、これは世耕氏の不当ないちゃもんをつけた報道圧力としか言いようのないものだったのだが、テレ朝上層部は簡単に屈し、『報ステ』に「お詫び」をさせてしまったのだ。

 だが、異常だったのはこのあと。世耕氏に「お詫び」した9日後である昨年12月20日、世耕氏のVTRを担当したデスクの経済部への異動が発表されたのだが、同時に、今年4月に鈴木大介チーフプロデューサー(CP)と筆頭デスクが交代する旨も発表されたのだ。

 さらに、問題はこれだけではない。同じ昨年12月20日には、社員スタッフ5人の1月1日付での異動と、社外スタッフ約10人に対しても3月いっぱいでの契約打ち切りが宣告されたのだ。

 この約10人の社外スタッフはニュース班のディレクターやデスクらで、10年以上も番組を支えてきたベテランたちだ。そんな『報ステ』の中心とも言えるスタッフたちに、唐突にクビを宣告する──。タイミングを考えても、テレ朝上層部が世耕氏のクレームに乗じて強行したとしか考えられないだろう。

 無論、ベテラン切りに着手したことからも、早河会長をはじめとする上層部の狙いは、政権批判封じにあることは明白だ。

 そもそも安倍首相に近い早河会長は、政権批判を封じ込めようと『報ステ』に2018年7月に自身の子飼いである桐永洋氏をCPとして送り込んだ。早河会長の期待通り、実際に桐永氏はCPに就任するや政権批判や原発報道を極端に減らしてスポーツなどをメインに据え、さらには小川彩佳を番組から追放し、早河会長お気に入りの徳永有美アナをMCに起用、金曜日にいたっては安倍応援団の野村修也氏をコメンテーターに起用するなど、『報ステ』を骨抜きにしてしまった。

 しかし、本サイトがいち早くスクープしたように、その桐永CPは昨年8月末、女性アナウンサーやスタッフへのセクハラが問題となりCPを解任。その後任である鈴木CPもたったの7カ月で更迭となってしまったわけだが、重要なのは社外スタッフへの“戦力外通告”のほうだ。

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