明石家さんまが吉本上層部と安倍政権の癒着に痛烈皮肉!「吉本も安倍さんとアレしてるから」「安倍さんと大崎とゴチャゴチャ」

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戦争協力を批判し、オリンピックの福島切り捨てを批判していた明石家さんま

 しかし、さんまが吉本と安倍首相との癒着に言及したのは、たんに今の吉本上層部が嫌いということが理由ではないだろう。

 さんまは、それほど数多く社会的発言をするわけではないが、本質はリベラルで、安倍政権とは相容れないものだ。たとえば2017年、トランプ大統領が北朝鮮や中東に対し、挑発的発言を繰り返した際、『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)のなかで、戦争に予算を使う政府に憤り、税務署に文句を言いに行ったことがあるというエピソードをこう語っている。

「一度、俺は税務署に文句言いに行ったことあるから。湾岸戦争のときにね、日本が何億って、アメリカに武器をつくる代金として渡したことがあるんですけど、そのときは税務署行って、『俺はね、人殺しのアシストしたくて働いてるんじゃない』と。『こんなもんに金使うんだったら、俺は納めません』って言うて。ほんなら、コーヒー出してくれはって、『それはうちじゃなくて、違うところに言ってください』って。で、コーヒーいただいて、『お疲れさーん』言うて帰ってきた。それは、もっと上のほうに、法律をつくる人に言わなあかんから」

 また2013年、オリンピックの東京開催が決定した直後の『MBSヤングタウン土曜日』で、東京五輪について「いや、だからでも、福島のことを考えるとね……」としながら、こんな話をしている

「こないだも『福島から250キロ離れてますから大丈夫です』とかいうオリンピック招致のコメントはどうかと思って、やっぱり。俺までちょっとショックでしたけど、あの言葉はね」

 さんまがショックだったと言っているのは、同年9月4日に東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の竹田恒和理事長がブエノスアイレスでの記者会見で語った言葉だ。まるで福島を切り離すかのようなこの暴言に、さんまは「『チーム日本です!』とか言うて、『福島から250(キロ)離れてます』とか言うのは、どうも納得しないコメントやよね、あれは」と不信感を隠さなかった。

 さらに、さんまは、安倍首相はじめオリンピック招致に躍起になる人びとから「お荷物」扱いを受けていた福島に、こう思いを寄せている。

「福島の漁師の人にインタビューしてはったんですけど、『7年後のことは考えてられへん』と、『俺ら明日のことを考えるのに精一杯や』って言わはったコメントが、すごい重かったですよね。だから、あんまり浮かれて喜ぶのもどうかと思いますけどもね」

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