明石家さんまが吉本上層部と安倍政権の癒着に痛烈皮肉!「吉本も安倍さんとアレしてるから」「安倍さんと大崎とゴチャゴチャ」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
明石家さんまが吉本上層部と安倍政権の癒着に痛烈皮肉!「吉本も安倍さんとアレしてるから」「安倍さんと大崎とゴチャゴチャ」の画像1
『モニタリング』で吉本興業上層部と安倍政権の癒着を批判したさんま


「吉本もな、安倍さんとアレしてるからなぁ」

 今やすっかり幕引きされたかのように見える吉本興業問題。しかし29日放送の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS)で、あの明石家さんまが痛烈な皮肉を口にした。

 この日放送された『モニタリング』は放送200回記念として明石家さんまが初出演、そしてブラックマヨネーズ・小杉竜一扮するコス麿呂と神楽坂の食レポをするというものだったが、問題の発言が出たのは、2人が訪れた神楽坂のうどん店「久露葉亭」でのことだった。豪華な個室に通された2人だが、小杉が「隠れ家的な感じですけど、有名な方も食べにきたりするのですか?」と女将に質問、「歴代の総理大臣や大臣が」と女将が答えたのを受け、さんまがこんなことを言い出したのだ。

「ああー、そうか。議員会館が近いからみんなこっちに来るんだ。だから今、吉本もな、安倍さんとアレしてるからなぁ。ここでやってるんとちゃうか? 安倍さんと大崎と、ゴチャゴチャ言うて。『ちゃんとしてくれよ!大崎くん』とか言うてやな」

慌てた小杉がすぐに話題をかえてしまったが、しかし、このさんまの発言は明らかに、吉本興業上層部と安倍政権の癒着を批判したものだろう。

「大崎」というのは、もちろん吉本興業の大崎洋会長のこと。この間の吉本報道でもクローズアップされたが、大崎会長率いる吉本興業は今、安倍政権と急接近している。それは、吉本新喜劇に安倍首相を出演させたり、所属芸人が官邸を訪問する、というだけではない。吉本は政府の公的ビジネスに食い込み、巨額の補助金を交付され、大崎会長は沖縄米軍基地跡地利用の有識者懇談会メンバーに選ばれている。さんまは、こうした実態に、痛烈なブラックジョークを放ったのだ。

 一連の騒動で吉本興業上層部を真っ向から批判することはなかったさんまだが、その言動の端々からは、明らかに吉本上層部に批判的であることがうかがえた。宮迫博之が契約解除となった当初から、「芸人の味方や」といち早く個人事務所で引き受けると発言。岡本社長の会見の時も、「言えないこととかグダグダにするときはテンポだけ出したらええねん」とギャグにしながらも「吉本をもとに戻さんほうがええ」と上層部の動きに釘を刺し、「大崎会長が辞めないなら、吉本興業を辞める」と発言しバッシングを浴びた加藤浩次を「加藤はああいう行動をとって僕は正しいと思います」「加藤のやっていることは、人としては賛同できます」と擁護した。

 騒動が鎮圧されほとんどの芸人がこの問題について語らなくなってからも、さんまはこの問題をあの手この手で蒸し返している。たとえば、8月24日放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ)では、大崎会長べったりの島田紳助から「頼むから、(吉本の)会長と会うてやってくれ」と言われたが「お前、会長からなんぼもらってんねん!」とそれを拒否したことを暴露、また同番組では吉本が芸人と取り交わす「共同確認書」について、出演者の中川家らに「サインしてしもうたの? お前ら!」とツッコミ、確認書に問題ありとの姿勢を示している。

 そして、今回の『モニタリング』でも、さんまは食レポの前の小杉との打ち合わせシーンで「以前食レポをやったのは宮迫の番組」だったと闇営業問題を蒸し返し、小杉が「今回は吉本の案件をいったん置いといて」と話題を避けようとすると、さんまは「おまえ、ええな、置けるから」と返していた。

戦争協力を批判し、オリンピックの福島切り捨てを批判していた明石家さんま

 しかし、さんまが吉本と安倍首相との癒着に言及したのは、たんに今の吉本上層部が嫌いということが理由ではないだろう。

 さんまは、それほど数多く社会的発言をするわけではないが、本質はリベラルで、安倍政権とは相容れないものだ。たとえば2017年、トランプ大統領が北朝鮮や中東に対し、挑発的発言を繰り返した際、『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)のなかで、戦争に予算を使う政府に憤り、税務署に文句を言いに行ったことがあるというエピソードをこう語っている。

「一度、俺は税務署に文句言いに行ったことあるから。湾岸戦争のときにね、日本が何億って、アメリカに武器をつくる代金として渡したことがあるんですけど、そのときは税務署行って、『俺はね、人殺しのアシストしたくて働いてるんじゃない』と。『こんなもんに金使うんだったら、俺は納めません』って言うて。ほんなら、コーヒー出してくれはって、『それはうちじゃなくて、違うところに言ってください』って。で、コーヒーいただいて、『お疲れさーん』言うて帰ってきた。それは、もっと上のほうに、法律をつくる人に言わなあかんから」

 また2013年、オリンピックの東京開催が決定した直後の『MBSヤングタウン土曜日』で、東京五輪について「いや、だからでも、福島のことを考えるとね……」としながら、こんな話をしている

「こないだも『福島から250キロ離れてますから大丈夫です』とかいうオリンピック招致のコメントはどうかと思って、やっぱり。俺までちょっとショックでしたけど、あの言葉はね」

 さんまがショックだったと言っているのは、同年9月4日に東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の竹田恒和理事長がブエノスアイレスでの記者会見で語った言葉だ。まるで福島を切り離すかのようなこの暴言に、さんまは「『チーム日本です!』とか言うて、『福島から250(キロ)離れてます』とか言うのは、どうも納得しないコメントやよね、あれは」と不信感を隠さなかった。

 さらに、さんまは、安倍首相はじめオリンピック招致に躍起になる人びとから「お荷物」扱いを受けていた福島に、こう思いを寄せている。

「福島の漁師の人にインタビューしてはったんですけど、『7年後のことは考えてられへん』と、『俺ら明日のことを考えるのに精一杯や』って言わはったコメントが、すごい重かったですよね。だから、あんまり浮かれて喜ぶのもどうかと思いますけどもね」

報復バッシングで吉本芸人たちが黙らされた今、さんまだけが上層部批判を

 お笑い芸人としては“いい加減キャラ”を演じているさんまだが、実は権力に屈しない反骨精神の持ち主であることは、若い頃からの様々エピソードから有名だ。しかも、今回は加えて、戦争協力、弱者切り捨ての政権に自分の所属会社がべったりになっていることが我慢ならなかったのではないか。

 そう考えると、さんまの存在は貴重だ。吉本問題は、あれだけひどいコンプライアンス違反や芸人へのパワハラが明らかになったにも関わらず、上層部は何の責任も取らないまま、なかったことにされようとしている。それどころか、上層部に違和感を表明した加藤浩次、友近、近藤春菜へのバッシング報道が展開されたことで、芸人たちは完全に黙らされてしまった。

 そんな中で、さんまはむしろ、以前より上層部への批判を強めているのだ。

 おそらくこれからも吉本上層部に抗することができるのは、吉本上層部と距離を置きながらも、文句が言えない人気を誇っているさんましかいないだろう。芸風と違うと言われることを承知で、さんまには、さらに踏み込んだ発言を期待したい。

最終更新:2019.08.30 06:54

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着 芸能・エンタメ スキャンダル ビジネス 社会 カルチャー くらし

明石家さんまが吉本上層部と安倍政権の癒着に痛烈皮肉!「吉本も安倍さんとアレしてるから」「安倍さんと大崎とゴチャゴチャ」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ニンゲン観察バラエティ モニタリング伊勢崎馨吉本興業大崎洋安倍晋三明石家さんまの記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
2 国会延長拒否の菅政権が「土地規制法案」だけ強行採決へ!その危険な中身
3 吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
4 「大阪の自宅死が全国最多」でも吉村知事を追及できないマスコミ 朝日も…
5 平井卓也のヤクザ並み恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 
6 葵つかさが「松潤とは終わった」と
7 高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情
8 JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
9 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
10 五輪組織委の現役職員が異常な人件費と中抜きの実情を告発!
11 自民党がネトサポに他党叩きを指南
12 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
13 変異株クラスター発生のなか…政府は病床使用率の変更
14 安倍首相が隠した原発事故の責任
15 デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人
16 炎上、竹中平蔵がYouTubeで「一部の既得権者が利益」とおまゆう発言
17 五輪映画監督の河瀨直美が露骨な五輪礼賛発言、反対の声を八つ当たり扱い!
18 聖火リレーの醜いスポンサーファースト 子どもにスポンサー品の着用強要
19 イモトアヤコ聖火リレー辞退をめぐるワタナベエンタの横暴を鳥取県知事が暴露!
20 竹中平蔵パソナの利益が前年の10倍以上に!五輪とコロナ対策事業のおかげ
1 竹中平蔵パソナの利益が前年の10倍以上に!五輪とコロナ対策事業のおかげ
2 JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
3 パブリックビューイング中止は嘘!井の頭、日比谷、上野は開催、代々木公園も
4 五輪組織委の現役職員が異常な人件費と中抜きの実情を告発!
5 炎上、竹中平蔵がYouTubeで「一部の既得権者が利益」とおまゆう発言
6 変異株クラスター発生のなか…政府は病床使用率の変更
7 「大阪の自宅死が全国最多」でも吉村知事を追及できないマスコミ 朝日も…
8 G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
9 平井卓也のヤクザ並み恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 
10 吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
11 高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情
12 東京都が消防庁の職員団員3万人を五輪に投入、救急車も大量配置
13 聖火リレーの醜いスポンサーファースト 子どもにスポンサー品の着用強要
14 五輪映画監督の河瀨直美が露骨な五輪礼賛発言、反対の声を八つ当たり扱い!
15 国会延長拒否の菅政権が「土地規制法案」だけ強行採決へ!その危険な中身

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄