安倍首相のスピーチライターがヘイト出版社から噴飯の安倍礼賛本!「安倍さんは人の悪口を言ったことがない」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
abeshinjitsu_01_180824.jpg
安倍首相のスピーチライターが書いた『安倍晋三の真実』

 いま、枝野幸男・立憲民主党代表の演説をまとめた『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』(扶桑社)が話題を呼んでいるが、その一方で、大型書店では同じ棚に気になるタイトルの本が同じように鎮座しているのをご存じだろうか。

 その本とは、『安倍晋三の真実』。著者は、安倍首相のスピーチライターである谷口智彦内閣官房参与だ。

 名前だけを見てもピンとこない人のほうが多いだろうが、谷口氏はもともと「日経ビジネス」(日経BP社)の記者で、第1次安倍内閣時に外務副報道官を務め、2013年に安倍首相のスピーチライターとして採用された人物。おもに外交にかんする演説を手がけており、あの国際オリンピック委員会総会での「汚染水は完全にブロックされている」や、米シンクタンクでの「私を右翼の軍国主義者と呼びたいなら、どうぞ」、エジプト・カイロでの「ISILと闘う周辺各国に総額で2 億ドル程度、支援をお約束します」という演説も、この谷口氏がかかわったとみられているのだ。

 実際、帯の惹句にも「総理大臣の外交スピーチライターだから書けた 官邸「激闘の舞台裏」」「なぜ彼はこれほど身を削るのか」と書かれ、安倍首相と谷口氏が仲良く並んだ写真を掲載。版元は、ケント・ギルバート『中韓がむさぼり続ける「反日」という名の毒饅頭』や櫻井よしこ『日本人に生まれて良かった』、武藤正敏『韓国人に生まれなくてよかった』といった反中嫌韓のヘイト本を出版しつづけている悟空出版だ。

 内閣官房参与という官邸中枢の人物がヘイト本出版社から平気で本を出すという現実に頭がクラクラしてくるが、さらにすごいのは、その中身だ。

 じつは、惹句で謳うような“官邸の舞台裏”といった話はちょこちょこと差し挟まれるだけで、大半は安倍政権の政策をただただ礼賛し、〈経験と知見を誰より深め、羅針盤において揺るぎがなく、およそ人の悪口を言わず、霞が関で総理が自分の陰口を言っているのを聞いたという人が誰一人いないという、情緒においてもそれほど安定している人物〉〈自らに恃むところが強く、時代の要請に応じようとする使命感においても強くて、極めて誇り高い政治家・安倍晋三〉だのといった崇拝めいた文章で埋め尽くされている。

 たとえば、体調不良を理由に政権を投げ出したにもかかわらず再び総理に返り咲こうとしたときのことについて、谷口氏はこんな妄想を繰り広げるのだ。

〈安倍さんはあのとき負けなかった。歯を食いしばって立ち上がろうとし、そして天の声を聞いたのだと思います。
 天の声とは、英霊たちの声だったかもしれません。
 オレたちは、命と引き換えに、立派な国になってほしかったんだ、なのに今の日本は、こんなに衰勢じゃないか、頼む、しっかりしてくれというような〉

 これが「官邸「激闘の舞台裏」」を綴った本だというのだから、安倍官邸がいかに正気でないかがよくわかるというものだろう。

 しかも、なぜかこの本では“安倍総理はいかに人の悪口を言わないか”という点が繰り返し強調されており、〈言葉を慎む潔癖のせいというより、生来、そういう意地悪をやろうという発想をもったことがないのではないか〉などと述べて安倍首相の人格の高潔さをひたすら褒め称えるのである。

 国会という場で「早く質問しろよ!」とヤジを飛ばし、挙げ句、市民に向かって指を指して「こんな人たちに負けるわけにはいかない」などと口走る、あの人が、“悪口を言わない”“意地悪をやろうと思ったことがない”って……。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

安倍首相のスピーチライターがヘイト出版社から噴飯の安倍礼賛本!「安倍さんは人の悪口を言ったことがない」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。安倍晋三石破茂編集部自民党総裁選谷口智彦の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 東野・ブラマヨ吉田と吉村・橋下・松井の馴れ合い番組に「偏向」調査
2 吉村知事がまたまた後手! 全国ワーストのコロナ死者を出しているのに…
3 葵つかさが「松潤とは終わった」と
4 ブラマヨからTBS井上アナまでが叫ぶ「オミクロンたいしたことない」論の詐術
5 国民民主・玉木雄一郎が節操なさすぎ!都民ファ、維新、ネトウヨに媚び媚び
6 NHK捏造・虚偽放送問題で河瀬直美監督のコメントが無責任すぎる!
7 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
8 自民党がネトサポに他党叩きを指南
9 坂上忍『バイキング』打ち切りはフジ上層部による政権批判潰し
10 御用ジャーナリスト大賞(後編)5位〜1位発表!
11 ペジー社社長の財団が山口敬之の実家に
12 河瀬直美監督とNHKが五輪反対派をデタラメ攻撃!
13 DAIGOの父は許永中の片腕だった
14 Netflix版『新聞記者』に米倉涼子、綾野剛、横浜流星など、豪華キャストがずらり
15 NHK「五輪反対デモ参加者が金」“『ニュース女子』並み”捏造を犯した理由!
16 貧乏人攻撃の田端信太郎とZOZOTOWN
17 青木理『モーニングショー』降板 政権批判コメンテーターを排除か
18 御用ジャーナリスト大賞(前編)10位〜6位発表!
19 年末年始も吉村知事を大スター扱いの在阪テレビ!東野&ブラマヨ吉田も…
20 『百田尚樹『殉愛』の真実』の宝島社が『日本国紀』の検証本を出版
1NHK捏造・虚偽放送問題で河瀬直美監督のコメントが無責任すぎる!
2米軍のせいで沖縄1400人超の感染爆発でも岸田首相は「原因の断定難しい」
3NHK「五輪反対デモ参加者が金」“『ニュース女子』並み”捏造を犯した理由!
4東野・ブラマヨ吉田と吉村・橋下・松井の馴れ合い番組に「偏向」調査
5ブラマヨからTBS井上アナまでが叫ぶ「オミクロンたいしたことない」論の詐術
6年末年始も吉村知事を大スター扱いの在阪テレビ!東野&ブラマヨ吉田も…
7吉村知事がまたまた後手! 全国ワーストのコロナ死者を出しているのに…
8国民民主・玉木雄一郎が節操なさすぎ!都民ファ、維新、ネトウヨに媚び媚び

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄