「説得できない有権者は抹殺」高市早苗推薦、自民党のヒトラー本が怖すぎる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hitlersenkyo_01_140913.jpg
抗議が殺到して僅か2ヶ月で絶版となった『ヒトラー選挙戦略』(永田書房) なんと現役閣僚も推薦文を寄せていた!

 安倍改造内閣に入閣した高市早苗総務大臣や、稲田朋美政調会長ら自民党議員3名が、ネオナチ団体代表とツーショット写真を撮っていたことが国内外で波紋を呼んでいる。団体の名称は「国家社会主義日本労働者党」。公式サイトに国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の「かぎ十字」(ハーケンクロイツ)を掲げ、「日本民族の優秀性を確認し血の純潔を保持」「民族浄化を推進せよ!国家社会主義闘争に立ち上がれ!」などと主張する組織である。

 高市総務大臣は12日の会見で、「不可抗力だった」「思想信条が分かっていたら、会いもしなかったし、写真も撮らなかった」などと釈明した。しかし、本当にそうだろうか。少なくとも高市はナチスになんら拒否感や批判的視点をもっておらず、それどころか学ぶべきものがあるとさえ考えていたのではないか。

 というのも、一部で報道されているように、高市は過去にナチス礼賛本に推薦文を寄せていたことがあるからだ。この本は『HITLER ヒトラー選挙戦略』(小粥義雄/永田書房)。ヒトラーの選挙戦略を学ぼうという本で、94年4月に出版されたが、米ニューヨーク・タイムズ紙などから「ヒトラー称賛」と批判をうけ、ユダヤ人団体も抗議。わずか2ヶ月後に絶版回収となった“発禁本”である。ところが、この本の広告に、高市早苗がこんな推薦文を寄せていたことが判明している。

「著者の指摘通り勝利への道は『強い意志』だ。国家と故郷への愛と夢を胸に、青年よ、挑戦しようよ!」

 だが、この問題は高市ひとりの責任にはできないだろう。このヒトラー礼賛本の著者・小粥義雄氏は自民党東京都支部連合の事務局広報部長(当時)。つまり、この本は自民党の候補者に向けた選挙戦略啓発本だったというわけだ。

 公党の広報部長が候補者への啓発本にヒトラーを使うというセンス自体信じられないが、もっと唖然とさせられたのはその中身だ。ユダヤ人団体の抗議には過剰対応のものも多いため、今回、この『HITLER ヒトラー選挙戦略』を実際に入手して読んでみたが、結論から言うと、これは誰がどう読んでもヒトラー礼賛といわれてもしようがないものだった。

 まず、表紙からしてすごい。ハードカバーにハーケンクロイツ。表紙をめくると、ヒトラーの肖像画と、キャラクター化したイラストがとびこんでくる。そして、最初に掲載されているのはヒトラー政治戦略研究会によるこんな“あいさつ”だ。

「私たちは短期間に国論を統一、政権を奪取して第三帝国を建設したヒトラーは、現代選挙を考えるうえで、とても重要な教えを私たちに示しているんだと思います」

 具体的には「カギ十字の統一したイメージマーク」に「ポスター、ビラ、ラジオ、映画などのマスメディアを駆使した宣伝攻勢」などが「重要な教え」にあたるという。これが「混迷の時代、大衆文化時代の今日『ピタリ』とあてはまる政治戦略」らしい。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

いま、なぜネオナチか?―旧東ドイツの右翼ラジカリズムを中心に

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

「説得できない有権者は抹殺」高市早苗推薦、自民党のヒトラー本が怖すぎるのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。エンジョウトオルヒトラー安倍晋三の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 安倍首相「沖縄は我慢して受け入れろ」
2 山口敬之が補助金交付関与の新証言
3 キムタク・マツコ共演の裏で中居が…
4 安倍首相「芸能人との会食」は改憲目的!?
5 ほっしゃんの反差別にウーマン村本が
6 吉永小百合、声をあげることへの覚悟
7 葵つかさが「松潤とは終わった」と
8 安倍「杉原千畝は誇り」発言は帝国主義賛美
9 櫻井よしこは嘘つきだ!小林節が告発
10 日本の恥!リオ閉会式で安倍が政治宣伝
11 小倉智明、坂上忍がセクハラ告発を抑圧
12 欅坂平手負傷で武道館中止にメンバーが
13 孤立?ももクロ有安を精神分析
14 長渕剛が安倍政権を批判する新曲を発表
15 元旦朝生のウーマン村本は間違ってない
16 NYTの直撃に山口敬之が卑劣コメント
17 佐野元春がトランプ批判の楽曲を発表!
18 安倍がネットでヘイト女性と意気投合
19 宮台真司「ネトウヨは感情の劣化」
20 ジャニーズ事務所のSMAP消去作戦
1国有地疑惑の日本航空学園“極右教育”
2吉永小百合、声をあげることへの覚悟
3NYTの直撃に山口敬之が卑劣コメント
4安倍と会食した三橋貴明がDVで逮捕!
5安倍首相「芸能人との会食」は改憲目的!?
6安倍がネットでヘイト女性と意気投合
7西原理恵子が高須院長とヘイトデモ応援
8加計学園に国民の血税投入の新疑惑!
9安倍「杉原千畝は誇り」発言は帝国主義賛美
10山口敬之が補助金交付関与の新証言
11ほっしゃんの反差別にウーマン村本が
12「SAPIO」反日バッシングの異常
13日立原発支援政策は“お友だち優遇”
14河野太郎の「安倍の犬」化が止まらない!
15安倍首相「沖縄は我慢して受け入れろ」
16『相棒』が安倍官邸の謀略体質を批判
17安倍自民が名護市長選で卑劣な札束攻撃
18異常!安倍が慰安婦問題を理由に五輪欠席
19小倉智明、坂上忍がセクハラ告発を抑圧
20松本人志が黒塗り問題で逃げと責任転嫁

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

連載一覧へ!

アベを倒したい!

ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100

ブラック企業被害対策弁護団

連載一覧へ!

ブラ弁は見た!ブラック企業トンデモ事件簿100

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」