やっぱり“殉愛騒動”と同じ? 高倉健の実妹が健さんの最期を看取って遺産を相続した“養女”の不信な行動を告発

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 ファックスは自宅へ、手紙の場合は赤坂の事務所との取り決めがあり、そうすると、向こうから電話が折り返しかかってくるのだという。実際、最後に電話で話したのは高倉の死の1カ月ほど前だったという。

「変なことをいうんですよ、「仏は上から見てるからな」って。「必ず見てる」と3回繰り返しました」

 ところが、その後、手紙を送ってもファックスしても折り返しがない。結局、高倉の死を知ったのは亡くなった翌々日だった。

「私はこの日、福岡県内の病院でベッドにいました。白内障の手術を受けるためです。そんな朝に、息子から電話があって、『伯父が亡くなったという情報がある』と聞かされました。兄には連絡がつかないので、兄の従弟でもある高倉プロの専務に連絡し、「何があった? 兄は元気なの?」と訊いたところ、要領を得ません。時間が経ち、この日夜遅く、専務から「兄の死」を告げられたんです。」

 そして、敏子さんが養女の存在を知ったのは高倉の死後半月以上経った、14年11月27日のことだった。事務所専務から「いままで黙ってた。女房にも言えんかった」と打ち明けられたからだ。悪性リンパ腫で入院したことも、密葬も知らされていなかったという敏子さんはその翌日急遽上京する。それから弁護士を通してのやり取りが始まったが、敏子さんは養女側がこんな主張をしてきたことを明かしている。

〈自分は高倉が病気になってからほとんど寝ていない。高倉健とは生涯現役で撮影現場以外の姿を見せてはならない存在である。(略)自分はそれを守るためにたった一人で、発病以来、すっと奮闘してきた。いや、高倉と交際して以来、ずっとそうだった。そしてそれをやり遂げた。〉
〈亡くなってからも守るべきものとは、高倉のプライバシーである。避けなければいけないのは、養女という存在をスキャンダルを暴露されることである。親族との確執があるとか、交際を興味本位に捉えられるのを避けなければならない。〉
〈高倉健を守るために自分は孤軍奮闘していることを理解してほしい。親族サイドから、おかしな話が出回らないように口をつぐんでいただきたい。〉

 ところが、その直後、養女は「週刊文春」で自身の存在を自ら明らかにするのだ。この展開はまさに“殉愛騒動”を彷彿とさせるが、常々、高倉健の妹であるということを一切いわず、自分の息子にも「私たちが足を引っ張ってはいけない。兄の名前を出したりしては絶対いかん」と言っていた妹の敏子さんにとって、この養女側の主張はかなりショックだったという。

「実際、『口をつぐんで』という件には言葉を失いました。そして〈今後、どうしてもということであれば、面談する機会を設けてもいい〉とも言ってきた。「会ってやる」というような態度がありありと出ていたので、私は「必要なし」と蹴ったんです。」

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