羽生結弦の衝突アクシデントにブーイングの声…フィギュア世界選手権の裏でヒートアップするスケヲタたち

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 しかしなにも、高橋ファンと羽生ファンだけがとくべつ仲が悪いということではない。前出の『スケオタあるある』によると、ファン同士のコミュニケーションには過剰なまでの配慮が存在しているのだ。

「自分が誰のファンかを隣席の人たちに悟られないよう、できるだけ平等に拍手やスタオベをする」
「会場へのバスの中では選手の話題は禁物」
「お隣に「誰のファンですか?」と聞くのはリスキーなので「どこから来たんですか?」と声をかける」
「心置きなく会話を楽しむため、スケオタ客のいない店を探す」
「違う選手のファン同士の会話は少しばかり緊張が走る」

 ファン同士がここまで気を遣い合うのには、もちろん理由がある。「スケオタ」という言葉が定着したように、スター選手の出現によってファンが増加したフィギュアスケート。しかし、一方でファン同士がネット論争を繰り返し、選手のアンチスレッドには盛んに書き込みが行われているのだ。なぜフィギュアファンは、自分の好きなファンを応援するにとどまらず、ライバル選手を執拗に攻撃するのだろうか。

 その原因として考えられるのは、採点競技の難しさだろう。羽生と高橋を例に挙げると、世界一のステップや妖艶な演技など芸術面が高く評価されてきた高橋と、4回転ジャンプを武器に台頭してきた羽生というように、異なる個性や技術をジャッジすることになる。もちろん「ISUジャッジングシステム」という採点法で公平さが可能な限り担保されているが、熱狂的なファンは納得できないケースもあるのだろう。そのため、怒りの矛先が他の選手に向かうこともあるようだ。

 また、ファンの潜在的意識の中にあるのが、応援する選手が国内で圧倒的な王者であってほしいという思い。王者でなければ、日本スケート連盟やマスコミから不遇な扱いを受けるのでは、と恐れる人も少なくないという。一見するとファンの思い込みではないかと感じてしまうが、実はあながち間違った考えではないのだ。

 オリンピックや世界選手権などの主要国際大会では、その選手がその国の“ナンバーワンの選手”であるかどうかが、採点に影響する傾向にあるという。実際、高橋大輔や安藤美姫らがオリンピック前に「日本の一番手で出場しないと」「一番手としての出場ではなくなってしまったので厳しい戦いになる」といった主旨の発言をしたこともある。

 また、『スケオタあるある』には、こんなものも紹介されている。

「二押しの選手が一押しに勝って泣き笑い」
「「○○選手も△△選手も応援している! どっちも好き! 2人ともがんばれ!」と思っていたのに、負けて再認識する一押しへの深い愛。○○に勝ってほしかった(泣)。○○が表彰台の真ん中じゃなきゃイヤなの」

 自分の応援している選手にですら負けてほしくないと思う。一押しはそれほどまでに別格の存在なのだから、ましてやライバル選手に負けた事実など受け入れ難い。だからこそ、熱狂的なファンは自分の好きな選手を応援するだけでは飽き足らず、その地位を守るため、他選手へ攻撃的になってしまうのだろう。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

羽生結弦の衝突アクシデントにブーイングの声…フィギュア世界選手権の裏でヒートアップするスケヲタたちのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。フィギュア田口いなす編集部羽生結弦の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 平井大臣のNTT接待「割り勘」は嘘、「文春」から取材受け慌てて支払い!
2 葵つかさが「松潤とは終わった」と
3 駐豪大使が「旭日旗が見られて喜ばしい」とツイート、豪でも批判が殺到!
4 共産党議員の不可解書類送検の裏に安倍の元秘書官の埼玉県警本部長就任
5 年金データのマイナンバーはやはり中国に流出か…厚労省部会の報告書が指摘
6 佳子内親王の「姉の一個人の希望を」に批判殺到はおかしい
7 防衛省が予算増PRのためインフルエンサー100人に接触計画、一体誰が?
8 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
9 八代の降板なし『ひるおび!』のダブスタ 室井佑月と上地雄輔で対応の差
10 デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人
11 デーモン閣下が相撲ファンの差別に苦言
12 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
13 フジ系『最高のオバハン』が結婚詐欺師の名を小室氏と一字違いの「小室敬」に
14 安倍晋三が「統一教会」イベントでトランプと演説!同性婚や夫婦別姓を攻撃
15 倉持仁院長の総裁選をめぐる正論に橋下徹やネトウヨがいちゃもん
16 小室圭さんをとにかく糾弾したいワイドショーの事実歪曲とグロテスクな差別性
17 デジタル庁初代大臣に平井卓也が居座り!オリパラアプリ業者との癒着
18 高市早苗の最側近は「生産性がない」杉田水脈でテレビ局にも同行!
19 愛知リコール不正は維新にも責任 事務局長は維新の衆院選公認候補
20 室井佑月の『ひるおび!』降板で麻木久仁子が滝川クリステルに疑問
1安倍晋三が「統一教会」イベントでトランプと演説!同性婚や夫婦別姓を攻撃
2山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
3八代の降板なし『ひるおび!』のダブスタ 室井佑月と上地雄輔で対応の差
4八代の共産党攻撃の根拠「公安調査庁」がまるで共産党PRの“失笑”報告書
5総裁選に騙されるな、政府のコロナ対策の酷さは全く変わってない! 
6 共産党議員の不可解書類送検の裏に安倍の元秘書官の埼玉県警本部長就任
7平井大臣のNTT接待「割り勘」は嘘、「文春」から取材受け慌てて支払い!
8河野太郎に実は「コロナわかってない」説! 今頃、パルスオキシメーター解説
9高市早苗が右翼隠しに躍起! 反ワクチン極右活動家が高市支持デモ計画も
10 森友再調査問われ河野、岸田が呆れた忖度発言! 高市は桜で大嘘
11倉持仁院長の総裁選をめぐる正論に橋下徹やネトウヨがいちゃもん
12高市早苗の最側近は「生産性がない」杉田水脈でテレビ局にも同行!
13駐豪大使が「旭日旗が見られて喜ばしい」とツイート、豪でも批判が殺到!
14 防衛省が予算増PRのためインフルエンサー100人に接触計画、一体誰が?

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄