テクニックを学ぶと「セックス嫌い」になる? レジェンドAV監督・代々木忠が教える本当に気持ちいいセックス

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〈中でイクために重要なのが、セックスする相手との関係性である。もっと端的に言えば、相手と心でつながれるかどうか。中でイケない子はここができていない。
「こんなことをしたら相手が引くんじゃないか」とか「嫌われたらどうしよう」という迷いや恐怖にとらわれることなく、偽らざる本当の自分を相手の前にさらけ出す。社会的な倫理観や道徳観からすれば「よくそんなことできるな」というところも含めて、自分を相手に明け渡してしまう。そして相手を「愛しい」と感じる……これができてこそ得られる快感が「中でイク」ということなのだ〉

 前述のように、「an・an」のようなカルチャー要素の強い女性ファッション誌までもが「セックス特集」を展開しているうえ、ネットにはそのような性的な情報が一切オブラートに包まれることもなく溢れている。そのような記事を読んでいると読者は「膣内でのオーガズムを体験したことのない人は、女性として生まれてきた楽しみを逃している」といった、脅迫めいた情報を刷り込まれる。そこで、セックスに関するテクニック磨きへと駆り立てられるのだが、前述の通り、膣内でオーガズムを得るために必要なのはテクニックなどではなく、セックスする相手との濃密な関係性・信頼関係なのである。

 それでも、人々の「テクニック」に関する盲信は尽きない。ある撮影で、代々木監督はこんな唖然とした体験をしたことがあるのだそうだ。

 それは、『ザ・面接 VOL.107 セックス好きですが…何か? 看護婦 人妻 お姉さん』(アテナ映像)という作品を撮っていた時のこと。この作品に登場した、看護師のなつみさんは撮影中「あ」「気持ちいい」と声を漏らすほどで薄い反応しか見せなかった。男優もそのことにはもちろん気づいていたのだが、撮影終了後、彼女をフォローするためにも「すっごい気持ちよかったよ」と声をかけた。すると、彼女はこんな驚きの答えを返したのである。

「ひそかに膣バーベルで鍛えましたから!」

「膣バーベル」という膣トレグッズがある。これを膣内に入れることで、恥骨から尾てい骨にかけての筋肉を鍛えられ、膣の締まりをよくするトレーニングができると喧伝されている大人のオモチャだ。彼女は元カレにもらったという膣バーベルで筋肉を鍛え、その成果を出そうと、セックスの間もずっと膣の締まりを気にしていたのである。挿入中の反応が薄かったのも、締まりに意識を取られていたからであった。

 先ほどから述べている通り、セックスで快感を得られるかどうかは、テクニックなどとは一切関係がない。もちろん膣の締まりも関係ない。「目の前の相手ときちんと向き合えているかどうか」である。しかし、彼女の場合、メディアを通して聞きかじった中途半端な性の知識に溺れて、本当に大事なものを見失っていたのである。

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