独立騒動『あさイチ』有働アナが狙うはフリーよりNHK会長!? 局内政治力で不倫略奪スキャンダルも不問に

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 このように有働アナはNHKの上層部との関係を巧みに構築し、出世街道をひた走ってきた生粋のNHKアナなのだ。まさに究極のジジイ殺しといった感さえあるが、現在NHK会長を務める籾井勝人氏のおぼえもめでたいらしい。

「安倍首相のお友達として会長に就任した籾井氏ですが、安保関連報道でも顕著なように報道やジャーナリズムに対する見識はおろか、“政権のためのNHK化”をひたすら突き進み局内でも恐怖政治を敷いている。今春『ニュースウォッチ9』の大越健介キャスターが更迭されるなど粛正人事があったが、有働アナは盤石。籾井氏に反発する職員もいますが、しかし有働アナとの関係は良好なんです。実際、会長の意向が大きいといわれる紅白総合司会も4年連続で確実視されています。有働アナのほうも、随所で会長に気配りさえ見せていますよ」(NHK関係者)

 それは『あさイチ』を注意深く見ているとよくわかる。日頃、自虐ネタや下ネタを明け透けにぶっちゃけ人気を集めている有働アナだが、権力と報道、戦争や安保など微妙なテーマになると、うってかわって、言葉少なにスルーする傾向があるからだ。

 たとえば昨年の朝ドラ『花子とアン』で主人公の花子が出演するラジオ局が大本営に支配されてゆくという回があったが、『あさイチ』冒頭の“朝ドラ受け”コメントでNHK解説委員の柳澤秀夫がメディアと権力との関係に言及したのに対し、有働アナは別の話題でごまかしスルーしようとしていた。

 また今年2月イスラム国人質事件でジャーナリストの後藤健二さん殺害が明らかになった翌朝の番組冒頭で、同じく柳澤が“朝ドラ受け”を遮りこんなことを語った。

「いま、強く思っていることは、ニュースではテロ対策とか過激派対策とか、あるいは日本人をどうやって守ればいいか、が声高に議論され始めているんだけど、ここで一番、僕らが考えなきゃいけないことは、後藤健二さんが一体何を伝えようとしたのかということ。戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人がそれに巻き込まれてしまう。彼は一生懸命にそれを伝えようとしたんじゃないか」

「テロリストを許さない」「罪を償わせる」などイスラム国への宣戦布告まがいのコメントを口にした安倍首相、それに同調し政権擁護一色だったメディア(もちろんその代表格はNHK)への批判にも踏み込んだこの柳澤氏の発言は大きな反響を呼んだ。しかしこのとき傍らの有働アナは、まるで困ったような微妙な表情を浮かべていた。

 こうして巧みに上層部の意向を忖度している有働アナ。その成果なのか、局内ではさらなる出世、理事待遇の上級職であるエグゼクティブアナウンサーへの就任さえ取り沙汰されているという。

「ジジイ殺しで数々のスキャンダルや派閥抗争を乗り切り、出世を続けてきた有働アナですからね。いまさら独立などせず、局内でその手腕を振るうのが最も得策だと本人も周囲も思っているはずです」(前出・NHK関係者)。

 こうなれば女性初のNHK会長を目指すしかない!?
(林グンマ)

最終更新:2015.11.06 07:04

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