安倍政権にまた人質見殺しの新事実が…相次ぐ失態暴露に公安が口封じ逮捕の動き?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 ようするに、日本政府は中田氏というイスラム国側と交渉するたしかなパイプがあったにもかかわらず、しかも中田氏は自ら外務省にすべてをつぶさに報告していたのに、それを完全無視したのだ。

 安倍首相は今月2月5日の参議院予算委員会で、「こういう出来事が起こりますとですね、中田さんだけではなくて、自分はこういう(交渉)ルートがあるから協力したいという人は結構出てくるんですよ」「やたらめったらに『お願いします』とすれば、(交渉が)うまくいかないのは常識」「このような申し出に簡単に乗るわけにはいかない」と話したが、なんの説得力もない。

中田氏のことを信用できないというのはわかるが、政府はこの段階で小学生のようなメッセージを日本語で送るくらいしかできていなかった。交渉を中田氏に任すということはしなくても、もう少し踏み込んだメッセージを中田氏経由で届けてもらうとか、具体的な交渉に入るための段取りをイスラム国側にヒアリングしてもらうくらいのことはできたはずだ。

 しかし、政府はそれすらもやらなかった。それは怠慢というより、そもそも安倍首相と官邸には救出のための具体的対策を講じる気など最初から一切なかったということだろう。

 それだけでも十分唖然とさせられるが、じつはもっと呆れかえる話がある。なんと、この中田氏を現在、公安がマークし、身辺調査を行うべく動き回っているというのだ。

「公安が目を付けているのは中田さんだけではなく、常岡浩介さんも同様にターゲットとなっている。公安が嗅ぎまわっているのは、ふたりを逮捕できる材料。何かしら理由をつけて逮捕することで、ふたりを黙らせるのが公安の狙いです」(公安担当記者)

 先にもふれたように、湯川さん拘束の後、中田氏と常岡氏が公安の妨害を受けていなければ、湯川さんは助かっていた可能性がある。そして後藤さん拘束と2人の殺害が予告された後には、「(人質解放の)交渉ができるのなら、イスラム国に行く用意がある」とさえ申し出ていた。それを無視しただけなく、いまもなお、中田氏と常岡氏を逮捕しようとしている。今回の『報道特集』で中田氏は政府の失態をあきらかにしたわけだが、こうした告発を力で押さえ込もうとしているのだ。

 事実、2月4日の衆議院予算委員会で山谷えり子国家公安委員長は、「イスラム国関係者と連絡を取っていると称する者や、ネットでイスラム国支持を表明する者が国内で所在することも承知している」と答弁。そうした人物への警戒を徹底的に強化する方針を公表したが、“テロ対策”を謳って、交渉の詳細を知る人物の口封じをする意図が透けて見えるかのようだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること 角川SSC新書

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

安倍政権にまた人質見殺しの新事実が…相次ぐ失態暴露に公安が口封じ逮捕の動き?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。イスラム国人質事件中田考公安報道特集田部祥太の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 葵つかさが「松潤とは終わった」と
2 細田衆院議長が安倍元首相に全責任なすりつける醜い弁明もマスコミは
3 夫の会社が家宅捜索で三浦瑠麗に説明責任「太陽光発電」を後押しする発言
4 三浦瑠麗が松本人志の悪質セクハラ発言を「問題ない」と擁護
5 三浦瑠麗が「医者はワイドショー見てコロナ怖がりすぎ」と医療従事者を嘲笑!
6 つるの剛士が畑泥棒を「近くの工場で働いてる外国人」「あそこ怪しすぎる」
7 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
8 「モーニングショー」まで…台湾有事を煽るマスコミの酷さ
9 安倍元首相と統一教会の関係に田崎史郎、三浦瑠麗、橋下、東国原、古市らが…
10 卒アル写真で未来はわかるのか
11 痴漢しても中島裕翔のドラマは放送開始
12 たけしと瀬古が「玉川徹待望論」もテレ朝は玉川を政治にさわらせない方針
13 防衛省の情報操作計画はデマじゃない!入札企業に「目的は世論工作」と説明
14 乃木坂46橋本奈々未が背負った貧困
15 松本人志追及に井上公造が「圧力ない」
16 青木理『モーニングショー』降板 政権批判コメンテーターを排除か
17 JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
18 岸田政権の“防衛増額”に元自衛隊幹部が「砂糖の山にたかるアリ」と批判
19 辻仁成が告白「彼女に新しい人が…」
20 いとう、アジカン後藤の”音楽と政治”論
1細田衆院議長が安倍元首相に全責任なすりつける醜い弁明もマスコミは
2「モーニングショー」まで…台湾有事を煽るマスコミの酷さ
3夫の会社が家宅捜索で三浦瑠麗に説明責任「太陽光発電」を後押しする発言
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄