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新年特別企画
桑田炎上からSEALDs攻撃、難民差別……2015年、ネトウヨは何をしたか?人気記事ランキング ネトウヨ批判編
新年、新たな闘いを開始するにあたって、お届けしているジャンル別人気記事ランキング。今回は差別やヘイト、ネトウヨをキーワードに集計した10本をお届けしたい。ネット上では相変わらず、人種差別、弱者排撃、そして国家主義的な主張を叫ぶ連中が跋扈している。自分の気に入らない意見に「反日」「在日」とレッテルを貼り、封じ込めようとする動きも続いている。
今年はこれに加えて、安保法制への反対意見やSEALDsなどのデモ、沖縄の辺野古移転反対に対して「共産党」「中国のスパイ」などといったデマをぶつける攻撃も加わった。
テレビや新聞などの大マスコミはほとんど取り上げないが、本サイトは、そんなネトウヨやレイシストを批判・検証する記事に力を入れてきた。そうしたものの中から、2015年、読者にたくさん読まれ、大きな話題になった人気記事を順に発表しよう。
★1位 SHELLYが「安保法反対デモ」肯定して安倍支持ネトウヨからヘイト攻撃受けるも堂々反撃! 肝の据わり方がスゴい
昨夏の安保法制では多くの芸能人が“政治発言タブー”を打ち破ったが、なかでも一際堂々としていたのがタレントのSHELLY。衆院で強行採決された7月15日、ツイッターで政府与党に対する不信感を表明し、反対デモをこう評価した。
「そんな中、今も雨の中デモを続ける方々は本当にかっこいいと思います。若い世代が立ち上がってる事を誇りに思います。日本、どうなっちゃうんだろう。」
だがSHELLYのこの発言に対し、安倍親衛隊のネトウヨたちは総攻撃。スポンサーへの脅迫や、ハーフをあげつらうヘイトスピーチの嵐をぶつけられた。人気商売の芸能人、普通ならば沈黙してしまいがちな状況だが、しかしSHELLYは違った──。ぜひ、その“神対応”っぷりを以下のリンクからご確認いただきたい。
(https://lite-ra.com/2015/07/post-1306.html)
★2位 家族への謝罪要求、経歴暴露…イスラム国事件で後藤さんを攻撃する“クズ”たち
昨年のイスラム国人質事件は、後藤健二さんと湯川遥菜さんが殺害されるという最悪の結末となった。だが、国内ではISによる声明の直後から、二人への聞くに堪えないバッシングが巻き起こっていた。たとえばデヴィ夫人は「いっそ自決してほしい」と宣い、元航空幕僚長の田母神俊雄は「後藤さんは在日だという情報がある」などとデマを拡散。ネトウヨたちも「死ぬことが国益」と言い放ち、後藤さんの母親や妻にまで矛先を向け、さらに週刊誌までもがグロテスクな個人攻撃に加担する有様だった。本サイトは、そのデマ攻撃のペテンを解読しつつ、真っ向から“クズ”たちに反論。詳しくは以下のリンクから。
(https://lite-ra.com/2015/01/post-831.html)
★3位 殺害予告を受けたSEALDs奥田愛基氏の父親が語った!「僕は黙らない」「親の影響だと語るのは愛基に失礼だ」
安保法制に対する反対運動では、若者たちの声が大きく注目された。しかし、とりわけそのムーブメントを牽引したSEALDsに対する、右派・ネトウヨの攻撃は熾烈を極めた。そして、ついには中心的存在である奥田愛基氏、そしてその家族へ対する殺害予告が行われる事態にまで発展。渦中のさなか、本サイトは愛基氏の父・知志さんへインタビュー取材を敢行した。知志さんは自身が危険さらされてもなお、時代に対する危機感と、これに真摯に向かいあう強い意思を語ってくれた。ぜひ、今一度お読みいだだきたい。
(https://lite-ra.com/2015/09/post-1542.html)
★4位 川崎中1殺害事件でも…秋元才加やざわちんが明かすフィリピンハーフへの偏見と差別
週刊誌がこぞって被害者・加害者の少年たちについて書き立てた川崎中1殺害事件。なかには、加害少年の母親がフィリピン人だったことを強調し、明らかに差別を助長するような記事もあった。この国には、いまだにフィリピン人とのハーフに対する偏見の目が存在し、元AKB48の秋元才加やものまねタレントのざわちんも自身の辛い体験を語っている。白人ハーフタレントがテレビで脚光を浴びるなかで、この国に根強く残るフィリピンハーフ差別についても考えてみてもらいたい。
(https://lite-ra.com/2015/03/post-951.html)
★5位 紅白の安倍批判で「反日」と炎上の桑田佳祐 じゃあ『永遠の0』主題歌提供はなぜ!?
小林幸子が“ボカロ曲”で奇跡の復帰を果たした15年『NHK紅白歌合戦』だが、一昨年末の『紅白』ではサザン・オールスターズの桑田佳祐がヒトラーを思わせる“ちょび髭”をつけて「ピースとハイライト」を披露、安倍政権批判だとして炎上したのを覚えているだろうか。本サイトでは、桑田が本当にリベラルなアーティストか詳細に分析・検証。以下がその記事である。
(https://lite-ra.com/2015/01/post-772.html)
なお、その後の桑田を待ち受けていたのは、週刊誌からのバッシングに、所属事務所前での右翼街宣車の抗議だった。結局、謝罪文発表に追い込まれるなど事態は深刻化。こたえた桑田は「反日」を払拭するために──。その裏側を「サザン桑田が新アルバムで反日バッシング対策!? 週刊誌にもコラボ企画でPR予算バラマキ」(https://lite-ra.com/2015/05/post-1090.html)という記事で記したので、こちらも併せてご覧いただきたい。
★6位 子供たちの活躍の裏で…前妻が明かした松田優作の在日差別への恐れと日本国籍への執着
自身のルーツが韓国や北朝鮮にあることを公にしていない芸能人は多いが、その最大の理由は“事務所の意向”と日本社会の“差別意識”だ。名優・松田優作もそうだった。最初の妻・松田美智子の手記には、優作が出自に苦悩し、恐怖すら抱いていた様が克明に描かれている。とくに通名は「在日特権」だなどとヘイトを吐く人たちにこそ、優作が日本国籍取得を目指して書いた“日本人になる動機”をよく読んでもらいたい。
(https://lite-ra.com/2015/06/post-1183.html)
★7位 片山さつきが坂上忍に年金問題とマイナンバー制度を批判され暴言連発! またぞろ生活保護バッシングも…
片山さつき参議院議員といえば、安倍応援議員にして生粋のネトウヨ。民間のヘイト勢力とも極めて親しい関係にあるが、そんな片山がテレビの生放送で坂上忍から“消えた年金問題”をつっこまれて動揺。話をすり替え、お得意の生活保護バッシングを繰り出し、弱者軽視や歴史修正発言を連発、と暴走した。詳細はリンク先でお読みいただきたいが、それにしても、どうしてこんなデマと大嘘を吐き続ける人間が議員でいられるのか、呆れるばかりである。
(https://lite-ra.com/2015/10/post-1594.html)
★8位 卑劣! 勝間和代のビジネスパートナー・上念司がSEALDsの個人情報と悪質デマを拡散 安保反対デモを習近平応援デモとも
昨夏、一躍“ネトウヨの大敵”とされてしまったSEALDsだが、彼らに卑劣な攻撃を加えていたのは、無名のネトウヨだけではない。とくに、安倍応援団の右派文化人らは酷いものだった。たとえば経済評論家の上念司は、SEALDsのメンバーの顔写真や所属学校などの個人情報を拡散。ツイッターではこんな言いぶりだった。
「SEALDsはこの情報を拡散されるのが一番困るようです。昨日から山賊がよく釣れるんで間違いない。習近平応援デモに強烈な一撃を喰らわせましょう。拡散希望です」
なお、上念はバリバリの安倍シンパで、首相をバックアップする複数団体に関与している。ようするに、安倍政権はこういう人間が支えている、ということだ。
(https://lite-ra.com/2015/08/post-1356.html)
★9位 ネットで拡散「堤防決壊は民主党の事業仕分けのせい」は完全なデマだ! 自民党のステマ部隊“ネトサポ”が関与か
昨年9月、記録的大雨で北関東を中心に大規模な水害が発生。茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊したが、ここでまたぞろ安倍応援団たちが跋扈した。曰く民主党政権がスーパー堤防を事業仕分けしたのが原因だというのだ。本サイトは、その主張をいち早く分析。結果、完全なデマであることがわかった。さらには、このデマを垂れ流していたツイッターアカウントのなかに、安倍政権の別働工作隊ことネトサポ(自民党ネットサポーターズクラブ)の姿が確認できた。自民党が、卑劣にも水害を利用して野党を攻撃していた可能性ががぜん高まる。詳細はリンク先を。
(https://lite-ra.com/2015/09/post-1473.html)
★10位 難民の少女を揶揄するイラストで世界中から非難を浴びた漫画家が今度は「在日」攻撃イラスト投稿! 根底にあるヘイトとデマ体質
ネトウヨは日本の恥、これは世界共通の認識になりつつある。昨年、はすみとしこなる漫画家が、外国人写真家の作品を勝手にトレースし、難民の少女を揶揄するイラストを発表、世界中から非難を浴びた。だが、はすみは懲りずに、今度は帰化者をバッシングする悪意に満ちたイラストを公開。どうやらネトウヨというのは、自分がどれだけ日本の国際的評判を下落させているか、まるで理解していないらしい。本サイトでは、このヘイトイラストの背景にある「偽装難民」や「在日特権」デマを、データや資料から実証的に分析。そのデタラメぶりを白日のもとに晒した。ぜひ一度お読みいただきたい。
(https://lite-ra.com/2015/10/post-1592.html)
いかがだっただろうか。2014年と比べて“嫌韓本ブーム”こそひと段落した感のあった2015年だが、むしろ、ヘイトや差別、極右によるデマ攻撃はより先鋭化し、具体的に安倍政権の政策を補佐している印象を受けた。一方で、SHELLYのように、卑劣なネトウヨ攻撃に堂々と対抗する有名人が現れだしたことも特徴的であった。リテラは今年も、ネトウヨや悪質右派政治家・文化人たちのペテンを暴いていくつもりだ。
(編集部)
最終更新:2016.01.06 05:32
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