松本人志、太田光、カズレーザーが五輪演出問題で容姿差別ネタを守る姑息コメント! 一方、渡辺直美は堂々とルッキズム批判

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

芸人たちのコメントの真意は、自分たちの飯のタネを守りたいだけ

 しかし、ルッキズムと女性差別とセクハラにまみれた笑いをつくってきた芸人たちは、こんな問題が起きてもまだ変わろうとせず、逆に姑息な手段で批判をかわそうと必死になっている。

 典型が松本人志だろう。松本は浜田雅功のブラックフェイスが問題になった際も、「はっきりルールブックを設けてほしい」などと、まるでコンプライアンスに振り回される被害者のような発言をしていたが、今回も告発・報道した側を「試作段階でつまみ食いして不味いと言った」などと攻撃して、完全に問題に本質に蓋をしようとした。

 さらには、「直美のフットワークの範囲が狭くなってしまう」と言ったケンコバや、「スマホの画像加工で豚の鼻をつけるやつとかあるじゃない。ああいうのを直美がやりにくくなったらかわいそう」と言った太田光。実際の渡辺はそんなルッキズム的な笑いをとっくに脱却しているのに、いったい何を言っているのか。

 ようするに、彼らはいろいろ理屈をつけているが、結局、自分たちがつくってきたルッキズムにまみれた笑い、差別感情に根ざした飯のタネを何とか守りたいだけなのだ。

 その姑息さにはあきれるほかはないが、しかし、もっと信じられなのは、日本のテレビでは、そんな連中が情報番組やニュース番組でコメンテーターをつとめ、したり顔で社会問題にコメントしていることだ。

 渡辺直美は先のYouTubeで「これがきっかけで、変わったらいいなと思う」と話していたが、彼らのコメントを見る限り、その日はまだまだ遠いと感じざるをえない。

最終更新:2021.03.25 07:36

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

松本人志、太田光、カズレーザーが五輪演出問題で容姿差別ネタを守る姑息コメント! 一方、渡辺直美は堂々とルッキズム批判 のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。カズレーザールッキズム佐々木宏太田光本田コッペ東京五輪松本人志渡辺直美の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄