望月衣塑子原案の映画『新聞記者』サイトに宣伝妨害のサイバー攻撃! 松坂桃李主演なのにテレビはプロモーション拒否

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
望月衣塑子原案の映画『新聞記者』サイトに宣伝妨害のサイバー攻撃! 松坂桃李主演なのにテレビはプロモーション拒否の画像1
映画『新聞記者』公式サイトより


 東京新聞・望月衣塑子記者原案、松坂桃李主演、安倍政権下で起こった数々の不正を描いたことで大きな話題になっている映画『新聞記者』。観客動員も好調で、現在も上映中の同映画だが、6月28日の公開直後に大きなトラブルに見舞われていたことがわかった。公式サイトがサイバー攻撃を受け、サーバーがダウンしていたのだ。

〈現在、特定のIPアドレスから、システムを使用した集中的なアクセスを受けていることから、サーバーが一時的にダウンしてしまうなど不安定な状況になっております〉

 ツイッターなどSNSの公式アカウントにはこんな告知があったが、一体何が起こっていたのか。配給会社スターサンズの宣伝担当者に話を聞くと、異変は公開直後から起こっていたという。

「記録に残っているかぎりでは7月1日からですね。断続的に複数の特定IPアドレスからのアクセスが殺到したのです。それは1秒間に何十回という、人力では考えられないようなアクセスでした。その結果、サーバーが不安定な状態になり、ダウンしてしまった。映画のサイトなのでこうした事態の対策をまったくしておらず、宣伝には非常にダメージがありました」

 そのため配給会社は、Twitterや上映映画館の外部サイトでの告知を行うなど、対策に追われたという。

「ただ、サーバーダウンを知った多くの人がTwitterなどに書き込みをしてくれましたので、それはすごく助かりました。異常アクセスも、そうした人々の“声”が抑止効果になったのか、ある時期から一気に減少し、今はほぼ普通の状況に戻りました。」(宣伝担当者)

 担当者は「サイバー攻撃かどうかは断定できない」として、「被害届を出すとか、IPを特定するなどは、現在のところ考えてはいません」というが、“特定”のIPアドレスからの集中アクセスということは、明らかに意図的な嫌がらせ、妨害行為があったということだろう。

 冒頭でも述べたように、映画『新聞記者』には、安倍政権下で実際に起こった様々な不正を想起させるエピソードがてんこ盛りになっている。たとえば、物語の核でもある大学新設計画をめぐる不正は明らかに加計学園問題を意識させるし、ほかにも、前川喜平・元文科事務次官への謀略報道をモチーフにしているとしか思えない文科省官僚に対するスキャンダル攻撃、伊藤詩織さんの告発を彷彿とさせる“総理ベッタリ記者”による性暴力事件もみ消し、森友公文書改ざん問題を示唆する官僚の自殺などのエピソードも出てくる。

 さらに、こうした政権の謀略を担う機関として、内閣情報調査室がクローズアップされ、映画で描かれた数々の謀略工作のほとんどに関与しているという設定になっていた。

 官邸はこの映画の内容に怒り心頭で、公開前に内容をつかんだ内調幹部は親しい記者に「絶対許さない」と烈火のごとく怒っていたという。そして、同じく安倍応援団やネトウヨも公開前から一斉に映画に対して、非難と攻撃を繰り広げていた。

 そこに、サイバー攻撃があったため、ネット上ではいま、「安倍政権や内調関係者の仕業じゃないか」などという憶測の声まであがっているのだ。

『新聞記者』では、内閣情報調査室のスタッフたちがネットに向かい、すさまじい勢いで書き込み続けて謀略情報を流す様子が描かれていたが、まさに同じような光景が繰り広げられたのではないか、というのだ。

 現実的には、内調などの政府機関が直接、そんなリスクを冒すとは考えにくいが、政権や自民党の周辺にいる関係者、あるいは熱烈な政権支持者が安倍政権批判を仕掛けた可能性は十分あるだろう。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

望月衣塑子原案の映画『新聞記者』サイトに宣伝妨害のサイバー攻撃! 松坂桃李主演なのにテレビはプロモーション拒否のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。サイバー攻撃伊勢崎馨新聞記者望月衣塑子松坂桃李の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 菅首相のベトナムでのスピーチが露呈した「教養のなさ」
2 菅首相の著書改ざんは“都合の悪い記録は残さない”という宣言!
3 菅官房長官のトークのポンコツぶりが話題に!
4 菅政権「成長戦略会議」恐怖の顔ぶれ! 竹中平蔵、三浦瑠麗、アトキンソンも
5 欠陥だらけ GoToイートの背景に菅首相と「ぐるなび」会長の特別な関係か
6 通販生活が「左翼だ」攻撃を一蹴!
7 甘利明、下村博文、高橋洋一、橋下徹も……日本学術会議攻撃のフェイク
8 『プライムニュース』だけじゃない!マスコミに蔓延る韓国ヘイト
9 産経新聞コラムが「引きこもりは自衛隊に入隊させて鍛え直せ」
10 「日本学術会議」任命拒否問題で平井文夫、志らく、橋下徹、八代英輝が…
11 菅首相は消費増税をするつもりだ!内閣官房参与に増税主張エコノミストを抜擢
12 ホリエモン擁護のロンブー淳が「切り取り」反論も…発言はもっと一方的
13 小泉今日子が怒りの反論「共産党から出馬」ガセ情報は内調の仕掛けか
14 杉田和博官房副長官「公安を使った監視と圧力」恐怖の手口!
15 二階幹事長はリアル『半沢直樹』? 日本航空がらみの土地取引疑惑も
16 菅義偉“史上最悪”の総裁選出馬会見! 望月衣塑子には質問妨害
17 中曽根首相「1億円合同葬」強行、教育現場に弔意強要 「前例踏襲」の嘘
18 セブン-イレブンオーナーの自殺続出
19 「日本学術会議」菅首相が会見を開かずグループインタビューで批判封じ
20 大阪都構想住民投票に58億円 吉村知事「イソジン会見」の裏側も発覚
1杉田和博官房副長官「公安を使った監視と圧力」恐怖の手口!
2欠陥だらけ GoToイートの背景に菅首相と「ぐるなび」会長の特別な関係か
3菅首相のベトナムでのスピーチが露呈した「教養のなさ」
4菅首相は消費増税をするつもりだ!内閣官房参与に増税主張エコノミストを抜擢
5大阪都構想住民投票に58億円 吉村知事「イソジン会見」の裏側も発覚
6 中曽根首相「1億円合同葬」強行、教育現場に弔意強要 「前例踏襲」の嘘
7甘利明、下村博文、高橋洋一、橋下徹も……日本学術会議攻撃のフェイク
8菅政権「成長戦略会議」恐怖の顔ぶれ! 竹中平蔵、三浦瑠麗、アトキンソンも
9菅首相 学術会議の推薦名簿を「自分は見ていない」とトンデモ発言
10菅首相と河野太郎行革相が学術会議を「行革対象」にして違法人事介入を正当化
11二階幹事長はリアル『半沢直樹』? 日本航空がらみの土地取引疑惑も
12菅首相の著書改ざんは“都合の悪い記録は残さない”という宣言!
13ホリエモン擁護のロンブー淳が「切り取り」反論も…発言はもっと一方的
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄