JOC竹田恒和会長が退任表明も6月まで居座り! 五輪至上主義と電通タブーで東京五輪汚職を報じないマスコミの責任

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
JOC竹田恒和会長が退任表明も6月まで居座り! 五輪至上主義と電通タブーで東京五輪汚職を報じないマスコミの責任の画像1
日本オリンピック委員会・JOC公式サイトより/pre>


 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が、本日19日にも退任の意向を表明すると報じられている。竹田会長は2020年東京五輪・パラリンピック招致をめぐる汚職疑惑で捜査対象となっており、また招致の最高責任者としても、退任は当然だろう。

 ところが驚いたことに、昨晩毎日新聞が報じたところによれば、任期満了の6月いっぱいは会長職を務める見通しだという。問題の五輪招致をめぐる汚職問題の責任をとって辞めるのではなく、あくまで「任期満了に伴う退任」という形で通そうという魂胆のようだ。いったいどこまで厚顔無恥なのか。

 本サイトで報じてきた通り、竹田会長は、2020年東京五輪・パラリンピック招致に絡む汚職にかかわった容疑で、フランス司法当局の捜査対象になっており、今年1月には起訴に向け本格捜査を開始したことが報じられている。

 竹田会長は1月に会見を開き一方的に潔白を主張したが、JOCの代表者であるにもかかわらず「いかなる意思決定プロセスにも関与してない」と断言するなど、その無責任ぶりを露呈していた。

 日本国内では「カルロス・ゴーン逮捕に対する報復」などという陰謀論も一部ではあがっていたが、そのような見方は的外れだ。本サイトで度々報じてきた通り、この収賄疑惑はゴーン逮捕よりはるか前の2016年にはイギリス・ガーディアン紙がスクープしており、ブラジルやフランス当局は数年に渡って捜査に動いていた。

 ところが、五輪批判がタブー化している国内メディアでは、1月の本格捜査報道以降もこの汚職疑惑を追及する動きはほとんど見られない。そうした状況にあぐらをかくように、竹田会長は説明責任も果たさず、身柄拘束を恐れ国際会議への出席もままならない状態で、JOC会長の座に居座り、任期延長論さえ出てくる始末だった。

 竹田会長の退任は当然で遅すぎるくらいだが、しかし竹田会長が退任するからといって汚職疑惑そのものが解消されるわけでは全くない。

 たとえば、この五輪招致をめぐる汚職疑惑では電通が大きな役割を果たしている。しかし国内メディアは電通タブーを恐れ、電通の問題に一切触れないか、あるいは少し触れたとしても「大手広告代理店」などと明言を避けるなどし、疑惑の全容や電通の責任に切り込むような報道は皆無だ。

 おそらく、JOCは竹田会長の退任をもって汚職疑惑の幕引きを図ろうとするだろう。国内メディアもそれに追随し、疑惑などなかったかのように、五輪翼賛報道を展開するだろう。
 
 日本では「オリンピックのため」という大義名分のもと、あらゆる問題を覆い隠され批判が封じ込められてきた。2020年が近づき五輪至上主義の風潮はますます強まっているが、はたしてこのままでいいのか。

 以下に、2020年東京五輪・パラリンピック招致をめぐる汚職について、国内メディアで報じられてこなかった実態を解説した記事を再録する。このままなんの批判検証もないまま五輪を開催していいのか、いま一度考えてもらいたい。
(編集部)

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

JOC竹田恒和会長が退任表明も6月まで居座り! 五輪至上主義と電通タブーで東京五輪汚職を報じないマスコミの責任のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。JOC五輪竹田恒和編集部電通の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない?
2 高橋洋一「さざ波」「笑笑」ツイートを擁護するお笑い芸人たちの浅はかさ
3 東京五輪ボランティアと同種の仕事に「時給1600円」疑惑を組織委に直撃
4 北海道の感染爆発は菅首相忖度の鈴木知事が対応を遅らせた!
5 宮本亞門が「“お金がからない五輪”は架空」海外のVIP接遇費44億円
6 つるの剛士が虎ノ門ニュースに出演
7 菅原文太の安倍批判が一周忌に公開
8 維新の市長候補はたかじん遺言執行人
9 大阪の入院率10%のなか、維新議員が「コロナ感染、即、入院」で非難殺到!
10 入管法改正強行に小泉今日子らが反対表明!スリランカ人女性見殺しにも非難
11 内閣官房参与の高橋洋一がコロナ感染状況を「さざ波」「笑笑」とツイート
12 中曽根康弘「慰安所つくった」証言と「土人女を集め慰安所開設」文書
13 青木理に官邸の仕掛けで不倫情報
14 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
15 『めざまし8』で3時のヒロイン・福田らが「吉村知事はタイプ」話で盛り上がる
16 東京都が東京五輪の観戦に子ども81万人を動員! 感染拡大中に通達
17 コロナのさなか自公が高齢者の医療費負担を2倍にする法案を強行採決へ
18 池江璃花子のツイートを菅政権やメディアが反対運動封じに利用!
19 乃木坂46橋本奈々未が背負った貧困
20 橋下が「人格障害」名誉毀損裁判で敗訴
1大阪の入院率10%のなか、維新議員が「コロナ感染、即、入院」で非難殺到!
2コロナのさなか自公が高齢者の医療費負担を2倍にする法案を強行採決へ
3 菅首相がコロナ対応の失敗を改憲にスリカエる発言! 国民投票法も強行成立
4吉村知事が「変異株対応」を強調して私権制限主張も…国内初の変異株死者を隠蔽
5 菅首相が「人流は間違いなく減少」と真っ赤な嘘! 東京駅前は昨年の1.8倍
6宮本亞門が「“お金がからない五輪”は架空」海外のVIP接遇費44億円
7『めざまし8』で3時のヒロイン・福田らが「吉村知事はタイプ」話で盛り上がる
8大阪で123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行する医療カット
9北海道の感染爆発は菅首相忖度の鈴木知事が対応を遅らせた!
10菅首相「五輪選手と国民が交わらない」は嘘 528自治体で選手団と住民が交流
11内閣官房参与の高橋洋一がコロナ感染状況を「さざ波」「笑笑」とツイート
12高橋洋一「さざ波」「笑笑」ツイートを擁護するお笑い芸人たちの浅はかさ
13大阪維新・府議の「感染、即入院」はなぜ報じられない?
14池江璃花子のツイートを菅政権やメディアが反対運動封じに利用!
15西村担当相が「マスクでも感染」認めたのに濃厚接触者の定義変更しない菅政権
16入管法改正強行に小泉今日子らが反対表明!スリランカ人女性見殺しにも非難
17東京五輪学徒動員”に向け、緊急事態宣言中に教員770人が会場を“集団下見”

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄