ドラマ『相棒』に“官邸のアイヒマン”北村滋内閣情報官が登場!? 公安が反町や仲間由紀恵を監視・恫喝する場面も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
aibou_01_180106.jpg
テレビ朝日『相棒』番組サイトより


 元旦早々、なんとも興味深いドラマが放送された。『相棒16 元日スペシャル』(テレビ朝日)だ。実は、そのストーリーに、安倍政権中枢に実在するある人物を彷彿とさせる“黒幕”が登場するなど、いま日本が直面する現実を批評的に描いた作品となっていたからだ。
 
 まずは、その概要をざっと紹介しよう。年末のイベント会場で発砲事件が起こる。使用された拳銃は警察官に支給される拳銃(サクラ)だ。会場から加害者と同時に被害者も姿を消すが、被害者と接触のあった3人の高校生が半年前から行方不明となっていたことが明らかになる。

 この少年たちは、ハッカーとして警察庁のサーバーに侵入してしまったことをきっかけに、「安田」を名乗る人物に軟禁されていた。そして発砲事件も「安田」から逃れるために、少年たちが計画したものだった……。

 ストーリーだけ追うと少々荒唐無稽に思えるかもしれない。が、しかしその内容とそのディテールは現在の安倍政権下で現実に進行する監視社会、公安警察の暗躍、そしてその危険性を示唆する要素が散りばめられていた。

 まず、「安田」が少年たちを連れ去る際に使ったのが「特定秘密保護法」だった。警察庁のサーバーに侵入したのは、「10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金」だとして、貧しい祖母と生活する少年を恫喝した。そして「安田」の目的こそ、リストアップされた政府要人、官僚たちのPCなどにハッキングさせ、その個人情報やスキャンダルなど弱みを握ることだった。「安田」の正体は公安関係者(公安警察か公安調査庁かは明らかにされなかったが)であり、実際、ハッキングして得た情報収集をもとに、要人たちを脅迫、ある時にはスパイにするなど思いのままに操り、ある時にはその地位から失脚させるなど様々な工作を行っていった。

 たとえば、各省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局長を脅し、官僚人事を牛耳ろうとするが、しかし局長はこれに耐えられず自殺。その局長のカバンから何者かが遺書を抜き取ったと証言をした男性には、息子の就職をネタに口を封じる。さらに反町隆史演じる特命係・冠城亘に対しても「安田」が接触、「(ある人物の)人生がめちゃくちゃになる。警察キャリアもおしまい」などと脅して、捜査情報を提供させる。さらに仲間由紀恵演じる広報室課には、過去にロシア諜報部員との間に一人娘をもうけるなどの不適切な関係、スパイ容疑が存在したが、その際の秘密のやりとりをちらつかせ、都合のいいフェイク情報をマスコミ発表させようとする。また内閣官房副長官には息子の薬物使用をネタに、辞任を迫る──。

 これって何かに似ていないだろうか。そう、これらは決してドラマの中の絵空事などではない。現実社会においても、公安が政治家の身体検査を行い、また官僚に対する監視が行われてきたことは公然の事実だ。とくに安倍官邸は、公安警察を使って官僚たちを勤務時間外もその監視下に置くなど、徹底している。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

ドラマ『相棒』に“官邸のアイヒマン”北村滋内閣情報官が登場!? 公安が反町や仲間由紀恵を監視・恫喝する場面ものページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。伊勢崎馨公安内閣情報調査室北村滋安倍内閣相棒の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 韓国ヘイト叫んだ厚労官僚はアベノミクスの旗振り役
2 安倍首相が防衛大卒業式でも自衛隊を道具に改憲を宣言
3 指原莉乃がウーマン村本を「政治語るな」批判
4 NZモスクテロ事件容疑者が日本の「多様性のなさ」を賞賛!
5 百田尚樹『日本国紀』に“Yahoo!知恵袋コピペ疑惑”
6 NGT48暴行問題で山口真帆が謝罪強要を訴えるも運営は無視
7 グッディ!土田マジギレ真の原因
8 ピエール瀧逮捕報道で炎上した深澤真紀は間違ってない
9 安倍首相にマッチョ批判
10 フジ『バイキング』で金美齢が部落差別
11 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
12 マララは社会主義者だった!
13 田崎スシローが望月衣塑子記者を「トンチンカン」と攻撃
14 高須院長〈アウシュビッツは捏造〉問題をマスコミはなぜ報じない?
15 『報ステ』がまた政権批判アナ排除
16 沖縄2紙の記者を警察が拘束する暴挙
17 東山紀之が“反ヘイト本”を出版
18 AKBと電通のシークレット飲み会
19 在日差別に怯え続けた芸能人の苦悩
20 五輪汚職のJOC竹田会長居座りを許すマスコミの電通タブー
1安倍首相が隠した原発事故の責任
2 震災から8年、安倍政権の被災者切捨て
3指原莉乃がウーマン村本を「政治語るな」批判
4田崎スシローが望月衣塑子記者を「トンチンカン」と攻撃
5 電力会社の原発広告復活! 関西電力、九州電力は3倍増に
6ピエール瀧逮捕報道で炎上した深澤真紀は間違ってない
7安倍自民党「公約の9割成果」の嘘を検証
8高須院長〈アウシュビッツは捏造〉問題をマスコミはなぜ報じない?
9『報ステ』がまた政権批判アナ排除
10安倍政権が米ジャパンハンドラーに3億円の寄付
11 安倍が再びバノンから「偉大なヒーロー」と
124人のヘイトデモを大量の警察官が守る異様な過剰警備!
13NZモスクテロ事件容疑者が日本の「多様性のなさ」を賞賛!
14韓国ヘイト叫んだ厚労官僚はアベノミクスの旗振り役
15 防衛省元幹部が新基地建設事業投資ファンドの広告塔に
16酩酊状態にさせ暴行して無罪!甘い性犯罪判決の背景
17参院選出馬説の貴乃花が危険な極右オカルト発言!
18ピエール瀧めぐり松本とたけしが無教養丸出し発言
19安倍首相が防衛大卒業式でも自衛隊を道具に改憲を宣言
20五輪汚職のJOC竹田会長居座りを許すマスコミの電通タブー

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄