ドラマ『相棒』に“官邸のアイヒマン”北村滋内閣情報官が登場!? 公安が反町や仲間由紀恵を監視・恫喝する場面も

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ドラマと同じ!安倍官邸は公安警察を使い、官僚の私生活まで監視し恫喝

 たとえば2016年12月、韓国・釜山総領事だった森本康敬氏が電撃更迭されたことがあった。その理由は森本氏が慰安像をめぐる安倍政権の報復措置に、不満を口にしたことだったとされるが、その批判は公の場でなく、知人との会食というプライベートの席で出たものだった。つまり、森本氏は何らかの方法で、密かに監視・盗聴されていたということだ。

 また2017年5月、読売新聞に「出会い系バー通い」を報道された文科省元事務次官の前川喜平氏にしても、その前年秋頃、杉田和博内閣官房副長官から呼び出され、この「出会い系バー通い」を厳重注意されている。やはり勤務時間外の違法性もない私的な言動まで把握されていたのだ。

 秘密警察さながら、スキャンダルや秘密を握り、それをネタに恫喝、自分たちの思いのままに動かす。『相棒』では、こうした安倍政権の暗黒面を投影するエピソードが散りばめられているのだが、しかし、それ以上に驚いたのが、重要登場人物であり、「安田」の背後にいた黒幕の存在だ。それが鶴見辰吾演じる内閣情報調査室(内調)審議官の有馬武人だ。そもそも「安田」の違法手段を含めた様々な諜報活動は、それを影で牛耳る有馬の指令であり、有馬は多くの諜報情報を駆使し、周囲を都合のいいように操り、また自らの地位を確固たるものにしようと目論むのだが、この有馬、実在の“あの要人”とオーバーラップするのだ。

 その人物とは“官邸のアイヒマン”との異名を持つ内調のトップ・北村滋内閣情報官だ。内調は総理直属の諜報機関で、北村氏は安倍首相の側近中の側近。もともと警察庁外事課長などを歴任した公安警察のエリートだが、第一次安倍政権時、首相秘書官に抜擢されたのをきっかけに安倍首相と急接近。警察と官邸のパイプ役として、日本版NSC立ち上げにも深く関わり、特定秘密保護法の法案策定でも中心的役割を担った。

 しかも北村氏はほぼ毎日のように安倍首相と面会し、菅義偉官房長官を飛び越えて情報を直接伝えることもしばしばという親密さであり、政権批判に対するカウンター情報や政敵のスキャンダルを流しているとされる人物でもある。

 たとえば、“御用ジャーナリスト”・山口敬之氏の「準強姦もみ消し疑惑」でも、「週刊新潮」(新潮社)がそれを報じることを知った山口氏は、北村氏と思われる人物にメールで報告していたことがわかっている。また民進党代表だった蓮舫参院議員の二重国籍疑惑や山尾志桜里衆院議員のガソリン代巨額計上問題、そして沖縄県の翁長雄志知事に対するバッシング・デマ情報も内調の仕掛けだったとされる。これらの大元はすべて、北村氏の指示で内調や公安に嗅ぎまわらせた情報で、それを御用メディアやジャーナリストにリークするなどしたといわれている。

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