室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第8回ゲスト 辻元清美(前編)

室井佑月が立憲民主党・辻元清美に迫る!「もっとリベラル色を出して」「枝野さんは信用できるの」

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辻元「加計問題のとき、自民党の人も安倍首相の答弁を『信じてない』と」

辻元 あと、今回の躍進は面白くてね、例えばネットでもゆるキャラの「民主くん」に、リッケンバッカー製のギターを持たせて「立憲民主くん」と名づけてアップした人がいて。そういうのはすごく面白いと思いました。勝手に作られて、勝手に広がっていく。総選挙の街頭演説のとき、枝野さんは車に乗らず台に乗って演説していたら、「#枝野のお立ち台」いうハッシュタグで、「今日は大阪ではビール箱」とかアップして応援してくれた人もいた。愛されている証拠だなと思うのと同時に、個々の人々の政治へ参加したいって意識の強さも出てると思いました。

室井 でも一方で、希望の党にいった民進党の人たちって、中山成彬・中山恭子という極右夫妻まで出馬すると分かっていたのに、よく行きましたよね。敵を倒すためには巨大なグループにならなければならないという希望の党の言い分は理解できなくもなかったけど、でもそのあとでいろいろな条件がちょこちょこ出てきて。排除の方針も明確になって。それなのに希望の党に行く人がわたしは理解できなかった。

辻元 私は、9月30日に「(希望の党に)行きません」と宣言しました。でもね。希望に行った方々の中でもそれぞれの事情や引き返せない状態に置かれていた人も多かったですよ。一旦は、「全員で行こう」っていう前原さんに交渉を託したわけですから。それは汲んであげないといけないという気が私はします。その間、本当にめまぐるしかったですから。

室井 でも世の中の人はちゃんと見てますよ。そこの判断間違えちゃいけんだろって。あと、話は安倍政権に戻りますが、平気で嘘をついてるのに自民党の中でもだんまり。だからやっぱりあの人をこのまま総理大臣にしておけない。これまでも、「自分は立法府の長だ」と言ったり、自衛隊のことを「我が軍」と言ったり。

辻元 加計学園で加計孝太郎さんが「今治市に獣医学部を作りたい」とずっと政府に働きかけをしていたのに、安倍さんは「今年の1月20日まで知らなかった」と言っているでしょう。加計さんは安倍さんの周りの国家戦略特区を担当していた山本幸三大臣に会いに行ったり、萩生田光一官房副長官や内閣参与も動きまわっていた。安倍さんも加計さんとゴルフ、食事を14回もして、その話をしてないというほうが不自然だと思う。 
 実は、私は自民党の人に「1月20日まで知らなかったという安倍首相の発言をあなた信じているの?」と聞いたら、「信じていない」と言ってました(笑)。「それなら党内で追及してよ」と突っ込んだんですけどね。でも言えない。「国会で与党の質問時間を増やせ」と言うなら、「1月20日は嘘じゃないか」という質問を自民党ができるのかということなんです。そんな質問をできもしない。だから野党の質問時間は大事なんです。

室井 これまで与党2:野党8だった質問時間を、与党5:野党5で見直すという話ですね。あれにはびっくりした!

辻元 政府与党は「若手議員は質問ができないから可哀相」とか「多数を取ったのだから、国民は新人たちの意見も聞きたいに違いない」なんていう主張をしているけど笑止千万でしょ。「多数を取った若手議員」の意見と言うけど、与党が出す法案は“与党が事前に承認”したもの。それに対し野党がしっかりとチェックするというのが国会であり立法府の役割なはず。それなのに野党の質問時間を削減するなんて、まさに国会の否定でしょう。

室井 そんなに新人に発言させたいなら、国会の前の委員会で喋らせればいいじゃないですかね。「国民にわかりやすくするために」なんて言ってますけど、安倍政権って後ろに国民がいることを本当にわかっていない。

辻元 そもそも今の野党8:与党2の時間配分を変えたいと自民が言うのはおかしな話なんですよ。なぜなら、民主党が与党だったときに、当時野党だった自民党の町村信孝さんらが「野党の質問時間が短くては、健全な議論にならない」と強く主張されて、現在の時間配分が決まった経緯があるからです。野党に質問されれば、回答時間があるわけです。問題がないのであれば疑惑をはらす良い機会になるはずではないですか。実は、自民党の竹下登・元総理もこうおっしゃっているんです。
「法律案作成に至りましても、あるいは予算編成に至りましても、政府・与党一体の責任で政調会の各部会等で十分事故の意見を吐き、質疑応答をしていらっしゃるということからして、(与党の質疑時間については)割愛と申しますか、可能な限り少数意見に耳を傾けると申しますか、野党の皆さん方に時間を差し上げるというのが私どもが教わって今日まで守っておるところでございます」(1988年4月5日、参議院予算委員会)
 まっとうなご見識だと思います。

室井 与党議員が時間をもらっても、般若心経を唱えちゃったりしますしね。

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