AV親バレ問題で浮き彫りになった鈴木涼美と紗倉まなの違い…AVへの嫌悪を受け入れる鈴木と偏見に抗い続ける紗倉

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
sakura_suzuki_170817_top.jpg
左・紗倉まな『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』(宝島社)/右・鈴木涼美『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』(幻冬舎)


「私はあなたが詐欺で捕まってもテロで捕まっても全力で味方するけど、AV女優になったら味方はできない」

 元AV女優で元日本経済新聞記者という異色の経歴をもち、現在は作家として活動している鈴木涼美は、先日出版したエッセイ集『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』(幻冬舎)のなかで、AV出演の過去が家族に知られた結果、母から上記のような言葉をかけられたと明かし、読者を驚かせた。

 というのも、「週刊文春」(文藝春秋)2014年10月9日号に「日経新聞記者はAV女優だった! 70本以上出演で父は有名哲学者」と題された記事が掲載されて以降、彼女は「元AV女優で元日本経済新聞の記者」というインパクトの強い肩書きを打ち出しながら、社会学者・作家として活動していたからだ。

 彼女が家族にAV出演の過去がバレたのは週刊誌報道の4年前。復縁の可能性を絶たれた元恋人が逆上して彼女の親にメールを送ったのがきっかけだという。それから、鈴木氏の母親は亡くなるまでAV女優として働いていた経歴を許すことはなかったのだそうだ。

 現在、AV出演強要問題に関する社会的議論が続いているが、それと並行するようにここ最近は、恵比寿マスカッツのようにタレント業も兼務する存在が出現したことで「AVに出演する」ということへの心理的ハードルが下がり始めたと指摘される流れもあった。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

AV親バレ問題で浮き彫りになった鈴木涼美と紗倉まなの違い…AVへの嫌悪を受け入れる鈴木と偏見に抗い続ける紗倉のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。新田 樹鈴木涼美の記事ならリテラへ。

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄