森友学園問題で安倍首相の答弁がヒドすぎる! 「理事長と考え方共鳴」が一転「しつこかった」

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 それなのに、昨日のHPからの昭恵夫人の記載が削除されたことを「隠蔽だ」と批判を浴びると、安倍首相は「失礼ですよ! あなたたちはすぐにそうやってレッテル貼りをしようとしている!」「私が関与しているがごとくのイメージ操作だ!」と逆ギレ。何度も言うが、昭恵氏が「安倍晋三内閣総理大臣夫人」という肩書きで名誉校長を引き受け「関与」していることは事実であり、レッテル貼りでも何でもない。

 こうした答弁の変遷を見れば、安倍首相があきらかに動揺しているのがわかる。一体、誰が嘘をついているのか──。疑惑はさらに深まるが、しかし、問題はテレビ報道だ。このような答弁がおこなわれたのに、ワイドショーは相も変わらず金正男暗殺や豊洲問題の一辺倒。『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)や『白熱ライブ ビビット』(TBS)を除いては、スポットニュースやミニコーナーなどで取り上げる程度。

 しかも、本日の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)にいたっては、スポットニュースで安倍首相の国会答弁を短く紹介したが、宮根誠司は“勝手に名前を使われた安倍首相がなぜ責められるの?”といった具合で問題を矮小化。経済評論家の森永卓郎が塚本幼稚園の虐待と指摘される教育内容について語ったが、宮根は「なんでそんなこと知ってるの?」と森永に驚いて見せる始末だった。国会でも取り上げられている深刻な問題なのに、まったく眼中にないのである。

 きょう、安倍首相に切り込んだ民進党の福島伸享議員は、「愛国の名のもとに国を私物化しているのではないかというのが多くの国民の疑惑の目」と言及したが、その私物化をメディアが国民の目から覆い隠している、それが実態だろう。
(編集部)

最終更新:2017.11.20 04:29

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