『ミヤネ屋』も『ひるおび!』も「仏でテロが起きたのは自由と人権尊重のせい」…テロを利用して人権制限キャンペーンが

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
miyane_150904_topnew.jpg
「Take Off Mg」HPより


 パリ同時多発テロをきっかけに、自民党がさっそく共謀罪の検討をぶちあげるなど、国民への監視強化の動きが出てきているが、これに呼応するようにテレビが一斉にとんでもないことを叫び始めた。

 フランスがテロにあったのは自由と人権を尊重しているからだ──。

 たとえば、11月18日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)。速報でパリ郊外にて発生した銃撃戦を伝えるなか、スタジオで司会の宮根誠司が「イスラム過激派というものに対する根本的な解決は果たしてあるだろうか?」と語ると、コメンテーターの橋本五郎・読売新聞特別編集委員が突如、こう持論を述べ始めた。

「パリっていうのは非常に象徴的で、フランスはやはり人権とか自由とか、そういうものを重んずる。そうしますとどうしても、まあ、そこは独裁国家のようにはいかない。そういうところを(テロリストが)狙っているというのが言えますよね。これから非常にそれは厳しくなるでしょう。ある程度やっぱり(人権の制限を)我慢しないと」

 いくら“安倍親衛隊”読売の編集委員とはいえ、よくもまあこんな無茶苦茶なことが言えるもんだ、と唖然としていると、橋本のコメントを受けた宮根もまた、驚愕すべきことを口走った。

「フランスという国は人権とか自由があって、監視カメラも他の国に比べれば少ない。それから『シャルリ・エブド』が狙われたときも、盗聴とか電話の傍受とかそういうことをやらなくちゃいけないんじゃないかっていう、一回、世論が起こったんですけど、それはやりすぎだろって話が起こって。フランスというところは、ちょっと、こういうことが起こってしまったから言うわけじゃないんですけど、非常に、甘くなっているのがあるんですよね」

 人権や自由とか甘いこと言ってるからこんなことが起きる、もっと監視や盗聴をしていればテロは防げた、宮根たちはそう言いたいらしい。

 いや、こうした主張をしているのは『ミヤネ屋』だけではない。『ひるおび!』(TBS)『情報LIVE グッディ!』(フジテレビ)など、多くの情報番組、ワイドショーがまるで申し合わせたように、フランスが自由と人権を尊重したせいでテロが起きたと大合唱を始めているのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

佐藤優の「地政学リスク講座2016」 日本でテロが起きる日

  • amazonの詳細ページへ
  • 楽天ブックスの詳細ページへ

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

『ミヤネ屋』も『ひるおび!』も「仏でテロが起きたのは自由と人権尊重のせい」…テロを利用して人権制限キャンペーンが のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。テロリズムマスコミ宮島みつや宮根誠司の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍が徴用工問題で「ファクト示すのが一番」とツイートしツッコミ殺到
2 フジテレビがお台場カジノ開発を計画
3 菅首相のベトナムでのスピーチが露呈した「教養のなさ」
4 菅首相の著書改ざんは“都合の悪い記録は残さない”という宣言!
5 欠陥だらけ GoToイートの背景に菅首相と「ぐるなび」会長の特別な関係か
6 ぼうごなつこ『100日で崩壊する政権』は安倍政権のインチキの記録
7 櫻井よしこは「神社」に住んでいた! 
8 菅政権「成長戦略会議」恐怖の顔ぶれ! 竹中平蔵、三浦瑠麗、アトキンソンも
9 甘利明、下村博文、高橋洋一、橋下徹も……日本学術会議攻撃のフェイク
10 「あいちトリエンナーレ」“慰安婦像展示”への攻撃・圧力はフェイク
11 通販生活が「左翼だ」攻撃を一蹴!
12 「日本学術会議」任命拒否問題で平井文夫、志らく、橋下徹、八代英輝が…
13 ホリエモン擁護のロンブー淳が「切り取り」反論も…発言はもっと一方的
14 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
15 中曽根首相「1億円合同葬」強行、教育現場に弔意強要 「前例踏襲」の嘘
16 二階幹事長はリアル『半沢直樹』? 日本航空がらみの土地取引疑惑も
17 杉田和博官房副長官「公安を使った監視と圧力」恐怖の手口!
18 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
19 葵つかさが「松潤とは終わった」と
20 大阪都構想住民投票に58億円 吉村知事「イソジン会見」の裏側も発覚
1杉田和博官房副長官「公安を使った監視と圧力」恐怖の手口!
2欠陥だらけ GoToイートの背景に菅首相と「ぐるなび」会長の特別な関係か
3菅首相のベトナムでのスピーチが露呈した「教養のなさ」
4大阪都構想住民投票に58億円 吉村知事「イソジン会見」の裏側も発覚
5菅首相は消費増税をするつもりだ!内閣官房参与に増税主張エコノミストを抜擢
6 中曽根首相「1億円合同葬」強行、教育現場に弔意強要 「前例踏襲」の嘘
7甘利明、下村博文、高橋洋一、橋下徹も……日本学術会議攻撃のフェイク
8菅政権「成長戦略会議」恐怖の顔ぶれ! 竹中平蔵、三浦瑠麗、アトキンソンも
9菅首相の著書改ざんは“都合の悪い記録は残さない”という宣言!
10 フジテレビがお台場カジノ開発を計画
11二階幹事長はリアル『半沢直樹』? 日本航空がらみの土地取引疑惑も
12安倍が徴用工問題で「ファクト示すのが一番」とツイートしツッコミ殺到
13ホリエモン擁護のロンブー淳が「切り取り」反論も…発言はもっと一方的

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄