ファンに枕営業、パンスト、小学校の通知表まで売りつけ…食えない地下アイドルたちの壮絶生活とは?

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 また、ファンを使い、こんなかたちで副収入を得る人もいたと綴っている。

〈彼女は本当に3万円でパンストを売っていましたし、ライブの衣装も自ら複数のファンに販売していました。そのうち感覚が麻痺してきて、フリーマーケットに定価以上の値段で私服を出品しては、SNSに居場所を書き込んで、ファンを集めるようになりました。「あくまでプライベートのこととして書き込むのが大事。周りは普通に子どもの古着を数百円で売ったりしてたから、私のブースだけ異様だった」と話します〉

 これらは確かに「濁ったグレーゾーン」なのかもしれないが、自らの意思で売っている分、まだマシ。なかには、こんなかわいそうなケースもあるのだという。

〈所属事務所に衣装を売らされている地下アイドルも、ごく一部ですが存在します。ひどい時にはライブ後すぐに着替えさせられて、その場でオークションが始まる、なんてこともありました。あの時、楽屋で着替えさせられていた女の子たちの悔しそうな横顔は、いまでも忘れられません〉

 地下アイドルとは、やはりそんなにも稼げないものなのだろうか? 「最強の地下アイドル」と呼ばれ、オリコンランキングで1位を獲得したこともある仮面女子のメンバー・小柳朋恵は「SPA!」(扶桑社)2014年7月15日号でこんな現実を語っている。

〈長崎から上京して2年弱になりますが、今も事務所の6畳一間で共同生活。布団を3枚敷き、6人で雑魚寝しています!〉
〈生誕祭のある月は7万円でしたが、普段は5万円。3分の1はブログなど営業ツールであるスマホに消えちゃうし、残りも化粧品や食費、交通費……貯金はできません!〉

 予想を上回る過酷な環境である。そんな状況下、よく噂に聞く「枕営業」も実際に存在するようだ。『潜行 地下アイドルの人に言えない生活』でも、姫乃が自主制作でアルバムをつくった際、レコーディングを担当したエンジニアに「もう疲れた。ヤラせて。じゃないとレコーディングのデータは渡さない」と言われたエピソードが出てくるが(結果、枕営業は受けずレコーディングのデータは捨てることになった)、このように大人から「枕」の話が出るのも珍しいことではないという。地下アイドルとしての経験をもとに業界の裏を描いた「アイドルになりたいっ!」を漫画アプリ『comico』で連載している優月心菜は「SPA!」15年9月22日・29日合併号でこう語る。

〈合同ライブのトリになりたいがために、イベンターと寝たり付き合ったりするコも多い。あるイベントでは、トリから5番目くらいまでが全員イベンターと寝たコだったなんてこともありました〉

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