反戦のふりをした戦争肯定映画『永遠の0』にだまされるな! 本当の反戦とは何か、ジブリ高畑勲監督の言葉をきけ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hotarunohakazero_01_150731.jpg
左・DVD『永遠の0』(アミューズソフトエンタテインメント)/右・DVD『火垂るの墓』完全保存版(ウォルト・ディズニー・ジャパン)


 本日『永遠の0』が地上波初放送された。『殉愛』や「沖縄の新聞はつぶせ」発言ですっかりトンデモ評価を定着させた百田尚樹だが、この『永遠の0』だけはすばらしいという人が少なくない。

 本サイトでは『永遠の0』が戦争賛美のファンタジーであることを繰り返し指摘しているが、「読まずに、百田だからレッテル貼りで戦争賛美と言ってるだけ」「『永遠の0』は戦争の恐ろしさを描いている」「命の大切さを訴えている」だから、『永遠の0』は反戦映画である、という声が変わらず多い。作者の百田自身も、「戦争賛美ではない」と主張している。

 しかし、『永遠の0』を反戦だと思い込んでる方にぜひ読んでいただきたい記事がある。スタジオジブリの高畑勲監督の反戦への思いを紹介した記事だ。高畑勲監督といえば、戦争孤児を描いた『火垂るの墓』が有名だ。戦争の悲惨さを描いた同作は、海外からの評価も高く、公開から20年近く経ったいまなお“反戦映画”の名作として受け継がれている。

 ところが、当の高畑監督は「『火垂るの墓』は反戦映画じゃない、『火垂るの墓』では戦争を止められない」と語っているのだ。

 高畑監督のいう、本当の反戦とは何か。この高畑監督の言葉を紹介した記事を再録するので、『永遠の0』で涙を流しているヒマがあったら、読んであらためて考えてもらいたい。
(編集部)

***********************

 ついに日本時間の23日、第87回アカデミー賞が発表になる。注目は、長編アニメ映画部門賞にノミネートされている高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』の行方。長編アニメ映画部門で日本人がノミネートされるのは、宮崎駿監督以外でははじめてのこと。さらにもし受賞すれば、2002年の『千と千尋の神隠し』以来2度目の快挙となる。下馬評では『ヒックとドラゴン2(仮題)』の受賞が有力視されているが、『かぐや姫の物語』の群を抜いた芸術性によって、高畑監督は世界から視線を集めているといっていいだろう。

 高畑監督といえば、1988年に日本で公開された『火垂るの墓』が海外でも高い評価を受け、イギリスでは実写映画化される予定も。いまなお“反戦映画”として引き継がれている名作だが、じつは、高畑監督はこの自作について意外な認識をもっているらしい。

「『火垂るの墓』は反戦映画と評されますが、反戦映画が戦争を起こさないため、止めるためのものであるなら、あの作品はそうした役には立たないのではないか。そう言うと大抵は驚かれますが」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ジブリの教科書4 火垂るの墓 (文春ジブリ文庫)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

反戦のふりをした戦争肯定映画『永遠の0』にだまされるな! 本当の反戦とは何か、ジブリ高畑勲監督の言葉をきけ!のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。スタジオジブリ百田尚樹編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 冤罪に巻き込まれただけなのに解雇!“推定無罪”無視の会社
2 お笑い芸人「薬物をやらない」自慢の無自覚
3 今度は年金事務所所長がヘイト、野党議員や言論人を「在日認定」攻撃
4 国会議事堂そばのアパに泊まってみた
5 NZモスクテロ事件容疑者が日本の「多様性のなさ」を賞賛!
6 百田尚樹がジュゴンめぐりまた反対派攻撃のフェイク 
7 指原莉乃がウーマン村本を「政治語るな」批判
8 NGT48暴行問題で山口真帆が謝罪強要を訴えるも運営は無視
9 片山さつきが坂上忍に批判された
10 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
11 韓国ヘイト叫んだ厚労官僚はアベノミクスの旗振り役
12 グッディ!土田マジギレ真の原因
13 安倍首相が防衛大卒業式でも自衛隊を道具に改憲を宣言
14 安倍首相にマッチョ批判
15 イノッチが夫婦別姓反対派を一蹴!
16 元旦朝生のウーマン村本は間違ってない
17 沖縄2紙の記者を警察が拘束する暴挙
18 『報ステ』がまた政権批判アナ排除
19 下村大臣が「震災は愛国心欠如のせい」
20 ピエール瀧逮捕報道で炎上した深澤真紀は間違ってない
1指原莉乃がウーマン村本を「政治語るな」批判
2田崎スシローが望月衣塑子記者を「トンチンカン」と攻撃
3 電力会社の原発広告復活! 関西電力、九州電力は3倍増に
4ピエール瀧逮捕報道で炎上した深澤真紀は間違ってない
5韓国ヘイト叫んだ厚労官僚はアベノミクスの旗振り役
6安倍自民党「公約の9割成果」の嘘を検証
7高須院長〈アウシュビッツは捏造〉問題をマスコミはなぜ報じない?
8『報ステ』がまた政権批判アナ排除
9安倍政権が米ジャパンハンドラーに3億円の寄付
10NZモスクテロ事件容疑者が日本の「多様性のなさ」を賞賛!
114人のヘイトデモを大量の警察官が守る異様な過剰警備!
12ピエール瀧めぐり松本とたけしが無教養丸出し発言
13 防衛省元幹部が新基地建設事業投資ファンドの広告塔に
14酩酊状態にさせ暴行して無罪!甘い性犯罪判決の背景
15安倍首相が防衛大卒業式でも自衛隊を道具に改憲を宣言
17五輪汚職のJOC竹田会長居座りを許すマスコミの電通タブー
18国会議事堂そばのアパに泊まってみた
19ピエール瀧「韓国紙幣で吸引」報道の差別扇動
20百田尚樹が辰巳琢郎を人格攻撃していた理由

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄