NHK 9時の大越キャスター更迭は官邸の意向! 安倍お気に入り記者も協力?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
ookoshi_150327.jpg
NHKオンライン『ニュースウオッチ9』公式サイトのコラム「大越健介の現代をみる」より


 安倍政権のメディア支配が限度を超える域にまで達してきた。テレビ朝日の人気報道番組『報道ステーション』で「I am not ABE」と発言した元経産官僚の古賀茂明氏が官邸の猛抗議を受け、同氏を起用し続けたプロデューサーともども“粛清”されることになったことはすでに当サイトでも報じたが、こんどはNHKの看板番組『ニュースウオッチ9』である。

 同番組で5年間、キャスターを務めた大越健介氏が今日で降板するのは既報のとおりだが、実はこの人事、「安倍官邸の意向」によるものだったというのである。23日発売の「週刊現代」(講談社)が〈左遷! さらば、NHK大越キャスター エースはなぜ飛ばされたのか〉というタイトルで舞台裏を詳報している。

「まさに青天の霹靂でした。NHK局内の現場でも、誰もこのタイミングで大越さんが降りるとは思っていなかった。まさに異例のキャスター交代ですよ」

 同記事は、そんな記者の言葉から始まる。NHKでは毎年秋ごろ、幹部による「キャスター委員会」という会議が開かれ、各番組の次年度のキャスターを誰にするかが話し合われる。春の番組改編でキャスター交代の可能性があれば、ここでリストが挙げられ検討される。昨年秋の委員会では『ニュースウオッチ9』のキャスター人事は俎上にすら上がっていなかった。

 それが昨年暮れ、総選挙で自民党の圧勝が決まったころから雲行きが怪しくなった。大越氏は12月のある日突然、上層部から呼び出され、降板を言い渡された。なぜこのタイミングなのか、もう少しやらせて欲しいと食い下がったが、幹部は聞く耳を持たなかったという。一組織の人事とはいえ、視聴者からの好感度も高い人気キャスターを、こうも強引に切ってしまっていいのだろうか。

 “大越おろし”の原因はいうまでなく、ニュースの間にはさむコメントが「安倍官邸のお気に召さなかった」ということらしい。とはいえ所詮はNHKの番組である。いくら大越氏が従来のNHKの枠を越えた「モノを言う」キャスターだったとはいえ、“歯に衣着せぬ”といった物言いではなく、ごくごく当たり前の内容を穏当な言葉で話すだけだった。例えば、大越氏は事故後の福島第一原発サイトに過去6回、足を運んでリポートをするほど原発問題に関心が強かった。昨年2月に訪れた際には、次のような言葉で締めくくった。

「(原発)再稼動の申請が相次いでいますが、自然ははるかに人間の想定を超える力を発揮しうるという教訓に立ち、慎重な上にも慎重な安全確認が行われなければならないでしょう」

 これだけだ。反原発でも何でもない。また、一部報道では大越氏がブログで原発再稼動に慎重な姿勢を見せていたことが問題視されたとの指摘があるが、実際に調べてみると、〈原発事故の教訓はどうなったのか〉〈(福島原発事故は)原子力の安全神話を崩壊させ、技術への過信に大きな警鐘を鳴らした〉といった程度の記述だった。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ニュースキャスター (文春新書)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

NHK 9時の大越キャスター更迭は官邸の意向! 安倍お気に入り記者も協力?のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。NHK原発圧力大越健介安倍晋三の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍晋三が「東京五輪」語るも、1年延期の理由は大嘘 歴史改ざん
2 検察審査会「不起訴不当」は当然!桜前夜祭の損失補填に安倍本人関与の根拠
3 感染3000人超でもテレビは五輪一色、加藤浩次が“五輪無罪”を主張
4 葵つかさが「松潤とは終わった」と
5 久米宏が終了決定のTBSラジオで田中真紀子と
6 感染3177人で小池百合子が会見トンズラ!「一人暮らしは自宅を病床」暴言も
7 五輪海外選手の猛暑への批判に同調の為末大が猛暑懸念の声を「反安倍」と
8 IOC幹部の発言で安倍の責任が明白に…「1年以内延期」「再延期なし」ゴリ押し 
9 感染者急増、医療逼迫でもテレビは「五輪金メダル」報道一色、コロナ無視!
10 五輪で “濃厚接触者との対戦拒否できず”のルールがこっそりできていた
11 竹中平蔵パソナの利益が前年の10倍以上に!五輪とコロナ対策事業のおかげ
12 菅首相「五輪中止ない」の理由「人流減った」「新たな治療薬確保」は大ボラ
13 フィフィが水原希子に狡猾なヘイト攻撃
14 川島なお美が近藤誠の診断を告発
15 ネトウヨ高須院長に息子が苦言!
16 NHK大越更迭の裏に官邸と御用記者
17 山口敬之逮捕を握り潰した“官邸の忠犬”中村格が警察庁ナンバー2に!
18 それでも謝罪しない…河野太郎がワクチン問題でついた嘘と”知の崩壊“発言
19 五輪サッカー・久保建英が南アの陽性者に「僕らに損ではない」と無神経発言
20 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
1検察審査会「不起訴不当」は当然!桜前夜祭の損失補填に安倍本人関与の根拠
2大ウソだらけの東京五輪! 安倍・菅・森はどんな嘘をついてきたか
3安倍晋三が「東京五輪」語るも、1年延期の理由は大嘘 歴史改ざん
4五輪サッカー・久保建英が南アの陽性者に「僕らに損ではない」と無神経発言
5菅首相「五輪中止ない」の理由「人流減った」「新たな治療薬確保」は大ボラ
6感染者急増、医療逼迫でもテレビは「五輪金メダル」報道一色、コロナ無視!
7 検査数少ないのに感染1387人 東京で医療逼迫が起き始めた!
8五輪入場行進にすぎやまこういちの曲、杉田水脈のLGBT差別に同調
9五輪海外選手の猛暑への批判に同調の為末大が猛暑懸念の声を「反安倍」と
10南ア、チェコ選手の感染、イギリス選手の濃厚接触も隠していた政府と組織委
11五輪で “濃厚接触者との対戦拒否できず”のルールがこっそりできていた
12五輪開会式演出の小林賢太郎が“ユダヤ人大量惨殺ごっこ”ギャグで解任!
13感染3177人で小池百合子が会見トンズラ!「一人暮らしは自宅を病床」暴言も
14 スポーツ選手に五輪問題を問うのは誹謗中傷でない!有森裕子、平尾剛の発言
15組織委は「復興」ないがしろ!被災3県の子どもの深夜動員にも批判 
16感染3000人超でもテレビは五輪一色、加藤浩次が“五輪無罪”を主張
17五輪入場行進曲の作曲者名カットはすぎやまこういち隠し?それとも

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄