ルミネCMで、はあちゅうも炎上!「イケメンだったらセクハラにならない」問題を考える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
hahchoo_01_140805.jpg
はあちゅうこと伊藤春香公式ブログ「はあちゅう主義。」より


 先週、JR東日本の子会社が運営するファッションビル「ルミネ」が公式映像としてアップしていた「ルミネが働く女性たちを応援するスペシャルムービー」が大炎上した。

 動画を見ていない人のために、動画内で描かれた物語を紹介しよう。

 まず、ボーダー服+パンツ+トレンチコートという出で立ちで出勤するひっつめ髪の女子が、会社近くで先輩と思しき男性と遭遇する。「なんか顔疲れてんなー、残業?」と声をかけられ、女子が「普通に寝ましたけど」と答えると、男性は「寝てそれ?」と言って笑いはじめる。そのとき、ふたりの同僚である、もうひとりの女子が登場。そのビジュー付きカーディガン+パステル系ふんわりワンピの巻き髪女子を見て、男性は「やっぱかわいいな、あの子」と言い、ボーダー女子に対し「大丈夫だよー、吉野とは需要が違うんだから」と述べる。そこに〈需要〉というテロップがかかり、〈求められること。この場合、「単なる仕事仲間」であり「職場の華」ではないという揶揄。〉と解説されるのだ。

 ……「需要のある女」と「需要のない女」を男性目線で分断・区別する。これだけで十分“アウト”なストーリーだが、問題はこのあと、当のボーダー女子が「最近サボってた?」と自問自答しはじめる点。そこで「変わりたい? 変わらなきゃ」というルミネのメッセージが流れるのだ。そう、男性目線で「需要がない」と断罪された女性が、その言葉をまんま内面化してしまうのである。

 ご存じの通り、このスペシャルムービーには非難の声が殺到し、すぐさまルミネも謝罪し動画は公開中止となった。だが、この騒動に対して、人気ブロガーの“はあちゅう”こと伊藤春香がTwitterにさらなる一石を投じ、そちらも話題になっている。

 はあちゅうの主張は、こうだ。

〈ルミネのCM、上司がイケメンだったら炎上しなかったと思うんだけどな〜。好きな人のためなら頑張れるけど、冴えない上司に言われるのはムカつくってだけで、好きな人にやられたら嬉しいことを嫌いな人がやったらセクハラになるって言葉思い出した。〉

 はあちゅうは「イケメンだったら」というが、世の中はイケメンなら何を言っても許せるほど寛容な女ばかりであるはずがなく、このツイートも案の定、炎上。しかし問題は、“セクハラ行為も好きな人ならOKで、嫌いな人はNG”というコメントのほう。こうした女性の“矛盾”をつき、男性側から「好きな男に許すのならセクハラと騒ぐな」と批判が起こることは少なくないからだ。

 だが、このような言説に抗うように、声高に叫んだ女性がいる。

「嫌いな男が胸を触ってくるのに怒り、好きな男が触りたいと思うお尻が欲しい」

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

いのちの女たちへ―とり乱しウーマン・リブ論

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

ルミネCMで、はあちゅうも炎上!「イケメンだったらセクハラにならない」問題を考えるのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。はあちゅうイケメンハラスメント田岡 尼の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
2 松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
3 三浦瑠麗の〈#検察庁法改正案に抗議します〉攻撃の間違いを徹底検証
4 検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
5 検察は河井克行を逮捕できるのか? 捜査は買収の原資“安倍マネー”に
6 内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
7 テラスハウスの出演者がセクハラ告白
8 箕輪のセクハラを告発した女性が暴露したエイベックス松浦の疑惑
9 河井克行前法相は東京の“緊急事態宣言解除”の直後に「逮捕許諾請求」
10 田崎史郎が“黒川検事長と賭けマージャン”を正当化!
11 官邸が黒川検事長の“賭け麻雀”を悪用、稲田検事総長に「辞職」圧力
12 窮地の安倍首相が櫻井よしこの「言論テレビ」に逃げ込み嘘八百!
13 葵つかさが「松潤とは終わった」と
14 “番犬”黒川検事長の定年延長で安倍政権がやった犯罪行為を検証
15 検察OB意見書にあったロックの言葉を訳した安倍の大学時代の教授が
16 検察庁法改正でダダ漏れ指原莉乃の政権批判を封じたい本音
17 黒川検事長と賭け麻雀、産経記者が書いていた黒川定年延長の擁護記事
18 自民党がネトサポに他党叩きを指南
19 佐川不起訴の裏に法務省の官邸代理人
20 河井克行前法相と案里議員の違法選挙は安倍首相ぐるみだった
1官邸が黒川検事長の“賭け麻雀”を悪用、稲田検事総長に「辞職」圧力
2窮地の安倍首相が櫻井よしこの「言論テレビ」に逃げ込み嘘八百!
3検察は河井克行を逮捕できるのか? 捜査は買収の原資“安倍マネー”に
4検察庁法案改正賛成でわかった維新と吉村洋文知事の正体!
5田崎史郎が「#検察庁法改正に抗議します」で“黒川と安倍は近くない”と嘘
6安倍応援団の攻撃に怯まない「#検察庁法改正に抗議します」の有名人たち
7松本人志が「黒川検事長は新聞記者にハメられた」と陰謀論で擁護!
8検察庁法改正で松尾元検事総長が安倍首相を「中世の亡霊」と批判!
9三浦瑠麗の〈#検察庁法改正案に抗議します〉攻撃の間違いを徹底検証
10検察庁法改正が抗議の声を無視し強行採決へ! 安倍首相は嘘八百会見
11黒川検事長と賭け麻雀、産経記者が書いていた黒川定年延長の擁護記事
12検察OB意見書にあったロックの言葉を訳した安倍の大学時代の教授が
13内閣支持率「27%」だけじゃない、安倍政権の危機を表すデータ
14河井克行前法相は東京の“緊急事態宣言解除”の直後に「逮捕許諾請求」
15田崎史郎が“黒川検事長と賭けマージャン”を正当化!
16安倍首相「黒川検事長の“訓告”は検事総長の判断」はやはり嘘だった
17国会で井浦新、宮本亜門の批判を突きつけられた安倍首相が…
18加藤清隆、百田尚樹ら「#検察庁法改正案に抗議します」攻撃のトンデモ
19 百田尚樹と対照的! 橋本愛が「文化・芸術は死んだ心を生き返らせる」
20検察庁法改正でダダ漏れ指原莉乃の政権批判を封じたい本音

カテゴリ別ランキング


人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄