幼稚園バス写真集に手押しポンプ探訪記…脱力必至のゆるふわ系珍書5冊

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
bestchinsho_01_141101.jpg
『ベスト珍書 このヘンな本がすごい』(中公新書ラクレ)

 前回、リテラに寄稿した「こじき百科、職質集、性器図鑑…『ベスト珍書』著者が選ぶ本当にヤバい本5冊」(リンク)では、筆者が執筆した『ベスト珍書』( 中公新書ラクレ)の中でも取り分けセンセーショナルな強烈本を紹介した。実際、『ベスト珍書』のオビにも「エログロ、発禁本」と記されているので、良識のある方々には敬遠すべき本だと思われても仕方がないかもしれない。また読書レビューサイトでも、こうしたグロテスク本のインパクトがあまりにも強烈だった為か、その部分だけを取り上げて、悪趣味で不謹慎だというコメントが多数散見される状態だ。

 しかし、本書で取り上げているのは何も全てが眉をひそめてしまう様なグロテスクな本ばかりではない。マヌケな物を集めたコレクション本や、プレゼントとしてあげても良い様なかわいらしい本、思わずクスっと笑ってしまう様な面白コンセプト本も複数紹介している。こうした老若男女に抵抗なくお勧めできる本を集めた『ゆるふわ系珍書』として、別の本にすれば良かったかもしれないぐらいである。

 従って、今回の記事では前回の世間の良識を逆なでする様な過激本とは対照的な、万人受けする人畜無害なゆるふわ珍書を紹介しよう。

●『ゆかいな幼稚園バス大集合』(成美堂出版編集部/のりもの写真えほん12)

 本来は幼児向けのえほんシリーズの一冊なのだが、結果的に痛車マニア垂涎物の本となってしまっている。日本各地のキャラクターが模られた改造型幼稚園バスを収録したもの。中には機関車トーマスやピカチュウ、ミッフィー、ハローキティなどの形をした幼稚園バスが載っている。しかも痛車の様に単に絵が描かれただけでなく、そうしたキャラクターの姿を模した形になっているのだ。特に解説には記されていないのだが、版権元に快諾を取ったのかどうかが気になるところである。キャラクターもの以外にも、ロンドンバス型、新幹線型、汽車型、動物型の幼稚園バスが多数紹介されている。幼稚園児達にとってはたまらない程ファンタジックな見た目だが、痛車オタクからも注目を浴びたのか、一時、オンライン書店では軒並み高額で販売されており、現在では入手不可能の状態が続いている。


●『スクリーンを横切った猫たち』(千葉豹一郎/ワイズ出版)

 猫が登場する映画を紹介した本。世の中には映画好きを自任する人が多数いて、編集者である筆者にも映画評論の企画が持ち込まれる事がよくある。しかしよっぽどオリジナリティのある切り口でないと、他人の映画評論は読みたいとは思えないものだ。しかしこの本は「映画」と「猫」を組み合わせた時点で、類例のないものとなっており、非常にユニークだ。猫が登場する映画を105本紹介したもので、その猫が映画でどういう役割を担ったのかや、猫の模様、役名、本名、そして猫トレーナーの名前まで記載している。有名なものでは『ティファニーで朝食を』や『老人と海』『ミート・ザ・ペアレンツ』などがある。世の中には猫好きは多いし、映画好きも多いが、その二つを組み合わせたところが画期的だ。ちなみに海外では、「犬が出てくる映画」を集めた本が出ている様だ。また日本でも嫌煙主義者によって、タバコが写るシーンがある映画を網羅したサイトがある。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

ベスト珍書 - このヘンな本がすごい! (中公新書ラクレ)

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

幼稚園バス写真集に手押しポンプ探訪記…脱力必至のゆるふわ系珍書5冊のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ハマザキカク出版業界の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 即位パレードで安倍首相が“天皇きどり”で窓を開けお手振り!
2 即位パレードで「雅子さまの足跡」を振り返るマスコミが触れなかった深刻な事件
3 美智子皇后が誕生日談話で安倍にカウンター
4 即位礼に天皇の「安倍首相への抵抗」を示す招待客が
5 葵つかさが「松潤とは終わった」と
6 即位パレードで天皇夫妻が通った自民党本部に巨大垂れ幕!
7 マンガ『スシローと不愉快な仲間たち』第7話
8 秋篠宮家の料理番がブラック告発
9 安倍首相「桜を見る会」の税金を使った不正が国会で明らかに!
10 即位礼で百田尚樹からNHKまで「雨が上がって虹が」の神国カルト
11 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
12 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(前編)
13 竹田恒泰が女系天皇否定を批判され「天皇そのものが差別の根源」と開き直り
14 DT浜ちゃんの息子がシティボーイ!?
15 安倍首相の「共産党か」ヤジはネトウヨの常套句
16 リテラが躍進の立憲民主党に注文!
17 『報ステ』小川彩佳降板は政権批判が原因か
18 池上彰が朝日叩きとネトウヨを大批判
19 安倍政権御用ジャーナリスト大賞(後編)
20 安倍首相と文大統領の会談写真に産経が「韓国の無断撮影」のイチャモン
1久米宏が「テレビが反韓国キャンペーンをやってる」と真っ向批判
2安倍政権・厚労政務官が外国人在留申請で口利き「100人で200万円」
3 玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判
4明石家さんまが吉本上層部と安倍首相の癒着に痛烈皮肉!
5『ゴゴスマ』で今度は東国原英夫がヘイト丸出し、金慶珠を攻撃!
6『報ステ』の“安倍忖度”チーフPがアナやスタッフへの“セクハラ”で更迭
7『ゴゴスマ』で「日本男子も韓国女性が来たら暴行しなけりゃいかん」
8文在寅側近の不正に大はしゃぎの一方、安倍政権が厚労政務官の口利きに無視
9埼玉知事選で警察が柴山文科相への抗議を排除!柴山も表現の自由否定
10安倍首相がトランプからトウモロコシ爆買い
11菅官房長官「トウモロコシ大量購入は害虫被害対策」は嘘
12 GSOMIA破棄は安倍のせい 慰安婦合意から始まった韓国ヘイト政策
13安倍が後に先送り財政検証の酷い中身
14 GSOMIA破棄で日本マスコミの「困るのは韓国だけ」の嘘
15 松本人志や吉本上層部批判の友近、近藤春菜にバッシング、報復か
16『週刊ポスト』の下劣ヘイト記事は「小学館幹部の方針」の内部情報
17GSOMIA破棄!八代・有本ら安倍応援団は「嫌なら来るな」
18 『モーニングショー』で「暑さに耐えるのが教育」元高校野球監督は右派論客
19 古市憲寿の芥川賞候補作「参考文献問題」に選考委員が猛批判
20『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった!』のデマとトリックを暴く

カテゴリ別ランキング


人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄