悪寒、吐き気、耳を塞ぎたくなる! 嫌韓本トンデモランキング(後編)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
kenkanbon_01_140809.jpg
1位の発言に驚愕。いやあ……マジで半端ないッス


 大反響の嫌韓本トンデモランキング。今回はいよいよベスト(?)5だが、これがもう、思想とか歴史認識とか国家観のちがいとかそういうものとは別次元の、耳を疑いたくなるような発言ばかり。しかも、第1位では嫌韓本の意外すぎる主張と本音も明らかに……。ということで、前編より何倍もくらくらする嫌韓本ヘイトスピーチの世界へ、再びごいっしょに!(こないほうがいいかも)

前編の10位から6位まではこちら!)


★第5位   テキサス親父「そんな女と“行為”をする場合は、紙袋をかぶせなきゃならないなっていうジョークを、実際に『慰安婦像』を使ってやるってんだぜ」
『テキサス親父の大正論 韓国・中国の屁理屈なんて普通のアメリカ人の俺でも崩せるぜ!』(徳間書店/2014年)

 ■百田センセイが“ユーモアあふれる提案”と大絶賛する性差別ギャグ■

 投稿動画サイト「YouTube」で嫌韓、嫌中発言を繰り返し、それをまとめた書籍も話題のテキサス親父こと、テキサス在住のトニー・マラーノ氏。“慰安婦は大日本帝国軍の軍人の保養の手助けをしていただけ”“大日本帝国軍と戦った米国に慰安婦像を建てるのはやめろ”という彼の主張に、日本のネトウヨや保守オヤジが「アメリカからも援護射撃が!」と喜んだせいか、いつしか日本でのアクセス数が増えそうな言動ばかりするようになった。

 なかでも、韓国を激怒させたのが、慰安婦像の顔に袋をかぶせた写真をフェイスブックにアップしたパフォーマンス。ワシントンの国立公文書館から、ビルマでの朝鮮人慰安婦20人に対する尋問報告書を取り寄せたところ、「彼女たちは綺麗じゃない」という一文があったことから、そんな慰安婦と“行為”をする場合は顔に紙袋をかぶせなきゃならないという“ジョーク”を思いつき、実行したのだという。従軍慰安婦問題や歴史認識論争とはなんの関係もない、ジョークにすらなっていない、ただのあからさまな性差別だが、なぜか日本の保守メディアはこれに大喝采。テキサス親父に連載をさせたり、来日させてイベントを開催したりと、完全にアイドル扱いなのだ。

「WiLL」2014年9月号(ワック・マガジンズ)でも、そのイベントで行われたテキサス親父と百田尚樹センセイとの対談を「慰安婦像に紙袋を!大炎上対談」と題して大々的に掲載していたのだが、テキサス親父はここでも調子に乗って「大日本帝国軍は、軍の支給品として彼女たちに紙袋を支給してあげるべきでしたね」「みんなでミニチュアの慰安婦像を持って世界中で写真を撮り、徹底的に茶化す。それが韓国にとっては何よりの屈辱となるでしょう」という性差別ギャグを連発していた。

 しかし、チヤホヤされて舞い上がっている当のテキサス親父はともかく、こういうただの差別オヤジをもてはやしている日本の保守メディアと保守論客のみなさんは一体何を考えているんだろう。くだんの対談相手である百田センセイも、彼の差別発言を多少はいさめるのかと思いきや、なんと「こんなに素晴らしいアメリカ人がいたのかと感動しました」「マラーノさんのユーモア溢れる提案は日本人にはなかなかない発想だと思います」とひたすら大絶賛を繰り返すのだ。百田氏のような論客が公共放送の経営委員をつとめ、テキサス親父に喝采を送るような政治勢力が道徳教育を推し進めているのだから、これから先、日本はおそらく世界に冠たる“性差別国家”になれるだろうな。うん、間違いない!

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

なぜ、いまヘイト・スピーチなのか ―差別、暴力、脅迫、迫害―

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

悪寒、吐き気、耳を塞ぎたくなる! 嫌韓本トンデモランキング(後編)のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ランキング嫌韓の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 維新の野党共闘ディスが悪質!吉村知事も“暴言王”足立康史と一緒に
2 Dappi運営会社社長が、“安倍の懐刀”元宿自民党事務総長の親族の土地に家を
3 Dappi運営企業と取引報道の自民党ダミー会社は岸田、甘利が代表の過去
4 安倍晋三が杉田水脈の名簿順位を上げ、あの初村元秘書の公認ゴリ押し
5 甘利明が「スマホは日本の発明」「消費税の使途は社会保障に限定」の嘘
6 有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が取引先のウェブ制作会社!
7 岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 東山紀之が“反ヘイト本”を出版
10 山口敬之の逮捕をツブした中村格の警察庁長官就任に広がる抗議!
11 コロナ感染が再拡大するなか安倍首相が有名人とステーキ会食!
12 『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!
13 ネトウヨDappiと自民党の関係が国会で追及されるも岸田首相はゴマカシ
14 辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!
15 IR汚職“起訴”の企業会長夫人と同姓同名の人物が進次郎、鈴木道知事に献金も
16 岸田首相の解散直前『報ステ』単独出演に「放送の中立性欠く」と批判殺到!
17 「朝日、死ね」足立議員のトンデモぶり
18 検察が河井陣営への“安倍マネー1億5千万円”で自民党本部関係者を聴取
19 『ZERO』降板の村尾、安倍首相ブチギレ事件
20 すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言
1Dappi運営企業と取引報道の自民党ダミー会社は岸田、甘利が代表の過去
2有名ネトウヨ「Dappi」の正体は自民党が取引先のウェブ制作会社!
3甘利明が「スマホは日本の発明」「消費税の使途は社会保障に限定」の嘘
4『ひるおび!』出演者のバービーが番組の野党の扱いに疑問!
5甘利幹事長に「闇パーティ」広告塔疑惑
6ネトウヨDappiと自民党の関係が国会で追及されるも岸田首相はゴマカシ
7Dappi運営会社社長が、“安倍の懐刀”元宿自民党事務総長の親族の土地に家を
8岸田首相の解散直前『報ステ』単独出演に「放送の中立性欠く」と批判殺到!
9辻元清美が自らの不正への対応を語って甘利明に説明要求!
10岸田首相に「話が長くて中身がない」「何を言いたいのかわからない」と悪評
11安倍晋三が杉田水脈の名簿順位を上げ、あの初村元秘書の公認ゴリ押し
12維新の野党共闘ディスが悪質!吉村知事も“暴言王”足立康史と一緒に
13すぎやまこういち死去報道で封印された歴史修正主義と性差別肯定発言

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄