アベ友と極右教科書をめぐる利権の構造(前編)

安倍首相のブレーン・八木秀次率いる極右教育団体に1200万もの公費が横流し!教科書採択運動の裏にアベ友利権

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
安倍首相のブレーン・八木秀次率いる極右教育団体に1200万もの公費が横流し!教科書採択運動の裏にアベ友利権の画像1
日本教育再生機構のフェイスブックに掲載された「教育再生実行会議 提言フォローアップ会合」の様子

  安倍政権が推し進めている極右教育をめぐり、沖縄タイムスが15日付1面で報じたスクープが話題になっている。安倍首相の“極右教育政策のブレーン”が率いる民間団体に、各自治体から少なくとも1220万円もの公費が投じられていたことをすっぱ抜いたのだ。

 この首相の“極右教育政策のブレーン”とは、八木秀次・麗澤大学教授だ。周知の通り、八木氏といえば日本会議とも近い“極右御用学者”で、「日本教育再生機構」(以下、再生機構)という歴史修正教科書の制作・採択運動などを行う極右団体の理事長を務めている。

 沖縄タイムスのスクープは、その八木氏率いる再生機構に、保守系の自治体首長ら131名でつくる「教育再生首長会議」(以下、首長会議)を通じ、事務局委託金の名目で、2017年度までに計約1220万円が支払われていたというもの。また、同紙が首長会議に加盟する九州地域の自治体に情報公開請求などで照会したところ、いずれも公費から年会費などが支出されていたという。

 前述の通り、八木氏の再生機構は「新しい歴史教科書をつくる会」から分派した団体であり、歴史修正主義が顕著な育鵬社の歴史教科書などを支援してきた。つまり、これは極右教育を推進する“アベ友”の団体に市民の血税が人知れず流されていたということであり、言うまでもなくそれは、教科書採択に大きな影響力をもつ自治体首長とズブズブの関係にあるという事実を意味している。

 もともと、首長会議は2014年6月の結成翌年から毎年、安倍首相を表敬訪問するなど、安倍政権の極右教育政策を支持・支援する団体だ。結成時の会長は安倍首相の地元である山口県の松浦正人・防府市市長で、現在は後任の野田義和・東大阪市市長が務めている。私立学校や国立学校などの一部をのぞき、公立学校の教科書を採択するのは各自治体の教育委員会だが、教育委員の任命権は首長にある。防府市と東大阪市は、2015年の中学校の教科書採択で育鵬社教科書を選んでいる。

 教科書問題と右派運動に詳しい俵義文氏(「子ども教科書全国ネット21」事務局長)によれば、首長会議は再生機構や同じくつくる会から派生した「教科書改善の会」が全面的に関わってつくった組織であり、事実、最初の相談会から八木氏が参加、第一回準備会でも講演を行っている(「週刊金曜日」2015年1月23日号)。

 沖縄タイムスによれば、再生機構へ支払われた事務局委託金の額は首長会議の年間収入の約7割にあたり、再生機構スタッフの人件費などに充てられていたという。

 ようするに、今回、沖縄タイムスがスクープした首長会議への公金支出および再生機構への横流しは、安倍首相を中心とした一連の極右教育推進運動に人々の血税が勝手に投入されているという問題のみならず、明らかな癒着の構造がある。ここには、安倍首相のお友達に異例の国有地値引きや規制緩和が行われた森友・加計学園と同様の問題が横たわっているのだ。

 しかも、首長会議と八木氏の再生機構をめぐっては、もうひとつ、とんでもない疑惑が浮上している。

 それは、2019年度から始まる中学校での道徳の教科化に関連し、八木氏らが首長会議に対して、自分たちがつくった教科書を売り込んでいたというものだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

安倍首相のブレーン・八木秀次率いる極右教育団体に1200万もの公費が横流し!教科書採択運動の裏にアベ友利権のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。八木秀次安倍晋三教科書日本教育再生機構沖縄タイムス編集部の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 赤木ファイル公開で改ざん指示は安倍から菅、菅から佐川のルートが濃厚に 
2 宮本亞門が衝撃告白「トップの方が裏で大金を渡し招致を決めたと自慢げに」
3 「五輪子ども動員」強行のために東京都が“キャンセル案内文書”を隠蔽!
4 五輪感染対策がザル化!開会式の観客は2万人、毎日PCR検査が抗原検査に
5 立民議員「50歳と14歳」問題でおぎやはぎが「多様性」「ロリータは名作」
6 “G7でぼっち”菅首相フォローのため甘利明やFNNが妄想ストーリー
7 葵つかさが「松潤とは終わった」と
8 JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
9 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
10 組織委が五輪取材の海外メディアに「隔離0日」になる“抜け穴”例文を提示!
11 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
12 竹中平蔵パソナの利益が前年の10倍以上に!五輪とコロナ対策事業のおかげ
13 東京都が東京五輪の観戦に子ども81万人を動員! 感染拡大中に通達
14 五輪の有観客開催強行のため菅首相が会見で空疎な嘘を連発!
15 五輪映画監督の河瀨直美が露骨な五輪礼賛発言、反対の声を八つ当たり扱い!
16 国会延長拒否の菅政権が「土地規制法案」だけ強行採決へ!その危険な中身
17 G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
18 AKBから「名誉毀損」の恫喝メール
19 自殺した近畿財務局職員が手記であげた「刑事罰を受けるべき財務省職員」
20 五輪組織委の現役職員が異常な人件費と中抜きの実情を告発!
1「五輪子ども動員」強行のために東京都が“キャンセル案内文書”を隠蔽!
2「大阪の自宅死が全国最多」でも吉村知事を追及できないマスコミ 朝日も…
3変異株クラスター発生のなか…政府は病床使用率の変更
4組織委が五輪取材の海外メディアに「隔離0日」になる“抜け穴”例文を提示!
5G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
6平井卓也のヤクザ並み恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 
7国会延長拒否の菅政権が「土地規制法案」だけ強行採決へ!その危険な中身
8吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
9赤木ファイル公開で改ざん指示は安倍から菅、菅から佐川のルートが濃厚に 
10“G7でぼっち”菅首相フォローのため甘利明やFNNが妄想ストーリー
11高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情
12五輪感染対策がザル化!開会式の観客は2万人、毎日PCR検査が抗原検査に
13五輪の有観客開催強行のため菅首相が会見で空疎な嘘を連発!
14宮本亞門が衝撃告白「トップの方が裏で大金を渡し招致を決めたと自慢げに」
15立民議員「50歳と14歳」問題でおぎやはぎが「多様性」「ロリータは名作」

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄