宇野常寛の異常な「AKB横山由依」推しはサブカル男子の“こじらせ女性観”丸出しだ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
yokoyamayui_01_150227.jpg
横山由依ファースト写真集『ゆいはん』(学研マーケティング)

 今月初旬、AKB48のメンバーである横山由依のファースト写真集『ゆいはん』(学研マーケティング)が発売された。横山といえば、昨年、高橋みなみから次期総監督に指名された注目の人物。この写真集の売り上げで存在感を見せたいところだったが、初週の売り上げは1万7000部。出版不況を考えれば十分な数字だが、後に発売されたNMB48・山本彩の2nd写真集『SY』(ワニブックス)が初週で4万2799部を記録したことや、昨年SKEからAKBへ移籍した木崎ゆりあのファースト写真集『ぴーす』(徳間書店)が横山とほぼ同数の1万6866部だったことを考えると、いささか寂しい数字と言わざるを得ない。

 この写真集の売り上げと同様に、2014年の第6回選抜総選挙では13年につづいて同じく13位で、なかなか大きなブレイクを果たせずにいる。一般知名度でいえば、“総選挙で泣き崩れ、足をブルブル震わせていた女の子”といった印象がいまだに強いのではないだろうか。

 だが、そんな彼女を猛烈に推す有名人がいる。評論家の宇野常寛だ。宇野は横山を「世界の真実」と呼ぶ熱狂的ファンで、握手会では横山レーンで宇野の姿が目撃されることもしばしば。昨年の総選挙前には横山11位に予想し、〈結局は民主主義では計れない絶対的な美の存在について歴史は彼女から学ぶのだろうが〉〈関係ないけれどツイッターの「横山由依ちゃんもぐもぐbot」は彼女がものをたべている映像の画面キャプチャーをひたすらアップしているのだが、あれはほんとうに癒やされるので国宝に指定すべきだろう〉と、ネタなのか本気なのか判断できないコメントを残している。

 また、自身が編集長を務める「PLANETS」VOL.8でも横山を表紙に抜擢。当然、横山へのインタビューも自ら行い、横山が2012年にNMBとの兼任が発表されたときのことを「僕も一瞬、これを機に京都に帰って雅な生活を送るべきなんじゃないかって真剣に思いましたね」と本人を前に告白。これには横山も「え、宇野さんがですか。京都に(笑)?」と引き気味だが、宇野は構わず「高田馬場に事務所があって、人も雇っているんだけどほら、世界にはSkypeとかあるじゃないですか。だからなんとかなるかな、とか、僕にとって現代の情報技術はこのために進化したんじゃないかな……(後略)」と暴走。この宇野の横山推しは、現在も変わっていないようだ。

 一応、世間的には若手論客として脚光を浴びている彼が、ここまで横山に惹かれる理由とは何か。多くの人にとってはどうでもいい話だと思うが、ここで少し考えてみたい。というのも、ここから宇野の──あるいは彼と同じようなメンタリティを抱える30代サブカル男子たちの──“こじらせた女性観”が浮き彫りになるようにも思うからだ。

 まず、そのためには横山の魅力を語る必要があるだろう。たとえば、横山がいつも前面に打ち出しているのは、「はんなり」というキーワードだ。京都出身の京女であるため、出演している缶コーヒー「WANDA」のCMでも京都弁を披露し、関西テレビでは深夜に月1で『横山由依(AKB48)がはんなり巡る 京都いろどり日記』というレギュラー旅番組ももっている。ビジュアルの黒髪ロングヘアも相まって、いかにもおっさんウケがよさそうではある。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

日本文化の論点 (ちくま新書)

新着芸能・エンタメスキャンダルマンガ・アニメビジネス社会カルチャーくらし教養

人気記事ランキング

総合
いいね! 数
1 グッディ高橋克実が北朝鮮危機で本音
2 今村更迭は、安倍首相に謝罪させたから
3 籠池氏と財務省の面談音源が明らかに
4 ブルマーが強制された意外な理由とは
5 葵つかさが「松潤とは終わった」と
6 辞任!今村復興相の差別的本質は最初から
7 室井「安倍を倒せ」に山本太郎の答えは
8 安倍政権の独裁国家並み情報隠蔽やり口
9 講演で稼ぐネトウヨ文化人のビジネス
10 国谷裕子がクロ現降板の舞台裏を告白!
11 稲田が自衛隊と米空母の訓練を秘密に
12 オザケン父と息子の鋭すぎる権力批判
13 SMAPの寂しすぎる最後は仕方ない!
14 自衛隊とカールビンソン共同訓練の裏
15 今村復興大臣を激高させた記者が告白
16 秋篠宮家の料理番がブラック告発
17 玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
18 「不倫学」が教える防止策とは?
19 星野源が大衆ウケするようになった理由
20 「週刊女性」が「共謀罪」を大特集
PR
PR
1玉川徹に自民議員が共謀罪の正体を
2自民が森友追及され逆ギレ強行採決
3オザケン父と息子の鋭すぎる権力批判
4「週刊女性」が「共謀罪」を大特集
5ペギー葉山が遺した安倍政権批判の言葉
6室井「安倍を倒せ」に山本太郎の答えは
7安倍が北朝鮮危機煽りつつ桜を見る会
8キノコや筍を採るだけで共謀罪
9講演で稼ぐネトウヨ文化人のビジネス
10森友国有地取引で財務省主導の証拠が
11安倍政権が関東大震災・朝鮮人虐殺を
12稲田が自衛隊と米空母の訓練を秘密に
13安倍政権の独裁国家並み情報隠蔽やり口
14「共謀罪」にアジカン後藤らが反対の声
15北朝鮮危機の最中に安倍はフィットネス
16有村治子議員がNHKに言いがかり
17三回忌を迎えた愛川欽也を偲ぶ!
18安倍政権が自衛隊の対北武器使用指針
19籠池氏と財務省の面談音源が明らかに
20中川俊直不倫醜聞は自民党の体質に原因
PR
PR

人気連載

アベを倒したい!

室井佑月

室井佑月が斎藤貴男と「共謀罪」を徹底批判!「安倍政権に逆らう人が片っ端から逮捕される」

アベを倒したい!

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄

"体育会系相田みつを"松岡修造は本当に「ブレない男」なのか? 年を追うごとに変わっていく修造語録を読み解く

「売れてる本」の取扱説明書

ネット右翼の15年

野間易通

高市早苗はいかにして"ネオナチ"と出会ったか

ネット右翼の15年

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

戦争を放棄せよ! 軍事力がなくても侵略と闘う方法はある、自由のために闘える!

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」