DaiGoのメンタリズムはただの手品!? 作家転身でバレた中身の浅さ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
daigo_01_141023.jpg
メンタリストDaiGoオフィシャルブログより


「すべての超常現象は科学的に再現できる」

 メンタリズムで一世を風靡したDaiGoの公式サイトには、そんな言葉が掲げられている。パフォーマー引退宣言をし、評論家として「メンタリズムを誰にでもできる能力としてシェアして、コミュニケーションツールやビジネスなど日常生活に活かす方法を提案していきたい」と語っていた彼。その言葉通り、昨年から今年にかけて次々と著作を刊行し、しかも売れ行き好調のようだ。

「メンタリズム」とは、とりあえず「心理操作を上手く使い、あたかも超能力のように見せるテクニック」と考えれば良いだろう。特にイギリスのダレン・ブラウン登場以降は、わざとタネ明かしをして「これは超能力でもなんでもなく、メンタリズムという技術なんですよ」と提示する点に妙味がある。

 DaiGoはたびたび「メンタリズム=手品ではない」と主張しているのだが、少なくともテクニック部分については手品術が積み重ねてきたノウハウに依拠している。マジシャン業界では古くから「メンタルマジック」と呼ばれているものだ。相手の心を読んだり心理を操ることによって、あたかも超能力さながらの演出を見せるワザである。DaiGoによれば、あのユリ・ゲラーもメンタリストの一人として挙げられており、それは言い換えれば、ユリ・ゲラーのスプーン曲げも時計を直す念力も「超能力ではなく、トリックである」という主張になるだろう。

 確かに、メンタルマジックが超能力というパッケージングで悪用された例は多々ある。例えば日本の新興宗教団体でも、勧誘や教祖の神格化のために「超能力」トリックが使われていた(某団体の教祖も、手品でお馴染みのトリックを流用していたらしいが……)。その辺りを危惧した松田道弘(奇術研究家)が『超能力(メンタル)マジックの世界』(筑摩書房 /1993年)『メンタルマジック辞典』(東京堂出版 /1997年)を発表し、予言・透視・念力などの超能力にまつわるトリックとテクニックを解説していた。

 マジシャン側からのオカルト告発として最も有名な例は、スピリチュアル・ブームに沸き立った20世紀初めのアメリカ、奇術師ハリー・フーディーニが、霊媒師・超能力者たちのトリックを次々と暴く「サイキック・ハンター」として活躍した例が挙げられるだろう。前述のダレン・ブラウンも霊能者とTVで対決していたりと、明らかにフーディーニの系譜に連なる存在だ。オカルトやスピリチュアルが隆盛し、メンタルマジックが悪用されるようになれば、そのテクニックに精通した側からの告発、いわば「科学的なオカルト否定」が出てくる。これは様々な国と時代で散見されてきた事象なのだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

この記事に関する本・雑誌

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

DaiGoのメンタリズムはただの手品!? 作家転身でバレた中身の浅さのページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。吉田悠軌洗脳詐欺の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 菅首相が『ひるおび』で安倍政権批判をしていた政治記者を首相補佐官に!
2 菅首相が訪問する福島の「伝承館」で国や東京電力の批判しないよう検閲
3 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
4 中曽根元首相の合同葬「1億円税金」はやっぱりおかしい!
5 杉田水脈が自民党部会で「女性はいくらでも嘘をつけますから」
6 菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼か
7 中曽根元首相が慰安所開設の証拠
8 悪評「マイナポイント」事業の広報費は54億円、電通が再び140億円
9 山口達也の事件をNHKが隠蔽していた
10 菅義偉首相が使った官房機密費の“ヤミ金”は合計78億円!
11 安倍政権が消費者庁のジャパンライフ立入検査ツブシ、内部文書が
12 『ミヤネ屋』が青木理をクビ切り
13 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
14 菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年前の流行語
15 大坂なおみを賞賛し黒人差別に抗議した自民党議員がツイートを削除し謝罪
16 東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か
17 中曽根康弘「慰安所つくった」証言と「土人女を集め慰安所開設」文書
18 ジャパンライフの広告塔に田崎とNHK島田も
19 河野太郎のパフォーマンスがひどい! 行政改革目安箱を私物化
20 俳優・伊勢谷友介が自殺した近畿財務局職員の手記を読み危機感表明
1 安倍前首相はやはり仮病だった!読売のインタビューでケロッと「もう大丈夫」
2菅政権で「公費不倫」の和泉洋人首相補佐官が“再任、官邸官僚のトップに
3菅義偉首相が使った官房機密費の“ヤミ金”は合計78億円!
4デジタル担当相・平井卓也は電通と組んでネット情報操作を始めた張本人
5菅首相が山口敬之氏への資金援助を親密企業「ぐるなび」会長に依頼か
6ジャパンライフ山口会長逮捕 焦点は消費者庁の立入検査中止問題だ
7東京五輪招致をめぐるICC買収に新証拠! 菅首相も賄賂に関与か
8悪評「マイナポイント」事業の広報費は54億円、電通が再び140億円
9菅首相の叫ぶ「規制緩和」は30年前の流行語
10菅政権の官房長官に決定 加藤勝信厚労相がコロナ対応で見せた無能
11菅義偉“総理”誕生で権力のために不正を働く「忖度官僚」だらけに
12菅首相が訪問する福島の「伝承館」で国や東京電力の批判しないよう検閲
13大坂なおみを賞賛し黒人差別に抗議した自民党議員がツイートを削除し謝罪
14河野太郎のパフォーマンスがひどい! 行政改革目安箱を私物化
15菅内閣が「第三次安倍政権」化! 6月の時点で密約説
16菅首相が『ひるおび』で安倍政権批判をしていた政治記者を首相補佐官に!
17杉田水脈が自民党部会で「女性はいくらでも嘘をつけますから」
18中曽根元首相の合同葬「1億円税金」はやっぱりおかしい!
19『バイキング』坂上忍パワハラ報道は政権批判潰しだった!
20三浦瑠麗が特別講師「N高政治部」で麻生太郎が民主主義否定の暴言

カテゴリ別ランキング

マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄