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欅坂46の平手友梨奈“欠席”の原因は運営のブラック体質だ! 体調不良なのに休ませない、事件が起きても握手会強行
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今月16日に日本ガイシホールにて行われた欅坂46全国ツアー名古屋公演にて、体調不良を理由に平手友梨奈が欠席した。
このニュースを聞いたファンからは突然の欠席に怒る声が出ることもなく、むしろ「やっと休めたのか……」といった意見が飛び交ったわけだが、そう思わずにはいられないほど、ここ最近の平手は端から見ていても苦しくなるほど明らかに体調を崩していた。
今月2日、神戸ワールド記念ホールで行われた全国ツアーのライブでは、客からもはっきりとわかるほど平手は終始コンディションが悪く、表情に覇気がなく、フリ遅れや間違いも顕著だったという。結局、ライブ途中でステージを降り、そこから先は残りのメンバーでライブを行うことになった。曲が始まる前の静寂のなか、様子のおかしい彼女を心配したメンバーによる「てち、やばい」という声をマイクが拾うという一幕もあった。翌3日に同会場で行われた2日目でも立っているのが限界という似たような状況で、同じように途中でステージを降りてしまっている。
欅坂46は5日、お台場で行われたTOKYO IDOL FESTIVAL 2017にも出演。ここにも平手は出演したが、やはり立っているのがやっとという状態。ボサボサの髪と伸びた前髪で目を隠し、終始うつむき加減でセンターを務める人間とは思えぬほどオーラを消し去っていた。この日のステージにはテレビ中継も入っていたため、神戸の公演よりも多くの人に平手の状況が伝わることになり、「てち大丈夫か?」との声が溢れた。
本稿冒頭に記した日本ガイシホールのライブでは、キャプテンの菅井友香から、富士急での野外ワンマンライブ(7月22・23日)以降、平手の体調が芳しくない旨の報告がなされた。
彼女の状況に関しては「体調不良」としか説明されていないため詳細はわからないが、その原因は二つあると思われる。
ひとつはあまりに過密すぎるスケジュールだ。この夏の欅坂のスケジュールを見るとなかなかゾッとするものがある。
7月22日と23日は富士急ハイランドでの野外ワンマンライブ、その翌週29日は京都で握手会、30日は東京でサイン会が行われた(29日と30日は平手欠席)。8月2日と3日は神戸ワールド記念ホールで全国ツアーのライブ、5日にはお台場で行われたTOKYO IDOL FESTIVAL 2017に出演し、9日と10日に福岡国際センターで全国ツアーのライブ。12日に茨城県でROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017に出演し、13日には愛知県で握手会、16日と17日に名古屋の日本ガイシホールで全国ツアーのライブが行われた。
メンバーが殺されかけても握手会を強行する欅坂46の運営
これは客前に出るイベントだけのリストなので、これにリハーサルやレッスン、また、テレビやラジオの番組収録や各種メディアの取材対応なども含めるとさらに地獄のスケジュールとなるだろう。しかも移動も多いので、そういった点でも体力的には厳しい。
しかし、本当にキツいのはここから先だというから恐ろしい。19日には千葉県でSUMMER SONIC 2017に出演、20日には大阪会場の同イベントへの出演が予定され、22日と23日はゼビオアリーナ仙台で全国ツアーのライブ、24日はパシフィコ横浜で開かれるセブンティーン夏の学園祭2017にゲスト出演、25日は朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで全国ツアーのライブ、そして29日と30日は千葉県の幕張メッセで全国ツアーのライブが予定されている。
欅坂はセンターの平手に重要なポジションを多く任せているため代理を立てることが難しいという事情があるのも理解できるが、それにしても休ませるのが遅きに失した感は否めない。
そして、もうひとつ彼女の体調に影響を与えていると思われるのが、6月24日、幕張メッセで行われていた握手会の最中にファンの男から発煙筒を投げつけられた事件だ。イベントスタッフに取り押さえられた男はナイフを所持していたため銃刀法違反で現行犯逮捕された。犯人の男は具体的な名前を出したうえで「思い描くイメージが崩れていくのが許せなかった。イメージを守りたくて刺して殺そうと思った」と供述。明確な殺意をほのめかしており、状況が状況なら最悪の事態に発展していた可能性もあった。
このような事件があったのにも関わらず、運営は握手会を強行。翌25日の握手会も、平手を含めた数名の欠席を認めたものの握手会自体は中止せず、多くの批判が寄せられた。しかし、その後も握手会の開催そのものを考え直すような行動はとっていない。また、秋元康氏からこの件に関するコメントは特に出されていない。
握手会での傷害事件といえば、14年5月25日に岩手県で行われたAKB48全国握手会でのこぎりを持った男が川栄李奈と入山杏奈と男性スタッフを切りつけた事件があるが、このときも秋元氏は沈黙。6月13日、『テリー伊藤のフライデースクープ そこまで言うか!』(ニッポン放送)に出演したものの、事件について触れることはなかった。結局、握手会再開が発表される前日の、6月29日付読売新聞の連載コラムに〈「夢をあきらめるわけにはいかない」。その信念から傷ついた彼女たちは立ち上がり、前に進んだ〉といったことを書くまで、コメントを出すことはなかった。
平手がセカオワに「大人はわかってくれない、ぜんぶ嫌い」
こういった状況が関係しているのかいないのか、今月13日放送『真夏の夜のセカオワ』(NHK-FM)でSEKAI NO OWARIのメンバーと対談した平手は「大人」というものについてこのように語っている。
「わかってくれる大人もきっといると思います。でも、だいたいが(わかってくれない)」
「ぜんぶ嫌いです」
「Fukaseさんが説教をしたくないってずっと言ってくださって。それが嬉しかったです。いつも大人に言われるがままの気分だったというか、自分の意見を大切にしていいんだなっていうこととか色々学びました」
「理由も聞かないであれこれ言われたり、あとは陰でこそこそ言われてるのがもう見えちゃってるので、はっきり言ってほしいですし、こっちの気持ちもわかったうえで大人の意見を聞いて一緒に話し合えたらいいのになぁって」
「なにも知らないくせに勝手に色々言われるのがすごい嫌で」
現在高校1年生16歳の言葉とすると「中二病」「反抗期」などと矮小化されてしまいそうになるが、一度殺されそうになったのにも関わらずいまだに握手会への参加を強いられ、さらに地獄のスケジュールを押し付けられる身になってみると、その言葉の裏にある心労と周囲のスタッフへの不信感は察するに余りある。
ご存知の通り、前田敦子はAKB48時代に現在の平手と同じように過大なプレッシャーと地獄のスケジュールを強いられていたが、そんな彼女は16日放送『前田敦子のHEART SONGS』(TOKYO-FM)のなかで平手の体調の件に触れ、このように語っていた。
「若いからね。そりゃ体調も崩すわ。みんなで是非ぜひ、みんなの声援でね、応援してあげてください」
欅坂といえば、メンバーの今泉佑唯も今年4月に〈心身のバランスがうまくとれない〉(公式ブログより)として長期休業に入っており、最近になってようやく少しずつ仕事を再開できるようになった。「奴隷」という状況に限りなく近い彼女たちのブラック労働は改善されるのだろうか?
(編集部)
最終更新:2017.12.07 04:43
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