年末特別企画 リテラの2015年振り返り

嵐・大野が関ジャニ・横山がジャニーさんが…マスコミが報じなかったジャニーズ10大事件簿(前編)10〜6位

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2015年ジャニーズ事件簿をそうまくり!


 年末年始、やっぱりテレビを点ければ、今年もジャニーズだらけだった。

『NHK紅白歌合戦』では、史上最多の7組のジャニタレが出演。日本テレビ系では、近年の恒例となっている『元日はTOKIO×嵐』、フジテレビ系は『堂本兄弟2016あけましておめでとうSP』、独自路線を進むことでおなじみのテレビ東京系でさえも『新春時代劇 信長燃ゆ』(東山紀之主演、Hey!Say!JUMP中島裕翔、ジャニーズWESST神山智洋が出演)と、ジャニーズアイドルの出演番組が目白押し。さらには、テレビ情報番組の年末年始特大号のほとんどを嵐が表紙を飾っている。

「とくに今年は各テレビ局、みんなジャニタレが持つ「数字」を手に入れるべく、ブッキングに必死だったようです。やっぱり年々、売れるコンテンツが少なくなっていますからね。以前に増してジャニーズの影響力が大きくなっているということでしょう」(テレビ局関係者)

 そして、この影響力と反比例するように、どんどん扱いが小さくなっていっているのが、ジャニーズアイドルたちのゴシップ報道だ。「週刊文春」(文藝春秋)「フライデー」(講談社)などごく一部週刊誌がスクープするものの、それを後追いするメディアは皆無である。

 そこで今回は年末企画として、「マスコミが報道しないジャニーズ事件簿ベスト10」を選んでみた。まずは10位から6位を「お届けしよう!


★第10位 ジャニーさん元旦にラジオ出演で衝撃発言! タレントを「you」と呼ぶ意外すぎる理由

 表舞台には出ないという信条を持つ、ジャニー喜多川社長。自身が、「チャート1位を獲得した歌手を最も多くプロデュースした人物」として、ギネス世界記録に認定された際も、帽子を被ったサングラス姿をマスコミ向けに発表したのみで、もはや存在自体が都市伝説となっていた。

 そんなジャニー氏が、2015年の元旦に放送された『蜷川幸雄のクロスオーバートーク』(NHKラジオ第1)に出演。83歳(当時)とは思えぬハツラツとした口調で、旧知の仲である蜷川氏相手に、ぶっちゃけトークを展開したのだ。

 たとえば、「ジャニーさんはさぁ、タレントのことYouって呼ぶでしょ? あれには自覚的な選択があるの?」と蜷川氏から誰もが気になっているであろう疑問をぶつけられると、「Youしか覚えられない」、つまりタレントの名前を覚えられないから使っていると意外すぎる真相を明かした。さらに最近の男の子は「同じ髪型をしている」と没個性を嘆き、「坊主にしちゃえよ」と呼びかける場面も。ジャニーズ帝国を支える独自の審美眼で知られるジャニーさんだが、お正月早々その特異なキャラが発揮された。

★第9位 紅白トリまで!マッチゴリ押しの1年、背景にメリーさんの異常なマッチ愛

 本日放送のNHK紅白歌合戦でなぜかトリを務めるマッチこと近藤真彦。19年ぶりの出場にも「ヒット曲もないのに、なぜ?」「今年活躍したっけ?」と疑問の声が噴出していたが、今年は1年を通じて“マッチゴリ押し”が目立った年だった。

 今年はデビュー35周年の節目だった近藤真彦。まず、昨年大晦日から元旦にかけて行われた『ジャニーズカウントダウンコンサート』に出演し、後輩グループのファンで埋まる東京ドームで、後輩たちを脇役に追いやってソロコンサートばりの曲数を披露。誰も望んでいない「マッチ接待メドレー」にファンからは怒りの声すらあがった。

 マッチゴリ押し被害は、ファンだけではなくテレビ局にも及んだ。ジャニーズ事務所副社長のメリー喜多川氏が陣頭指揮をとり、ことあるごとに、「マッチ35周年特別企画」を現場に押しつけていたようで、ジャニーズ女帝に逆らえないテレビ各局は頭を抱えていたという。当のマッチも乗り乗りで、新曲「大人の流儀」の発売(12月9日)前後には、『VS嵐』(フジテレビ系)、『櫻井有吉のアブナイ夜会』(TBS系)、『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)といった後輩の番組に登場し、ポスト嵐との呼び声高いHey!Say!JUMPのメンバーを「知らねえよ!」と毒づいたり、武勇伝を語ったりとやりたい放題。『2015FNS歌謡祭 飛天』(フジテレビ系)では、マッチのパフォーマンスの際、TOKIO、嵐、関ジャニ∞らジャニーズ勢が総立ちとなり、帝王っぷりを見せつけた。

 こうしたゴリ押しの背景にあるといわれるのがメリー副社長の寵愛。それにしてもなぜここまでと不思議に思っていたら、過去の暴露本にマッチとメリーさんの性的関係を思わせる記述も発見された(過去記事参照)。真偽のほどは定かではないが、一連のゴリ押しを見ていればメリー氏がマッチにいちタレント以上の愛情を注いでいることは明らか。

 ゴリ押しの集大成として、今年の『NHK紅白歌合戦』で白組のトリまでゲットしたマッチだが、「大人の流儀」は、オリコンウィークリーランキング初週15位で、5,308枚という目も当てられない結果。まさに典型的な「ゴリ押し」の近藤だが、本人も「来年からはまたテレビに出ない」と予言しているが、メリーさんの思惑はいかに!?

★第8位 関ジャニ∞横山裕&水卜麻美アナ、村上信五&平愛梨、ヒルナンデスカップル誕生で禁断の共演もマスコミスルー

 曜日MCとして、毎週木曜日に『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に出演している関ジャニ∞の村上信五と横山裕。7月には、横山と、番組で共演している日本テレビの水卜麻美アナの“熱愛”が「週刊文春」(文芸春秋)に報じられた。2人がスポーツジムで一緒に汗を流したり、水卜が横山の自宅を訪れたりする写真を撮られていたが、ジャニーズ事務所は交際を否定。水面下では交際が続いていると言われていたが、12月に入って破局報道が流れている。

 一方、5月には、村上と、同番組の木曜レギュラーを務める平愛梨の「高野山デート」を、「女性セブン」(小学館)がスクープ。こちらは双方の事務所ともにコメントを出さず、8月には平が村上の住むマンションに引っ越すという「マンション内同棲」が報じられた。マンション内同棲であれば写真週刊誌に撮られる可能性が減ることから、こちらは真剣交際だと目されている。2016年には進展があるのだろうか。

 ここでもジャニーズタブーの力を見せつけた。いずれのカップルもお昼の生放送番組『ヒルナンデス』で共演中、報道直後も生共演。ほかのタレントなら後追い報道も盛り上がるところだが、番組内で一切触れることがないのはもちろん、他メディアも完全スルー。今も何事もなかったかのように、共演し続けている。テレビのなかの世界ではジャニーズスキャンダルは一切存在しない、パラレルワールドを見ているようだ。


★7位 岡田准一&宮崎あおい、不倫がいつのまにか純愛に

 9月に突如、熱愛を報じられたのが、V6岡田准一と女優の宮崎あおい。スクープした「女性セブン」には、2人が寄り添って歩く写真が掲載された。過去には嵐・松本潤と井上真央の熱愛写真をお蔵入りにするなど、ジャニーズには絶対服従の御用達雑誌として有名な「セブン」が珍しく、ジャニーズスキャンダルをやっているなと思ったら……。「7年の友人関係経て今春から交際」とあり、ジャニーズファンやマスコミ関係者の失笑を買った。

 というのも、11年12月に宮崎が元夫・高岡奏輔と離婚した際に、すでに岡田との“不倫”が取りざたされていた。それがなぜか「今春から交際」。写真を撮ったもののジャニーズ事務所の意向で、せめて不倫とならないよう交際開始の時期をずらして書いたものと言われている。その結果「不倫がいつの間にか純愛として報じられる」という“歴史修正主義”まで発動。ジャニーズならではの珍報道であった。

★6位 松潤の結婚問題、ニノは元カノ・長澤と、大野の彼女がSNSで…嵐に恋愛スキャンダルが続発

 今年は9月に、震災復興を兼ねたコンサート『ARASHI BLAST in Miyagi』を開催し、計20万人を動員した嵐。アイドルとしては今年も絶好調だったが、女性スキャンダルの当たり年でもあった。

 松本潤は、かつてから交際がウワサされている女優・井上真央との電撃結婚が幾度となく報じられ、この年末年始に2人の動向に目を光らせるマスコミ関係者も多い。

 かつての恋に慌てふためいたのが、二宮和也。6月11日に放送された『VS嵐』には、元恋人である女優・長澤まさみが登場し、ファン注目の“共演”となった。オンタイムで見ていたファンは「ニノ、目が泳ぎ過ぎ」「いつもより大人しい」と判定。番組では通常、嵐メンバーとゲストの共演歴について話すことが多いが、二宮と長澤の共演については触れられることなく、なんとも不自然な放送回だった。

 一方、大スキャンダルとなったのは、大野智。9月発売の「フライデー」(講談社)には、10歳年下の元女優と岩盤浴に行った際の写真などが掲載された。しかし事態はこれにとどまらず、ファンが元女優の正体や、彼女のSNSのアカウントを特定。そこから発掘された写真には、大野の手足や後ろ姿が映っており、国民的アイドルのわきの甘さにファンも落胆。また、大野が個展で販売したTシャツに描かれたパグが、彼女の愛犬をモデルにしたという疑惑が持ち上がると、ネット上は騒然。大野は『ARASHI BLAST in Miyagi』の初日、震える声で、「写真に載っていた方は友人の1人。同棲という事実は一切なく、お付き合いもしてません」「誤解を生む行動をとってしまったことを反省してまして、もう会うことも一切ございません」と謝罪した。

 まるで犯罪でも犯したかのような大仰な大野の謝罪。直前にはジャニーさんの“結婚解禁発言”が話題になっていたが、それは建前で嵐はやはりまだ当分恋愛も結婚も御法度なのが思い知らされた一件だった。


 ……と、一気に紹介してきた、ジャニーズ事件簿10位〜6位。これだけでも、かなり濃い内容で、たぶん、テレビしか見ない人にとっては「そんなスキャンダルがあったのか」と愕然としたと思うが、後半はもっとすごい! あの超人気アイドルの不仲、ジャニーズ女帝の恐怖の行動まで、全部暴露するので、乞うご期待!
(編集部)

最終更新:2016.01.01 07:34

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