米倉涼子の離婚報道は上戸彩の妊娠のせい? ビジネスのために離婚に追い込む事務所の手口

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離婚騒動の米倉涼子とご懐妊の上戸彩、背景にはオスカープロの思惑が…?


 4月12日、上戸彩が夫HIROとの第一子を妊娠したことを事務所が発表した。12年9月に結婚した2人だが、それから2年半、待望の赤ちゃんに恵まれHIROもまた喜びのコメントを発表するなど周囲はおめでたムード一色だ。

 しかし、そんななか、この上戸のおめでたが、ある大物女優の離婚騒動につながった、という見方がある。その大物女優とは、事務所の先輩でもある米倉涼子。米倉は昨年12月、リクルートから会社経営者に転じた2歳年下の男性Aと電撃結婚したばかりだが、それからわずか2カ月ほどたった今年2月、突如として夫婦の危機がマスコミを騒がせ始めた。それが上戸の妊娠に関係しているというのである。いったいどういうことか。

 まず、米倉離婚報道の流れをおさらいしてみよう。最初に米倉夫妻の不仲を報じたのは「女性自身」(光文社)3月10日号だった。それによれば夫のAは連日のように深夜まで飲み歩き、米倉が待つ自宅へ帰るのはいつも午前様で、40歳までに子どもを作りたいと切望する米倉と物理的に、そして精神的にすれ違っているというものだった。

 そして3月31日、今度は「スポーツニッポン」が米倉夫妻は既に別居状態で離婚の可能性も浮上していると一面トップで伝えたことで、他マスコミも一斉に米倉の離婚危機を報じていった。さらに4月7日発売の「女性自身」4月21日号では「米倉涼子『“子作り”よりカネ!』新婚夫選んだ別居生活」と題し、Aがリクルートから一大プロジェクトを受注したことで大阪に住まいを移し、米倉との子作りよりカネと仕事を優先して没頭していることを報道。

さらに4月9日発売の「週刊文春」(文藝春秋)4月16日号では、米倉が既に離婚を決意し本格的離婚協議が始まること、その原因が夫の洗脳とも思える拘束やモラハラ、そして時に首を締めるなどの暴力さえあったことなどを報じている。

 次々と明らかになる米倉の破局情報。だが、この陰には米倉、上戸の所属するオスカープロモーションの思惑、情報操作が存在したようだ。

「最初の『女性自身』の“すれ違い”報道は、編集長自ら米倉本人が愚痴っていたのをキャッチして、記事にしたものだった。ところが、それ以降の『スポニチ』、2回目の『女性自身』、『文春』の報道はどうもすべてオスカーが情報源のようなんです。その証拠に、流された情報はすべて、夫のネガティブ情報のみ。米倉は被害者という一方的な扱いになっている」(週刊誌関係者)

 では、オスカーはなぜ、こんなリークをしたのか。実はオスカーはもともと米倉を別れさせたがっていたのだという。

「米倉が結婚したのは、昨年12月に『週刊文春』がAの1年半に渡る同棲生活をスクープした翌日のことでした。まさに電撃で事務所サイドもきちんと把握しきれていなかったと言われています。しかも米倉は結婚を機に子作りを切望し、仕事をセーブするようになった。しかし、米倉はオスカーにとって稼ぎ頭の看板女優。事務所は表立っては言えませんが、本音としては妊娠には反対で、米倉が仕事をセーブしたことに頭を抱えていた」

 そんなところに、米倉夫婦が不仲におちいった。といっても、当初は大きな夫婦喧嘩の延長で、実際、離婚までは考えてなかったようだ。ところが、このタイミングで、オスカーのもう1枚の看板である上戸の妊娠が発覚する。

「オスカーは3月の時点ですでに上戸の妊娠を把握していたようです。上戸が妊娠したことで、ますます米倉に妊娠なんてさせられない、ということになったのでしょう。稼ぎ頭ナンバーワンとナンバーツーが同時にいなくなってしまうわけですから。それで、米倉夫婦がぎくしゃくし始めたのをきっかけに、オスカーは、マスコミに米倉夫妻の不仲、そして離婚危機を盛んにリーク。2人を別れる方向に情報を誘導し始めたというわけです」(前同)

 夫のネガティブキャンペーンをはっているのはもちろん、離婚になった場合、米倉に同情が集まり、仕事にマイナスにならないという計算だろう。

 一方のタレントのおめでたが、別のタレントの離婚に拍車をかけるというのは、なんともグロテスクな内幕だが、実は、こうした大物女性タレントの恋愛や結婚を所属事務所が妨害するために、情報をリークすることは今回に限った話では決してない。

 昨年、中山美穂が辻仁成と離婚する際、中山の所属事務所の親会社でもあるバーニングが「中性化した辻が原因」などと辻の責任を全面に押し出すキャンペーンを張ったことは記憶に新しい。また、同じく小泉今日子が永瀬正敏と結婚・離婚した際も同様の情報戦略が取られたし、内田有紀と吉岡秀隆も、結婚を機に内田が引退を示唆したため、吉岡のマイナス情報リークが苛烈を極めた。

 つい最近、離婚したスザンヌの場合も、夫の元ソフトバンク投手の斉藤和巳の子ども嫌いや浮気、元妻との離婚の時も一方的に離婚を言い渡したなどのネガティブ情報が報道されたが、これもケイダッシュのリークの可能性が高い。

 ある大手プロのマネージャーがその手口を明かす。

「別れさせるといいますが、火のないところに煙を立てるようなことはしませんよ。二人の仲がいいときに事務所がそういうリークをすると、結びつきが深まって逆効果になる。ただ、二人の間に実際に隙間風が吹き始めたら、それはまあ……。マスコミに相手のマイナス情報を書かせれば、タレントの側はやっぱりそんな人間だったのかと不信感を持ち始めるし、相手は事務所と一体になって俺を攻撃し始めたと疑心暗鬼になりますから。最後に残っていた信頼関係が断ち切られて、引き返せないところまでいってしまうというのはあるかもしれない」

 おそらく、今回の米倉の離婚報道もしかり、だろう。そして今後、上戸の妊娠が重なったことで報道はさらにヒートアップし、また夫が必要以上に悪者に仕立てられていくはずだ。
 
 結婚、離婚、出産といった人生の大切な節目までが、ビジネス上の思惑でいとも簡単に操作されてしまう──。こうして見ると、芸能人は事務所にとって人間じゃなく、ただの商品としてしか扱われていないことが本当によくわかるというものだ。
(時田章広)

最終更新:2017.12.23 06:59

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