進次郎よりひどい、安倍首相はクルーズ船乗客に死者が出た日も鉄板焼き店で“宴会”! 金美齢、極右取り巻き議員と

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乗客が死んでも自民党・武見元厚労副大臣は「オペレーションの目的には成功した!」

 既報に詳しいが(https://lite-ra.com/2020/02/post-5268.html)、この日、亡くなった2名は高齢者であり持病や発熱という症状が出ていたにもかかわらず、検査および入院措置がとられたのは政府の留め置き開始から約1週間後のことだった。つまり、的確かつ迅速な対応をとらなかった政府による“過失致死”と言ってもいい人災の犠牲者だ。だが、対応の陣頭指揮をとる張本人が、犠牲者を出してしまった夜に、自分の極右支援者とネトウヨ議員たちと和気あいあいとテーブルを囲んでいたというのである。

 安倍首相といえば、昨年11月、「桜を見る会」問題が噴出して私物化していると批判が高まっていた最中に、新宿の高級フランス料理店「オテル・ドゥ・ミクニ」で、やはり金美齢のほか百田尚樹や櫻井よしこ、有本香、作曲家のすぎやまこういちらという面子と楽しく会食をおこなっていた。つまり、安倍首相は自分への批判が高まると、真正面からその批判を受け止めるでもなく、極右友だちたちの輪のなかに逃げ込んで慰撫してもらおうとするのだ。

 だが、繰り返すが、この日は自分の失策によって2名の死亡者を出してしまった、その夜だ。どうしてこのような無神経な行動に出られるのかと信じられないが、ようするに安倍首相はいまだに自分の失敗を失敗だと認めず、「自分には関係ない」と考えているのだろう。

 これは国民にとって恐ろしいことだが、しかし、もっと恐ろしいのは、こうした安倍首相の失敗を失敗と認めない態度が、安倍政権全体に広がっていることだ。

 たとえば、自民党の武見敬三・元厚労副大臣は、やはり2名が亡くなった20日夜、こんなツイートをおこなった。

〈クルーズ船内の感染予防が不十分だったのではないかとの疑問が出されている。今回のオペレーションの最優先の目的は3700名の乗客乗員の中に何名いるかわからぬ保菌者が入国し国内で感染が広がることを阻止する事だ。これには成功した!〉

 驚愕せざるを得ないが、死亡者を出してしまったというのに「留め置き措置によって国内感染拡大を阻止することに成功した!」と元厚労副大臣が胸を張っているのである。これでは「国内感染を防ぐには死者を出しても致し方ない」と言わんばかりではないか。

 厚労大臣副大臣まで務めた政治家が、人命を守れずに、挙げ句「犠牲者が出るのは仕方がない」というような主張をするなんて、ふざけるのもいい加減にしろという話だ。だいたい、「国内感染拡大阻止に成功した」と言うが、乗客・乗員に感染が広がったのはもちろん、厚労省や内閣官房の官僚だけでなく、船内での医療従事者や公務員にも感染者が出るなど、感染を拡大させてしまったではないか。

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