立川志らくと八代弁護士が桜田前五輪相の“3人産め”暴言を擁護!「そこまでひどいことを言ったのかな」「よくあること」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷
sakurada_01_20190213.png
桜田義孝公式ホームページより


 呆れて開いた口が塞がらない。今年4月、「復興以上に大事なのは議員」と発言して五輪担当大臣を辞任した自民党の桜田義孝議員が、昨日おこなわれた猪口邦子・元少子化担当相のパーティでまたも暴言を吐いたからだ。

 桜田前五輪相は少子化問題について「結婚しなくていいという女の人が増えている」と言うと、こうつづけた。

「お子さん、お孫さんには子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」

 先日お伝えしたように、自民党は参院選を控えて“失言防止マニュアル”を作成・配布したというが、その矢先にコレである。というか、少子化問題に絡めた「女は子どもを産め」という暴言を、自民党議員は何回繰り返せば気が済むのか。

 しかも、この言語道断の暴言を擁護する者まで現れた。落語家の立川志らくが、本日放送の『ひるおび!』(TBS)でこんなことを言い出したのだ。

「そんなに悪意は多分ないと思うんですよ。親戚のおじさんかなんかが飲んでいるときに『お前、3人ぐらい産みなさいよ』ってこれよくあることですよ。とくに昭和の時代なんかはそういうの普通に映画のなかでもあるじゃないですか」

 いや、「3人ぐらい産め」と言うことに「悪意」がないと捉えていること自体が問題なのであって、そういった日本社会に蔓延る「女性は子どもを産んで当然」という圧力に多くの人たちが苦しんでいる現実がある。

 そもそも、すべての人には、子どもを産むことも、いつ産むのか、何人産むのか、そして産まないという選択をするリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/権利)がある。「子どもを産め」と女性に押し付けることは、明白な人権侵害行為なのだ。

 また、そうした旧態依然とした価値観を、志らくは「昭和の時代はそういうの普通に映画のなかでもある」台詞だからと振りかざして擁護するが、セクハラ擁護などと同じく男尊女卑が当たり前で女性が虐げられ我慢させられていた時代と比べることになんの意味もない。しかもそれらの物語は、果たしてその価値観を肯定的に描いていたのだろうか。「子どもを産め」という台詞のなかに女にかかる社会的圧力を表現している場合も多分にあるはずだが、そうした文脈も志らくは無視してはいないか。

 また、志らくはつづけて「いまの時代は、政治家ならば『3人の子どもを産んでも普通にちゃんと生活できるような社会をつくります』って言っときゃあね、何の問題もない」などとも述べたが、政治家が「言う」だけの口だけでいいはずがない。事実、安倍自民党は消費増税を筆頭に「普通の生活」を切り崩すような政策を打っているのが現状ではないか。

 志らくだけではない。八代英輝弁護士も「そこまでひどいことを言ったのかなっていうのはわからなくて」「産める方は、産める条件・環境にある方は、っていうのが大前提だと思いますけど」「それを全部断って言えば問題ないのか。それ自体、口にすること自体がはばかられるような社会にしちゃうとなんか気持ち悪いな」と、女性のリプラダクティブ・ライツを無視してむしろ批判することのほうがおかしいくらいの口ぶりだった。

「産める条件・環境」にあっても産むか産まないかは個人の自由なのに、「産んでと言えない社会は気持ち悪い」とは……。とにかく、桜田前五輪担当相の最悪の暴言を、志らくも八代弁護士もよくもまあ擁護できたものだと思うが、こうやってこの社会から「女は子どもを産め」という圧力がなくならないのは、政権与党の政治家たちが同様の暴言を連発しすぎて慣らされているせいもあるはずだ。

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

新着芸能・エンタメスキャンダルビジネス社会カルチャーくらし

立川志らくと八代弁護士が桜田前五輪相の“3人産め”暴言を擁護!「そこまでひどいことを言ったのかな」「よくあること」のページです。LITERA政治マスコミジャーナリズムオピニオン社会問題芸能(エンタメ)スキャンダルカルチャーなど社会で話題のニュースを本や雑誌から掘り起こすサイトです。ひるおび!少子化問題桜田義孝立川志らく編集部自民党の記事ならリテラへ。

人気記事ランキング

総合
ツイート数
1 「五輪子ども動員」強行のために東京都が“キャンセル案内文書”を隠蔽!
2 “G7でぼっち”菅首相フォローのため甘利明やFNNが妄想ストーリー
3 五輪の有観客開催強行のため菅首相が会見で空疎な嘘を連発!
4 組織委が五輪取材の海外メディアに「隔離0日」になる“抜け穴”例文を提示!
5 G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
6 吉本芸人「ほんこん」のサムすぎるネトウヨぶり!
7 国会延長拒否の菅政権が「土地規制法案」だけ強行採決へ!その危険な中身
8 葵つかさが「松潤とは終わった」と
9 JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
10 東京五輪のディレクター人件費は1日42万円 パソナの募集は1万2000円
11 吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
12 櫻井よしこ、西岡力、文春…朝日・慰安婦報道叩きのデタラメが次々露呈
13 平井卓也のヤクザ並み恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 
14 「大阪の自宅死が全国最多」でも吉村知事を追及できないマスコミ 朝日も…
15 植村隆の名誉毀損裁判で不当判決!櫻井よしこの捏造を無視
16 五輪組織委の現役職員が異常な人件費と中抜きの実情を告発!
17 小倉優香の番組中「辞めさせてください」の本当の理由は番組のセクハラ
18 五輪映画監督の河瀨直美が露骨な五輪礼賛発言、反対の声を八つ当たり扱い!
19 高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情
20 代々木公園で木々を剪定し東京五輪のパブリックビューイング会場 電通が落札
1JOC経理部長の飛び込み自殺で囁かれる「五輪招致買収」との関係,
2五輪組織委の現役職員が異常な人件費と中抜きの実情を告発!
3炎上、竹中平蔵がYouTubeで「一部の既得権者が利益」とおまゆう発言
4「大阪の自宅死が全国最多」でも吉村知事を追及できないマスコミ 朝日も…
5変異株クラスター発生のなか…政府は病床使用率の変更
6組織委が五輪取材の海外メディアに「隔離0日」になる“抜け穴”例文を提示!
7「五輪子ども動員」強行のために東京都が“キャンセル案内文書”を隠蔽!
8G7で“借りてきたネコ”状態の菅首相をヨイショするためNHKがフェイク!
9平井卓也のヤクザ並み恫喝はオリパラアプリのデタラメ発注をごまかすため! 
10国会延長拒否の菅政権が「土地規制法案」だけ強行採決へ!その危険な中身
11吉村知事の大阪府は「時短協力金」支給も大幅遅れでダントツ最下位! 
12高須院長が田中事務局長と鈴木宗男に超法規的なリコール期限延長を陳情
13五輪の有観客開催強行のため菅首相が会見で空疎な嘘を連発!
14“G7でぼっち”菅首相フォローのため甘利明やFNNが妄想ストーリー
マガジン9

人気連載

アベを倒したい!

アベを倒したい!

室井佑月

ブラ弁は見た!

ブラ弁は見た!

ブラック企業被害対策弁護団

ニッポン抑圧と腐敗の現場

ニッポン抑圧と腐敗の現場

横田 一

メディア定点観測

メディア定点観測

編集部

ネット右翼の15年

ネット右翼の15年

野間易通

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

左巻き書店の「いまこそ左翼入門」

赤井 歪

政治からテレビを守れ!

政治からテレビを守れ!

水島宏明

「売れてる本」の取扱説明書

「売れてる本」の取扱説明書

武田砂鉄