ウーマン村本「テレビは真実を伝えてない」に宇賀なつみアナが涙浮かべ同意、一方、羽鳥慎一は黒い本性全開で全否定

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宇賀なつみの「報道に憧れたけど現実は違った」発言に羽鳥が怒って詰問

 玉川からVTRの感想を訊かれた羽鳥慎一は、見たこともない非常に不愉快そうな表情で、このように吐き捨てたのだ。

「僕は違うと思います。広めるために炎上させるのはダメだと思いますね」

 また、玉川は村本の語った「(いまのテレビは)不安を解消するための道具で、真実を伝えるための道具じゃない」という言葉が刺さったと語り、テレビが安心させるための道具になっているという村本の指摘に対する感想を求めると、羽鳥はそれにもこのように答えた。

「それじゃダメなんですか?」

 いまのテレビは伝えるべきことをきちんと伝えていない──玉川が抱えるこの危機感を羽鳥はまったく共有していていないことが浮き彫りになるやり取りだったが、続けて質問を振られた宇賀アナは違った。彼女は目を潤ませ、言葉に詰まりながら、こんな思いを吐露したのだ。

「安心させるというか、娯楽として面白いもの楽しいものをつくる、伝えるというのも役割としては大切だと思いますけど、やっぱり、報道という世界に憧れて入ってきた自分は、『うーん、ちょっと現実は違ったな』と思って、情けなかったり悔しかったりすることは確かにありますね」

 これに対し、羽鳥はキツい声色で「どこが違うの? 嘘言ってるの? テレビは。言ってないでしょ」と責め立てる。宇賀アナは脅しに近い羽鳥の態度にも負けず「嘘は言ってないです。嘘はつけないから」と言葉を絞り出し、スタジオはまるで放送事故のようになった。

 普段は温厚な羽鳥の剣幕で緊迫した状況に、いつもは引っ掻き回し役の玉川が、宇賀アナをフォローしながら、このように話をまとめる。

「僕もよく思うんだけど、嘘は言ってない。ここは間違ってないんだけど、それでしかない。っていうふうなことを僕もやっていて感じることが多いんですよね」

 玉川のこの言葉は、現在のテレビにおける言論状況を象徴するような言葉だ。確かに嘘は言っていないかもしれない。しかし現在のテレビはそもそも、沖縄の問題にせよ、原発の問題にせよ、統計不正の問題にせよ、シリアの問題にせよ、国民が知るべき話題を放送することさえしていないからだ。

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